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コミックスの感想

マガジンビーボーイ連載・【夜のページ】/嶋二/電子書籍の感想

2016年4月22日

やっと読めました!嶋二さんの新刊【夜のページ】親子で三角関係!?!?なストーリーでしたね

マガジンビーボーイで連載してました【夜のページ】。紙書籍では電子より一足早く発売されて
いましたね。私は電子で読みました。
こちらも雑誌連載中から読んでいたのでストーリーは知っていますがやはり通して読むと違いますね。
雑誌連載中はそれはそれでドキドキがあって楽しいですが(n*´ω`*n)

今回の嶋二さんの作品は、キーは親子・義兄弟・三角関係ってな感じでしょうか?
でもでも私はうれしかったです。かずくん出てました~(n*´ω`*n)
かずくんは「みずいろの町まで」に出てたかずくんです!

こちらもうまくいっているようで萌えました(o^―^o)

 ◆夜のページ(Renta!)

 

 ◆ 嶋二  /リブレ出版 /2016/4/9

 

 

 ◆絵柄 ★★★☆☆
 ◆ストーリー ★★★☆☆
 ◆エロ ★★☆☆☆
 ◆満足度 ★★★~★★★★☆

 

内容紹介

「丹羽くん、僕のことずっと見てるよね?」
憧れの小説家はとんでもない色気の持ち主でした――。

生活力ゼロの小説家・一の手伝いをするうちに、
少しずつ母性本能(?)のようなものが芽生え始めた
大学生の出版社アルバイト・興充。
食事を作ったり、掃除をしたりと、身の回りの面倒を
見るようになっていたが、
ある日、一が持つ“危うさ"に気がついてしまい――?

ブラコン義弟×こじらせ義兄の兄弟愛も同時収録!
描き下ろしは興充×一のいちゃエロ後日談v

興充と一のストーリーかと思いきや、二葉のストーリーだった気がする・・・。

ではでは以下感想を!ネタバレ含む感想になりますのでご注意を。

【夜のページ】のみどころ

ちょっと今回はなんていうか・・・いろいろと難しいです(;´・ω・)
親子と興充、義兄弟でBLが関係してくるのでいやだなぁ~と思う人も中にはいるかも。
私的には義兄弟萌えありますので全然楽しめましたが☆

あとは、二葉に感情移入しちゃった人には興充とはじめカプは嫌になっちゃうかもそしれない。
というかはじめより興充がね。。。なんなんだよぅ~・・・と。

二葉と関係がなかったらもっと純粋に応援できたのかもしれないけれどね。
でもどちらかというと私は、由良が超絶好きなのでこれでよかったです(n*´ω`*n)

なんとなく二葉の切なさが全面に出てたかなぁと思うのですが、もっとバランスよく
はじめの感情も出てたらもっと違う見方ができたのかもしれないなぁと思ったりもします。

みどころ的には、興充の憧れの作家が「はじめ」で接しているうちにそれが憧れから
「恋」に変わっていきます。はじめもまた、興充の視線を意識しながら次第に惹かれていく。
2人はその後結ばれるのですが、ここで問題が出てくるのですよね。

興充は高校からの同級生・二葉と関係をもっていました。
二葉はゲイで節操なしという設定でしたが、実は二葉は興充のことが好きだっという。
興充は二葉に対してそういった感情は一切なかったようですが(;´・ω・)

そして、その二葉と一がじつは親子だったんです・・・・・・・・・・・・・・。
ここからが二葉がね・・・つらい展開です。興充はこの親子に挟まれ、はじめは興充が二葉を取るか悩み(?)
二葉は自分の好きな人がまさか父親と関係があったということで荒れ・・・。

でもここで二葉の気持ちを救う人物が。それが幼いころから二葉に密かに思いを寄せる義弟の由良。
由良の一途さがなんというかこのストーリーでは救いだったかも。

最後は興充×はじめ、由良×二葉で落ち着きます。
この関係は誰に重点を置くか、感情移入するかでストーリーの好き嫌いが分かれちゃうなぁと
思いますが、こじれ感を楽しめる人には楽しいストーリーだと思います。

興充とはじめ

私は、この2人はひそかに応援してた派でしたのでよかったです。
途中までもしかしたら・・・興充×二葉で落ち着いちゃうんじゃないの?な不安が
あったのですが由良登場でほっとしました。

もともと興充ははじめのファンだったのですよね。
はじめの作品に魅了されものずごく好きな作家さんでしたが、本人に会ってみると
これまた何もできない人だったのですよね・・・。

そのギャップに最初は戸惑いもあったのですが、一緒にいるうちに想いは募っていきます。
また一の方も、興充の視線が気になりその意図を知りたいと思うようになるのですが
「人の気持ちがわからない」という鈍感さもあり、なかなか自分なりの答えがでなかったんですよね。

興充を一線と越え、興充の気持ちがわかるかと思いきやまたわからなくなるはじめ。
興充はというと、はじめと関係を持ったことでより気持ちを確かなものにしていました。
そして二葉との関係を清算しようとするのですが(はじめと二葉が親子だと知ってしまったので)。。。

いったんはじめと興充はうまくいったかと思ったのですが、これまた二葉と興充が関係があったと
知ったはじめ。はじめと興充が関係があったと知った二葉。。。
こじれまくりです(笑)
あ~余談ですけど、電子の最後の方で最初は興充・はじめ・二葉の3Pを考えてたと先生が(;´・ω・)
ぎゃ~それやめて・・・・。と思いました。なくてよかった・・・。

そうなったら興充応援できなくなっちゃうし、私の苦手な作品になっちゃう。よかったならなくて。

ゴッタゴタになった3人ですが、ここではじめは身を引こうとしてたのかもしれませんね。
ですが自分でも気が付くのですヨ。
自分には興充が必要だと。人の気持ちがわからない、なんでも受け入れる、そうやって
今まで来たはじめが「自分には興充が必要だ」と感じそして二葉に伝えに行くのですよね・・・。

まぁ・・・ここは「人の気持ちがわからない」という鈍感さが救いだったかも。
なかなか・・・自分の息子に伝えには行けないよね(;´・ω・)
でもはじめと二葉がキチンと向き合えたことで進むことができたのかなと!

興充と二葉

う~んここは矢印が片方からだけだったので辛かった。。。
二葉がちょっと切ないなぁ。興充は二葉のことを「ゲイで男に節操がない」というけれど・・・
十分好きじゃない二葉を抱けるなんて興充も節操ないぜぃと思ったヨわたくし。

二葉はただただ興充が好きで絡んできてただけだと知ってなんか切ないし。
高校のときに「カミングアウトした」というのも興充が好きだったからなのかなと。

まぁ「節操なし」や由良の「男たらし」のセリフから二葉はそれなりに遊んでるようですけどね。

興充がはじめのことを本気で好きになりその関係が崩れるのですが、
相談したはじめがまた興充が本気で好きになった人だと知ってしまってほんと二葉には
辛い展開が続いたょ・・・。

結局・・・二葉ってはじめのこともすごく好きなのですよね(´;ω;`)
あ~でもでもほんと興充がとことんゲス野郎にならずにはじめと一線を越えてからは
はじめオンリーだったのが救いです。。。。

由良と二葉

二葉が立ち直れたのは由良の存在が大きい。
由良は二葉のことを密かに思い続けていてね。。。興充と二葉が寝ているのも知ってるし
最初ななんかあきらめてたっぽいけど、二葉の失恋がここの関係を動かすきっかけに。

さすがの二葉も最初は拒否しますけどね・・・結局は興充が好きな相手がはじめだと知り
自暴自棄な感じになって由良にちょっかいかけちゃうんです。

由良はね・・・落ち込んでる二葉を優しくぎゅ~ってしたりしてね(´;ω;`)
二葉もダメだダメだと思いながら由良の勢いに押されて受け入れちゃいます。

最初は身体だけ受け入れた形。二葉の心の傷はそんなことでは癒されないくらい
深かったのでしょうね。でも由良を受け入れたことがちょっと二葉の気持ちを変えていったのだろうなと思います。

由良のめっちゃ一途な気持ちがちょっとずつ二葉に伝わっていってたと。
一緒にお風呂に入ってるシーンはかわいかったですね(n*´ω`*n)

なんで 兄貴なんだろう どうして 兄貴なんかじゃなけりゃ

ここの心情はなんか由良の気持ちがすごく伝わってきてちょっと切なくなりました。
由良自身もいろいろと葛藤していたのだなぁと。

きっとね、今まで二葉が連れてくる男の人とか、その人と寝ているところとか全部知ってて
由良は受け入れてきたのですよね。

でも一旦そういう関係になったらもう止まらない!!!
でも義兄弟というのもこの2人にはついてくるわけです。それでも二葉との関係を望んでしまう。
やっと手の届くところに二葉が来て抑えきれない気持ちが伝わってきました。

俺は兄貴がいたらいいや

二葉もこれだけ必要とされているからね立ち直るのも時間の問題かな。
結局踏ん切りがついたのは由良の存在とはじめとの向き合いだったわけですが
ここは由良の存在が大きくなって立ち直って二葉からはじめに会いに行ってほしかったなぁ。

二葉がその後に由良に「お前のこと好きじゃないよ?」と言いながらでも自分以外のところに行ったら
すごく怒るって言うんですよね。
こんな頓珍漢なこと言ってても由良ってば「もっと甘えてくれていいのに」って優しくいうんです(´;ω;`)
そしてこの後の「お兄ちゃん」はよかった・・・。

ずっと「兄貴」だったんですけどね、ここは二葉の気持ちを汲み取って「お兄ちゃん」になってるんですよね。
由良・・・可愛すぎ!いい子すぎ!!!

そして最後の最後、由良からの「好きだよ」はよかったよぉ!!!!!!!
態度やセリフの言い回しで由良が二葉に気持ちがあるのだなというのは
伝わると思うんですがちゃんと「好き」というのを口にしたのはここが初めてでしたよね。

たぶん、二葉の方も由良の気持ちにちょっとずつ触れて自分の気持ちが動いてたと思うんです。
最後の方の「兄弟としては好き」「一緒にいたらずっと甘えちゃう」「ずるくない?」というのも
自分に言い聞かせてる感じが私にはしました。
それで由良の気持ちを探ってるような???

二葉にとったら自分のことをここまで好きでいてくれる子の存在はすごく大きいと思います。

やっぱりこのコミックスが面白いと思うのは由良がいるからだ。。。うん。
この一途さに救われた感じがある(笑)

最後の描き下ろしは、、、はじめと興充でした・・・
なんか由良と二葉にキュンとした後だったので、二葉・由良でもっと読みたかったなぁ(〃´∪`〃)ゞ

二葉と由良はこれからかなぁ~ってあとがきで書かれてましたけどまた続編とかあるのかな?
同人誌でかなぁ?・・・できれは商業で読みたいな。

嶋二さんは作家買いです。キュンもの描けたりこじれものあったり幅広いですよね。

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スノウ

スノウ

漫画全般好きですが、BL漫画にハマり今ではほぼこのジャンルしか読んでいません。一途もの、年の差、スパダリ攻、ワンコ受、ツンデレ受大好きです。最近はオメガバースもお気に入り。

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