「あいつを殺して俺も死ぬ」コールの行動にハラハラドキドキした1冊。

ニャンニャさんの作品です ニャンニャさんをコミックスで読むのは初めてなのですが、マガジンビーボーイ10月号から隔月連載が始まった「口の中の舌」というのが結構面白くてちょっと注目していました。そういえばマガビーさんのお話も今回のお話も登場人物は外国人。。。何かこだわりがあるのかな?


コミックス情報&評価

スイートハート・トリガー【単行本版(電子限定描き下ろし付)】ニャンニャ/シュークリーム(2016年8月30日) 
評価項目評価・★
絵柄★★★★☆
ストーリー★★★★☆
エロ★★★★☆
独自性★★★★★
4 満足度

 

内容紹介

根暗なゲイの大学生・コールは、隣人・アレックスに片想い中。 女子にモテまくるアレックスを、コールは遠くから見つめ自慰に耽るだけの日々だった。 ある時、ひょんなことからアレックスとの距離が縮まり舞い上がるコール。 アレックスが参加するコスプレパーティーに乗り込み、勢い余って想いを告白するが───モテ慣れたアレックスに軽く受け流されてしまう。 傷ついたコールは、アレックスに愛情と裏腹の怒りを抱き始め…。 注目の新鋭・ニャンニャの描く青春BL新境地!!

ノンケ×ゲイ ヤンデレ 表題作のみ
重いけどかわいい エロ多め 胸キュン 個性的なキャラ



スイートハート・トリガーの感想は以下より。感想にはネタバレ含みます。


スイートハート・トリガー・Contents

  • track 1~3(途中2.5含む)
  • bonus track

※211P(eBookJapanの最終頁)



スイートハート・トリガー・サマリー&ハイライト&感想

この作品が気に入った点はなんといってもキャラ設定。個性的です。今回は外国人設定なので、どうしてそんな設定になったのか、こういうストーリーにしたのかを考えながら読むのは楽しかったなぁと思います。ちょっと奇抜な部分もあるけれど、外国という事を踏まえて読むとしっくりくる部分もあります。

 

個性的な登場人物

登場人物がどんな感じか、まとめておいた方が読みやすいかな?と思ったので今回から登場人物もできるだけ書こうかなと思います。

アレックス(攻)

イケメン。女の子からもモテモテで苦労してなさそうだが、コールと付き合ってからわりと苦労している。

コール(受)

アレックス・ロドリゲスが大好きで、大好きなあまり卑屈になったり暴走したりするヤンデレくん。でもかわいい・・・・。目の色が片側ずつ違う。



病んでいるのにかわいいと思えるコール

とにかく今回のストーリーは何度も言うけれどキャラがすごく際立ってて個性的。コール視点でストーリーが進行するのだけれどなんていうのかな・・・・思い込みが激しいのに怖がりでその上病んでるんですヨ・・・。


ただヤンデレでありながらかわいらしく思える時もたくさんあって最初から最後まで目が離せない展開でした。


序盤、コールがアレックスに告白した時、アレックスは自分とキスとかしたくなったりするのか?と聞いてきます。「そ、そうかも」と答えるコールに彼は「おもしろいな」とだけ言い残して帰っていくんです。


とにかくこの言葉でバカにされたと畜生、畜生と言いながら『アレックスジュニア』で自分を慰めているコール。そこからすっごく飛躍して『アイツを殺してオレも死ぬ』になっちゃうんですよね。 ちょっとすぐに殺すとかっていう発想がねぇ。これは外国だからどうとかじゃなくってあまりよろしくない・・・。だって自分で言っちゃえ~みたいなので言ったわけで・・・いい答えを期待してたの?って思ってしまいました。


ただね、コールの気持ちもわからないでもないです。酔った勢いというのもあったかもしれないけれど告白って誰にとっても一大決心なワケです。それを「おもしろいな」とだけ言い残されて何事もなかったようにふるまわれたら傷つくだろうなぁと。


それでも「殺してやる」と思った相手が自分に気が付いて手を振ってきただけで決心は簡単に揺らぐんですよね。こういうところはなんだか可愛らしい。そしてかわいいと言えば・・・・コールの泣き顔・泣き方がすっごくかわいくて好き。 『あんなにイラついていたのに』『顔見たらまた好きになっちゃって…』 わかるわかる。好きだから憎いと思うんであって、やっぱり顔見たら憎くても好きだなって思っちゃうのよね。



俺は変わったものが好きなんだ

コールとアレックスってどうやってそういう関係になるのかな?なんて思ってたんですけど始まりは案外あっさりでした(笑)


とにかくアレックスが軽い~!


「好きかどうかはヤッて確認すればいいだろ」 アレックスは身体の相性も重要視する人物なのでしょうか(n*´ω`*n) だけど!!! この二人の初は・・・思った以上にエロかった(〃▽〃)。


特に激しいわけでもない、変なプレイをしているわけではないのですヨ?ただ・・・コマ見せ、セリフ、表情・・・とにかく見せ方がお上手!ドキドキしながらページめくりました。


しかし1点残念なことが。せっかくエロいなぁ~と思ってたのに・・・・白抜き


白抜きばかりはさすがのワタクシも最近ガッカリするようになったんですよね。とういうのも白くなると何してるのかよくわからなくなってう~ん・・・となってしまうの。エロの白抜きはちょっとガッカリ度が大きくなりますね。


さて、モテモテのアレックスがどうしてコールに惹かれていったかというと・・・・。まずはコールのある部分に興味をもったから。それはコールの『目』です。コールは片方ずつ違う目の色をしたオッドアイの持ち主だったんですよね。


オッドアイの登場人物が出てくる作品て他にもあるんですよね。私がふと思い浮かんだのは『群青に染まる』でしょうか。とても印象的で大好きな作品です。気になる人は読んでみてくださいね!


そういえばコールの目は何色と何色だったんでしょうね。表紙から察するにブラウンとブルー? その目に魅せられて徐々にコールといる時間が多くなっていくアレックス。 彼の『目』を知っているのは自分しかいないというのも優越感に浸れるモノだったのでしょうか。



幸せなのに不安になる

中盤・・・どんどんとコールのヤンデレ気質が発揮されていきます。いつも一緒にいてエロいことをしてるし、アレックスは自分と付き合っているのを皆に言ってもいいと。でもコールは秘密にしようとします。コールの中では(アレックスはどうして付き合ってくれているのだろう)とどんどん不安になっていくんです。


隣に寝ていても満たされることはないのですよね。 アレックスが身体目的だけでもいい、一緒にいららればそれでいいなんて思っているくせに、本当は違うのだなぁと思った箇所です。


本当は誰よりも独占したがりなのかもしれませんよねコールは。でもその事に気が付かない。自分でもどうしたいのか、どうしてほしいのかが良く若ならなくなっていっているのかなぁと。 じゃなければ、アイツを殺して俺も死ぬなんて発想は出てこないのかなと。



シリアス展開なのに笑える

このストーリー、最初にも書きましたが銃なるものが出てきます。ヤンデレなコールが思い詰めてしまうところもあるのですが、笑えるところもすごくあるんですよね。


思い詰めて銃を出すところは基本的に好きではありません。でも笑える箇所はすごく好きです。


一番好きなのはやっぱり『チ●コビンタと生チ●コ』でしょうか。


これはね、アレックスがコールにおまえは欲しいものがないのか?と問いかけてくれた時にコールが心の中で思うほしいものたちです(笑)


時々こういうクスッとなれるものを入れているというのも、重すぎずに読めて読後感が良くなったポイントなのかもしれません。ただねぇ~この時にこのほしいものを素直に伝えていればよかったのに・・・・。


コールはこの時、急に欲しいものや望むものを聞いてきたアレックスに対してとんでもないことを言ってしまいます。ただこれは悪意があって言ったわけではなくって、どうしたら彼が自分と一緒にいてくれるのか考えて出したコールなりの答えだったんですよ・・・。(でもワタクシがもし言われても嫌だなぁ・・・というようなことをコールは言ってしまったのよね)


転がしているつもりが転がされてた

アレックスはコールがイマイチつかみきれないところがあるんですよね。好きだと言ってくるのに「他の子とも遊んでもいい」なんて言ってくるのですから。そしてちょっと拗ねてみようと思ってみたけれどうまくいかない。


それでも関係を修復しようと話し合おうとする姿勢はすっごく好感がもてました。 最初の印象と後半のアレックスの印象はだいぶ違いますヨ!


なのですが・・・・終盤ある人物が出てきたことで関係が終わってしまうんですね。この人物を登場させる意味がイマイチよくわからなかったですが(なんのために賭けをしたのか、コールが目的にしても1日しか一緒にいないのにどうして手をだそうと思ったんだろうとか(笑)なんかこの女性だけは中途半端だなぁと思いました。キーパーソンにも最後なってますしね(;´・ω・)


コールがこの女性とアレックスとのことを勘違いして(信じきれなかった自分を含め)結局最後に銃を向けてしまうことになるんですね。このことで別れを切り出すコール。 アレックスは銃を向けられたことに驚愕しながらも、付き合いは継続するつもりだったようです。が、コールから切り出されあっさりと手離してしまいます。


別れた後、コールはリリーと再会。再会してあの勘違いした時の出来事を聞かされるコール。結局は信じられなかった自分に絶望。アレックスの家に行き次は自分に銃を突きつけます(;'∀') まぁ・・・・最後はヤンデレで突っ走りましたね。


でもねぇ・・・別れの時、アレックスは『恋愛やめろ相手が気の毒だ』と言い放ったのに最後はきちんとコールの横にいるのには萌えました。これが「顔見たらまた好きになっちゃう」なのでしょうね(n*´ω`*n)


すでにコールの目に魅せられてたアレックスはどうしても最後には許してしまうんでしょう。


今回の件を振り返り、またコールを手のひらで転がそうと『たまにほかの女と遊ばせてくれりゃぁ公平か』と言ったアレックス。以前この言葉をコールに言われたのもあって出てきたと思うんですけどね。 今回のコールは嫌そうに、不安そうに『遊ぶのか?』と聞き返してきます。このことに驚くアレックスが印象的でしたね。


うれしかったんでしょうね(n*´ω`*n)そして自分がやっぱり転がされちゃうんだ・・・って思っちゃったのかな~と私なりの解釈です。


スイートハート・トリガー/感想・まとめ

面白かったですね。ちょっとつかみどころがない部分もあるけれど個性的だったなぁと思います。 ただ、よくわからなかったのは・・・最初に告白した時にあわよくば・・・的な感じだったのに身体を重ねた後に話すのを見られたらダメとか、付き合っていると言ったらダメとかなぜ?


そして目が気にいっただけだろっていうセリフもアレックスが気にしてくれるだけいいじゃないの?と思ったのですが。それじゃダメなの? ヤンデレさんだから気持ちに矛盾なんていっぱいあるのでしょうが、自分で女の子と遊んでもいいと言った割に信じれなくて暴走したり自滅したりしてここら辺はもやっとする箇所だったかなぁと思います。


それでもテンポ良くってヤンデレだけれど読みやすい作品だったかなと思います。キャラも個性的でちょっと違うストーリー展開のBL読みたいという人にはお勧めかも。個人的にはう~ん?と思うところも少しあるけれど、大変面白く読ませていただきました!これから期待大の作家さんだと思います。マガビーさんで連載の話は12月号で第2話が読めるかな!?



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