スカべりさんの「あめふらし」あらすじ・ネタバレありの感想です


スカべりさんの2011年初出の作品です。このお話大好きなんですよねぇ~。
スカべりさんといえば・・・攻と受が逆じゃないの?と思うけどそれがまたいいんですよねぇ~。

綺麗な方が攻でいかつい方が受が多いんです。女王と仕立て屋もそうですよね。
どちらかというと女王と仕立て屋と印象が近いかもしれない~。

ではでは作品の紹介です。

あめふらし~春雨にしっぽりと濡れる、大江戸恋愛譚~
見世の旦那・雨音は、雨が嫌いだった。雨の日はあの記憶を呼び覚ますから――。
京都から江戸に進出し、飛ぶ鳥落とす勢いの金貸し呉服屋「五百蔵」の主人・染鶴は、町で見かけた雨音に声をかける。
「お前、いくらだ――?」
金で買えないものはない吉原。雨音は覚悟を決めるが、染鶴はなぜか手を出そうとはしない――。
新鋭、スカーレット・ベリ子が描く、江戸に咲く男たちの恋の花。
「あめふらし」など、5本の単行本未収録作品を電子先行で緊急配信!

<収録作品>
あめふらし
かみなで
ニコイチ
迂路迂路
幸せのかたちB4サイズ

絵柄 ★★★★☆
ストーリー ★★★★☆
エロ ★★☆☆☆

雨はきらいだ 雨の日にはろくなことが起きない
会うなりおまえ幾らだ?と言ってきた若造がいました。呉服屋の人らしいけれど
雨音(旦那と呼ばれています)はその言葉を聞いて昔を思い出します。

あまり思い出したくない過去があるようでした。

そしてどうもその言葉を聞いて雨音はけんかしちゃったようです。。。
目を覚ました呉服屋の若造君。

決めた おまえを俺のモンにする!
吉原では金で買えないものはないってな・・・というご呉服屋に対し
金貸し屋らしい意見だなと雨音。

それなら話は早い。俺におまえを買わせろと言ってきます。

まぁ吉原で買う・買わないという話はやる・やらないということですよね。
雨音は覚悟を決めたようで買われたみたいですが・・・なんとなにもせずにまた明日なと呉服屋は帰っていきます。

帰り際、自分の名は染鶴(しづる)だと言って帰っていく呉服屋。

それから毎日やってきては大金を払って雨音をそばに置くのですがこれといってなにもしてきません。

雨音は
おまえは何がしたい? これだけの金額を積まれて・・・その・・・
なにもしねえんじゃ金額に見合うだけの答えが俺には見いだせねぇ

と言います。

こっちは何をされても文句いえる立場じゃねぇという雨音に対し、

勘違いをしていると染鶴。

俺はおまえの時間を買ったんだ
こうやって一緒にいられればそれでいい


そう言います。

だけど雨音は最初に会った時にしづるがお金で買えないものはないといったじゃないかと言いますが
しづるはお前の心はモノじゃねぇと言います。

この時間はおまえの心を「手に入れるため」に買った時間だと。←そんなニュアンスで言っていると思われ。

そんな時にしづるは雨音の昔のことを耳にします。

雨の日に雨音は昔のことを思い出しています。
買われる癖・・・しづると昔自分を買って好き勝手した相手をダブらせます。

雨はきらいだ・・・それは雨の日になると必ず買いに来る男の人がいたかららしい。
女意外を買うという行為は御法度だったんだけれど雨の日には雨音が消して誰も気づかない・・・。

そんなことを思っているとしづるがやってきました。

雨に濡れているしづる。髪の毛を甲斐甲斐しく拭いてやっていると雨音の手にキスをしてきます。

嫌なら振り払っていいというしづる。
雨音は
俺は・・・おまえに惚れられるような人間じゃないと言います。

話さなければいけないことが。。。と。それを話して受け入れてくれるならという考えだったようですが・・・
しづるは別にどうでもいいといいます。

話したいなら話しゃいいが 言いたくなきゃいう必要もない
俺はどっちでもいいぞ


おれはここ数日で見てきたお前しかしらねぇし
その数日のおまえに俺は惚れたんだ


それで十分じゃねぇのかというしづるに身を委ねる雨音。。。

事後の後・・・ご飯を食べたら外を歩かないかという雨音。
外はまだ雨が降っています。

雨の日が嫌いだと言っていた雨音ですが少し心境の変化があったようですね。

おまえと一緒なら 雨が 好きになれる気がしてな

吉原ではお金が全てで買われたらその買った人の言いなりにならないといけなかったんでしょうね
そして心に深い傷を作ってきた雨音は雨が嫌いになり・・・
しづるが雨音を買うといった日も雨だったのでしばらくはダブらせてたんだと思うんです。

だけれどしづるの行動や考えが雨音を救いましたね。
嫌いだった雨がしづるがいることで好きになれるかもというところまで変化してきました。

この話は心境の変化がちょっとずつわかってくるのが読んでいて面白かったです。

そのほかの短編もどれも面白くてエロは少なめでしたが心が近づく描写がたくさん書かれていてストーリー重視の
私にしては満足のいく1冊でした。

特に迂路迂路が好きですね。

画家先生と画廊の店主とのお話かな。
最後のタバコをくわえて上から見下ろしているコマ・・・素敵すぎるわ。

スカべりさんのことを四代目・大和辰之で知って好きになった人もいると思いますが
この「あめふらし」読んでも面白いと思いますのでおすすめですよ!!!

ただしエロは少ないですけどね~。それでも面白いですよ。

    

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