後藤

後藤『凪子の話』 切ない三角関係!?BL漫画感想/タイトル通りのお話。

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後藤さんの「凪子の話」の感想を本日は書こうと思います。こちらね・・・ガッツリと女の子も関わってきますので(タイトルどおり)BLが読みたいのよ!!!という人は苦手要素もややあるかもしれませんね。確かにBLはあるとは思います。だけれど主軸はやっぱり凪子なんですよね・・・。胸が痛くなるような・・・どちらに感情移入していいのかわからないようなそんな作品だったなぁと思います。

読後は・・・ハピエンといえばハピエンなのにどことなく胸が締め付けられるようなそんな余韻を残していきます。

コミックス情報&評価


凪子の話 後藤アマゾン

評価項目評価・★
絵柄★★★★☆
ストーリー★★★★☆
エロ☆☆☆☆☆
独自性★★★★★


3.5 満足度


※BL漫画として考えたらの満足度です。BLでなければ作品としては4~5の満足度ですが、主軸が女性なのでやっぱりBL漫画としての読後の満足度は物足りないモノがあります。あと、描き下ろしにその後を期待していましたが・・・どこまでいっても「凪子」「凪子」だったので凪子しか印象に残らなかったのが3.5という感じになりました(T^T)


内容紹介


真面目で品行方正な海原和也。派手で少し軽いところのある山治浩平。
幼なじみで親友のふたりは、高校でも目立つ存在だった。
和也と初めて会った瞬間、凪子は彼に恋をしていた。
だから、彼の幼なじみの浩平が和也に恋していることに気づいてしまう。
そして、和也を好きだからこそ、彼の心が誰を想っているのか気づいてしまう。
交差する想いの行方は……



「凪子の話」の感想は以下より。ネタバレ含みますのでご注意ください。


Contents


  • プロローグ
  • 凪子の話 前後編
  • 幼なじみ 前後編
  • あとがき

※今回紙でワタクシ読みましたが電子では4Pのおまけ漫画が載っているようです。

凪子を受け入れられるかどうかで変わってくる


この作品、イァハーツで読んでいたのですよね。いつもニコニコしていてとってもかわいらしい凪子。その凪子が病気にかかり、自己中心的な行動にでます。ここもね、わかるといえばわかるんですよね。

自分に「死」が迫っているとしたら・・・。
だけれど凪子も自分が死んだあとのことなんて考えていない。ごめんね、と残すくらいならもっと違うやり方はできなかったのかと思ったりもするのですよね。

去る者より残される者のほうがずっとずっと引きずっちゃうんです。一読したときは凪子の感情もわかる!なんだか切ない・・・と読んでいましたが何度も何度も読むと凪子の行動は理解できるようで理解できなくなってきました。

個人的にはね、自分が病気になったとしたら・・・弱っていく姿をおっとにはあまり見せたくないと思ったりもするのですよ・・・。自分も辛いけど、弱ったいく姿を見せられる方もツライですし。もし、自分が凪子だったら。。。大好きなら和也の背中をもっと早くに押せなかったのかななんてモヤモヤが。

凪子の行動を理解できるか出来ないかでこの作品も感じ方が変わってきそうかなと思いました。凪子も自分がズルイとわかっていて手紙を残しているけど・・・やっぱり手紙の存在が一番ズルイと感じたのはワタクシだけでしょうか(^_^;)

「幸せになってください」

そう残すのはズルイ。。。だってね、その気持ちってどこからきているのかって「私の罪を軽くしてください」なんですよ。凪子は2人の気持ちを知っていたんです。知ってて和くんに結婚してもらったというのがポイントなのかなと。

2人の結婚をどういう気持ちで浩平が祝ったのか(T^T)幼なじみの前後編を読んだらもうただただ切ない。

それなのに最後の最後で自分の罪を軽くして欲しいと「幸せになってください」はないよぉ(T^T)
凪子すっごくいい子だから余計にずる過ぎる・・・・と涙ボロボロ。(←でもちょっと感情移入して泣いた笑)だからね、BL作品でなかったら評価は高いの。

人間っていざとなったらズルイところもあるし、むしろ女神のような凪子のこの人間くささは嫌いではない。

でもBL漫画として考えたら・・・この2人の運命というか関係どうこうは凪子が握っていたのがね。

和くんが自分から動いたというよりは、なんとなく凪子の手紙があったから・・・とか凪子の存在があったからという風にとれちゃうので凪子ありき!な3人だったのかもしれないと考えてしまいます。

そう思うとタイトルはうまいですね。「凪子の話」ですから。

BLの2人より、凪子が目立つからBL漫画というよりは本当に「凪子の話」なのだろうと思います。

ストーリー全体的には「凪子の死」というのが関わってくるので暗いです。。。読み終わってもあまり明るいお話じゃない。ハピエンで終わったのに重たい何かが胸に残るんですよね。

ただ、この手のお話は本当に好きな人は好きだろうと思います。切なくてぐっと涙が出そうになる場面もあって、そして最後は温かさを感じられる。

違う感情だけれど、2人とも凪子のことが大好きだったんですよね。それが読み取れる箇所がけっこう出てくるのですが2人の心情を読むととってもぐっときて何度読んでも泣きそうになってしまいます。

2人にしっかりと愛されていたのだと、本当にそう思います。凪子が欲しかったのか和くんの恋愛の意味での気持ちだったのでしょうが、どんなカタチであれしっかりと2人から愛されてた凪子は幸せだったのではないかと思います。


感想まとめ


BLの主役になるはずの2人は置いといて・・・この作品の主役は凪子というのだけは把握しておいた方がいいと思います。

凪子中心にお話が進んでいきます。2人はどこまでいっても凪子の存在ありきなのですよね。

切なさもあるし、泣けるのは間違いないです。でも・・BL漫画なのかな???って思っちゃいました。
最後の浩平が和くんからの告白に悩むシーンがあるのですが・・・

それも男と男で~という葛藤じゃなく「凪子」のことを考えて涙するんです。
これも凪子が死んでしまったからなのでしょうが、う~ん・・・葛藤場面で萌えるのはそこじゃない・・・と。。。

すごくひきこまれる作品ではあったけれど、凪子がかわいらしくて女神みたいな存在な分余計に切ないし重いしモヤモヤしてしまう。やっぱり死ネタ苦手だなぁと実感しました。

でもBL漫画として女の子か軸となって展開していくお話は独自的でヨカッタと思います。

最初にも書きましたが、凪子という存在を読者がどう受け取るか、どう受け入れるかで好みはかわってきそうかな?と思いました。

BLとしては満足度は低くなってしまいましたが、凪子の話としてよむと心に残る作品ではあるなと思います。気になる人は是非読んでみて欲しいと思います。

最後に、お墓に添えられたバラの花束・・・蝶が止まっているのがなんだか素敵でしたね。凪子なのかしらね(*^_^*)そしてコミックス1枚目のカラー絵。凪子が持ったバラの花束はここに繋がっていくのかもしれないと思いました。

2人が大好きな女の子のお話だったと思います。


Renta!

9月おすすめ作品 3タイトル

被写界深度 上巻(苑生)

イァハーツで前日譚を読んで気になったので上下巻(紙書籍)を一気読みしたこの作品。電子では上巻のみの配信になっていますがむちゃくちゃ面白かった!お初の作家さんでしたが、絵柄も好み、作品の丁寧な作り込みもすごく好みでイチオシ作品です。 電子も上下巻同時に配信されてたらいいのですが・・・下巻は2人の関係がぐっと動きます。。。上巻は早川を知る上ではなくてなならない巻だと思います。

日の当たらない場所 全3巻(たつもとみお)

完結巻でした。BL以外でもすごく楽しめた作品だったよな気がします。町おこしにしてもみどころがありますので是非!完結したので読みやすいと思います。

フルーツ、ガトーショコラ(キタハラリイ)

キタハラリイさんの作品。あまあまテイストでキュンキュンしながら読む1冊です。切なさはほとんど無く、ライトで読みやすいのが特徴。 幸せな感じがすごく伝わってきます。

-後藤

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