1/365の恋人から2作目のBLコミックスでしょうか。楽しみにしてました!


たつもとみおさんの絵柄が好きで、次の作品早くでないかなぁと楽しみにしていました。とにかくお名前を見つけてぽちり。こ・・・これはかなりワタクシにとってはツボな作品でした。でも残念ながら・・・

これ1冊で完結するストーリーではなかったです(;´・ω・)

これはきっとまとめて読んだ方がいい作品だと思います。まだまだ気持ちが通じ合っているわけではなさそうな展開。

コミックス情報&電子書籍情報


日の当たらない場所  注:続きものです
たつもとみお/KADOKAWA/メディアファクトリー(2016/08/17)

4 満足度



コミックスの評価・設定&テイスト


評価項目評価・★
絵柄★★★★★
ストーリー★★★★☆
エロ★★☆☆☆
独自性★★★★☆


同級生 小さな島が舞台

再会 村おこし 紫外線アレルギー 切ない 父親との摩擦 2巻に期待 絵柄最高

感想は以下より。ネタバレ含みますのでご注意ください。

故郷の島を出て15年。ベンチャー企業を立ち上げた寛也の元に、一本の電話が入る。
それは、忘れたくても忘れられない、初恋の男の声だった。
押し殺していた二人の思いがぶつかりあうエロティックストーリー!



このコミックスのGoodポイント&好きなところ


絵柄


たつもとみおさんは少女コミックスもTLも描かれていますから絵柄はすごくお上手ですね。安定していてすごく読みやすいです。コマ見せやセリフまわし、モノローグの入れ方、とても自然でスラスラと読んでしまいます。
拓斗がわりと小綺麗すぎるかな?というのはありますがこれはワタクシの偏見ですよね(笑)←もっとワイルドだろうという・・・。

ストーリー設定


そして今回のストーリーは設定がちょっと変わっていましたね。
紫外線アレルギ―の男の子。これはどのように生かされていくのかな?と思っていましたが、漁師になることができなかったけれど違うところで町の復興に関わったり、相手である拓斗を魅了するための白い肌演出のためなのかな?と。。。

ストーリーは大人の寛也が昔を思い出すところからスタートします。そこで思い出されるある男の子、これが「拓斗」ですね。そして思い出しているところである1本の電話が。聞き覚えのある声・・・もちろんですが「拓斗」でした。

その電話を受け取り、10年以上たった今なら「あの頃」と違う形でかかわる事が出来るだろうか?今の自分には何ができるだろうか?と思い依頼を受ける寛也。こういうところも発展があっていいですね。幼かった時には気づけなかったところ、力になれなかったこも大人になった「今」なら何かできるのではないか?というのがね、、、こういうストーリー展開は前向きですごく好きです。

ただ今回はこの2人だけのストーリーにとどまらず、町おこし的なものも入ってきますから父親との確執、田舎ならではの「よそ者を~」の展開色々混ざり合ってきます。この2人はなんとなくすんなりとはくっつかない。。。色々邪魔が入るだろうなぁとここでちょっと思ってしまいました。

2人の秘密の場所


過去の寛也の作業場がまだ残っているというのはすごく良かったですね。この作業場は、2人でこっそり会っていたというより良く拓斗が寛也に会いに来た場所でもあります。それが大人になって再会した時には「待ってた」と拓斗が言ってたのも何だかキュンとなったりしました。寛也は島から出て行ったのですが、この15年ものあいだ拓斗はどんな気持ちで島に残っていたのかなぁ・・・と。会えばまた惹かれあう2人が大人になって立場もあって思うようにいかないのがちょっともどかしかったりしました。

拓斗目線のストーリー


この1冊には寛也目線、拓斗目線のストーリーがしっかりと入っています。拓斗目線のストーリーがあるだけで本当にこのコミックスの面白さが変わってくるなぁと。拓斗自身もちょっとした心の傷があって「性」に対する嫌悪がちょっとある感じですよね。そんな風には思えなかったのでこのストーリーを読んでビックリしました。

拓斗のなんだか逃げ場のないような感情が読み取れて、ちょっとしんみりとしてしまいました(´;ω;`)そして島をどうにかしたい、でも何かやろうと思えば「島側の人間があっちの言いなりになるな」などと言われてしまう始末。市でさえも「あっちの」と言っちゃう感じが「離島」という感じをよく表しているなぁと思いました。

どうにかしたいと拓斗はPCを開き、調べたどり着いた会社がなんと寛也のところだったんですね。同じ名前を見つけ同姓同名?もしかして・・・という思いで電話をかけたのです。これが最初の方の寛也が電話を受け取るところとリンクするんですね。
あの時,寛也も声で気が付いていましたが、拓斗もまた声で「寛也」という事が分かったようでした。

再会した時にはそんな素振りみせなかったけど、わかってたのかぁ・・・・と(;´・ω・)

拓斗の中にはおそらくですが「一緒にいて欲しい」という願望があるのかなぁと思うんですよね。島を離れる事など自分はできないから寛也に帰ってきてほしいのかもしれませんね。だからこそ自分のいう事を聞かせたいという衝動に駆られてしまったのかなと。。。寛也もきっと島で孤独を味わってきたのでしょうが、拓斗もまた家族もいなくて自分だけで協会を切り盛りしてて違う意味で孤独だったのでしょうね。だからこそ、寛也が帰ってきて島の事をあれこれ考えながらPCに向かっている姿を抱きしめずにはいられなかっただと思うとキュンとしてしまいました。

(甘える子供のようで・・・)と寛也が拓斗に対して思っているのですが、今まで甘えたくても甘えられなかったのだろなぁと・・・。こういう場面はちょっと切なくなってしまいますね。

BLだけではなく島がどのように活気づいていくかも楽しみ


このストーリーは拓斗と寛也のLOVEに関してもドキドキしながら見守っていかなきゃいけませんが、拓斗と寛也が力を合わせて活気づけようとしている町の今後もすごく楽しみです。きっと集客につながる目玉イベントが考えられてくるのでしょうね。なんでしょうね~。。。

船で行けるあの小島が使われるのでしょうが、ここで何がされるのかこれからちょっと楽しみにしてみたいと思います♪

ズシリときた言葉


このコミックスを読んでてズシリときたセリフがあるんですよね。
調査の為に、小島に船で行った寛也。それを島の子供たちが見てて付いていくんです。ここの島は潮の満ち引きで通れたり、通れなかったりするようですね。そして・・・子供たちは寛也を悪者だと思っているので停めてあるボートを流してしまうんです。。。
それを知った拓斗と大人たちは「どうしてそんなことをしたんだ?」と子供たちに言うんですね。

すると、「だってあいつ悪やつだって父さんいってたじゃんか!だからやっつけてやろうと・・・」と子供の一人が言います。これに対して拓斗が「自分たちの話す身勝手な悪口が 子供たちにこんな事をさせたんじゃないですか!?」と。

これは本当にすごくわかるセリフですね。子供たちは自分の親のいう事が正しいと思っていて、彼がいなくなればいいと本当に思っているのでしょう。でも、これって親の身勝手な感情での悪口ですよね。。。反省することなくさらには「勝手に島に来て人騒がせな事だな」と言って自分たちの子供がしたことよりも、寛也を責めているのがちょっと腹立ちました。。。

あぁ・・・大人ってこういうところあるなぁと。自分の考えや思想はそのまま子供たちに直結しちゃいますからね。
セリフひとつひとつにも何となく心に響くものがあってすごく面白いなぁと思いました。立場が変われば見方も変わる。。。本当にそうですよね。島のひとの立場でみれば、言動も悪いとは言い切れません。新しいものを入れるというのには勇気もいりますし、島民の団結力は強いでしょうからそこに外部から人が入ってくるというのは気持ち悪いものだとも思います。

これから拓斗、寛也がどうやって島の人たちを動かしていくのか・・・。個人的にはまず子供かなぁ?と思ったりもするんですよね。子供たちが喜ぶ何かがあればきっと悪いように思う大人はいないのかなぁ?と・・・。島にとっても子供って大切な財産ですからね!

拓斗・寛也の気持ちがまだわからない


1巻では最後身体を重ねてしまいます。「男との経験は?」と聞かれて「無い」と答えている拓斗ですが・・・・確か女の子にもちょっと嫌だなという気持ちがあったと思うんですよね。それでも女性とは経験あったのかしら?となぜかそこが気になりました(笑)家族はいないと言っていたから結婚はしていないのですが、それってやはり女性が苦手だからかな?と思ったりも。何が言いたいかって・・・そりゃあれですよ・・・まさかのDT(笑)←希望ですがモテる拓斗には薄い希望でしょうね(;´・ω・)

拓斗の寛也を見る目も明らかに違うのですが、かといって・・・・1巻ではお互いに今はどういう感情なのかという直接的な描写はないのではっきりと2人の気持ちが見えないのが現状デス。2巻ではもっと2人が求めあってくれたらいいなぁなんて思います。

ですが・・・最後身体をかさねた2人ですが、拓斗は寛也に「東京に帰れ」と言います。ここで1巻の本編は終了です(;´・ω・)
えぇ・・・・・・・!!!ここで終わっちゃうの?先が読みたいよぉ・・・となってしまいました。
きっと島に居たらみんなに疎まれて、また命の危険にさらされてしまうかもしれないと思ったからでしょうか・・・。

マイナスポイント


フルールコミックスなのでページ数のわりにお高いのですよねぇ。ここもちょこっと満足度を下げたところでもありますが、やはり続くとわかったときの絶望感(笑)えっ1巻って書いてなかったよね?となってしまいました。
ほんと、お願いしますから1巻とか続くものとかわかるようにしておいてくれませんか?

完結ものだと思って読んだのに、まだ先がある、しかも・・・2巻は2017年の4月予定ですってぇ~(´;ω;`)
でもフルールコミックスのいいところは、フルールのサイトで期間限定ではあるのですが無料で最新話等読めるというところでしょうか。今回の続きは11月?に再開予定っぽいのを先生のツイッターで読みました。まだまだかかりそうですね。

それでもどう展開していくかすっごく楽しみです。

まとめ
もともとページ数も172P?というのもあってアッとうまに読み終わってしまいます。面白いので本当に一気に読んでしまったという感じですね。1/365の恋人より読み応えあったなぁと思いました。どちらも好きですけどね。。。

ほんと次回が気になって気になって仕方ないです。2巻も紙書籍同時配信だといいなと思います。フルールコミックスは割と同時配信が多い印象なので期待したいところです。


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