灰崎めじろさんの【恋獄のミレニアム】コミックス版の紹介です。バラ・単話配信で読んでいた作品のコミックス版の感想です。
こちらの作品は巻号がついていないのですが、続いているので要注意。なので【恋獄のミレニアム1】としました。
そしてコミックス版の方はバラ・単話の3~6話が最初に収録されていて、その後1~2話プラス描き下ろしの構成になっています。
なので今回紹介するコミックス版のほうではバラ・単話の1話~6話までが収録されていることになり、2巻目は7話~なので続きが読みたい人はぜひ単話配信の7話から読んでみてください。
本当に面白いです!最初はエロだけの作品かな?と思ていたのですが、読み進めていくとストーリーもしっかりあってすごく好きな作品です。
基本的に灰崎めじろさんの作品が好きなので作家買いではあるのですが、この作品もかなりのお気に入り。
【】作品紹介
コミックス版
作家 | 灰崎めじろ |
出版社/レーベル | ジュネット/ジュネットコミックス ピアスシリーズ 542 |
発売日 | 2018年12月26日 |
満足度・オススメ度 |
内容紹介
内容
この1冊から…天使と悪魔の闇サーガが始まる。地上の支配者は天使か? 悪魔か?天使の命令で神父ウィリアムは、300番目の悪魔の息子・シンを天使特製の首輪で捕獲。天使の犬と呼ばれたエクソシストがあまりにも人間らしい悪魔を飼育調教。監禁生活で、神父と悪魔はお互いに惹かれるようになるが…強大な力を持つ天使が現れて2人を引き裂いていく!? 魔界編では底辺悪魔×悪魔王子格差カップリングも読めます!
全体評価
ストーリー | |
胸キュン | |
切なさ | |
エロ |
注意ポイント
【ネタバレ注意】【恋獄のミレニアム1巻】感想
神父・ウィリアムと悪魔・シンのエピソード
ベートとエクトルの下克上も好きですが、イチオシは悪魔のシンと神父のウィリアムの話。
バラ・単話を最初に読んだ人はコミックス版は驚くかもしれませんが、最初にシンとウィリアムの話になっています。
ベートとエクトルの話は2話で終わるので、後に回っているようです。
最初はエロエロからスタートして、徐々にストーリーが濃くなっていく展開はさすがですね。読む度にハマっていく。
悪魔のシンがとってもピュアで気持ち的には天使みたいなのに比べ、神父のウィリアムは天使側だというのに悪魔っぽい(笑)
正反対な彼らが反発しながらもかけがえのないパートナーになっていく姿に不覚にもほろり。
天使と悪魔のイメージとしたら・・・悪魔の方が邪魔な感じがするのですが、今回の作品ではほんと天使が邪魔。
なんでしょ、気質的にも天使の方が歪なんですよね。そこも面白い。
シンがとにかくピュアで天然なのでクスっとなれるし、絡みはエロいしで満足!
2カプめのベートと底辺悪魔との格差BLも面白い!
単話が配信されるとすぐポチるくらい今ハマっています。2巻目の内容は・・・かなり切ない展開になってるので気になった人は1巻読んだあとに2巻部分もぜひ★
悪魔と神父
魔王の300番目の息子であるシン。彼は魔王に認めてもらいたいために地上に行き、人間の魂を搾取していた。
それを止めるためにやってきた神父のウィリアム。
彼とシンは対峙するのですが、最初はウィリアムの圧勝といったところでしょうか。シンに術をかけ首輪をします。
でもここでウィリアムは気づくのですね。シンは悪意があって人間の魂を搾取していたわけではなく、何もしらないピュアな悪魔であると。
シンってね、DTだしピュアでとってもかわいいんです(*^_^*)
だからウィリアムは最初から「悪魔に向いてねーよ お前」って言ってるのですよね。これはかなり納得。
悪魔にしては本当に毒気がないのがシンのいいところ。
ウィリアムに首輪を施されたシンですが、二人の歪な関係が始まります。ちなみに・・・1話からエロたっぷりですので♡
心が綺麗なシンに惹かれ始めるウィリアム
悪魔が地上でお腹を満たすためには地上のものから生命力を摂取するしかない。
ということは。。。どうしてもシンはウィリアムから体液や肉体の一部を取り込むしかないわけで・・・・。
なんだかんだで身体を繋げていきます。
一緒に生活していくと、弱みを握ろうとしてるのに相手の奥底にあるものを知ったりしてどんどん情もわいてくるのですよね。
二人が惹かれあっていくのがすごくよくわかる。
特にシンなんかは・・・悪魔というのに心がとっても綺麗んです。
ウィリアムもシンを見て【奇跡みたいな 歪な悪魔】と感じるほど。
そんなウィリアムに変化が。
シンに対して独占欲が生まれてくるの(≧∇≦*)
悪魔が地上で暮らすためには誰かの生命力の一部が必要でしょ!?
だからシンは他の誰かから貰う可能性もあるのだけれど・・・それは許さないって思っていて(●´∀`●)
【俺だけに縋ればいい】
そんな風に思うウィリアムに・・・「貴様 本当はいい奴なのか?」とキラキラ顔で言うシンには正直笑いました。
なんてピュアなの!かわいすぎる!!!
天使と悪魔といってもなんか逆な感じがするのがこの作品の面白さであり魅力なのですよね。
ウィリアムは天使の加護がある神父ではあるのですが、登場するもう一人の天使もまたすっごく悪い感じがするの。
それは後から出て来るのですが・・・とにかく最初に好きになったのはウィリアムの方が先のようです(*^_^*)
とにかく綺麗なシンを自分だけのものにしたくて仕方なくなっていきます。
悪魔のような天使の登場
シンに好意を持つウィリアム。シンもまた、何だかんだでウィリアムを大事にしています。
そんな時、「心まで自由にした覚えはないよ ウィリアム」と口にする第三者。
彼は天使なのですが。。。なんかすっごく黒いんです(^_^;)どちらかというとシンと正反対な感じ。
どうやらウィリアムを連れ戻しにきたようです。なんとなくウィリアムに執着しているのかな?と。
天使なんだけれど。。。ほんとうに怖い。恐怖で支配してる感じなの。
シンも(天使とは・・こんな恐ろしいものなのか・・・!危険すぎる)と感じるほど。
逃げようと一瞬思うシンだけれど、ウィリアムの事を思ったら自分が犠牲になると決心するのが・・・またシンらしい(T^T)
でも、シンに好意を持っているウィリアムは・・・天使を裏切り自分を犠牲にしてシンを助け出します。
と思ったら!!!シンはちゃんとウィリアムも助けていたのですね(●´∀`●)
この二人の関係はお話が進んでいくごとに素敵になっていくので絶対最後まで読んで欲しいです!
形勢逆転
シンを助けるために術式を解いたウィリアム。もう首輪もなくなったのでどうなるのかな!?と思ったら・・・
シンはウィリアムに「これからは貴様が私の犬!! 貴様が私の物だ!!」と嬉しそうに言うの。
ココの会話もほんとかわいいので必見ですヨ。
シン・・・ほんど大好き。彼を見てるだけで心が浄化されるようです(笑)
「貴様は私のものだ!天使になぞ渡さん」
って言われた時のウィリアムの嬉しそうな顔が!!!!たまらないです。初めてここでウィリアムかわいいな~って思いました( ´艸`)
その後・・・彼らは仲むつまじく静かに暮らします。
人間であるウィリアムは・・・寿命が短い。そんな彼の死をゆっくり待っているかのようでした。
ウィリアムの寿命が尽きようとしているのですが・・・シンもウィリアムも嬉しそうなのですよね。
それもそのはず・・・
「貴様が魂だけになったらすぐに魔界へ旅立とう」
「永遠に共に暮らす私の城へ案内するぞ」
シンとウィリアムがずっと一緒に居られる魔界へ行けることができるから。
でも・・・天使がウィリアムが死ぬまで何もしてこなかったのには理由があったのですよ・・それは2巻でわかるようになります。
まず1巻は・・・ウィリアムの死で終わっています。
死と書くと悲しいのかな?と思うのですが、全然悲しくないです。また二人一緒にいられるので。そこは安心してください(*^_^*)
魔界の医者・エクトルと悪魔の王子・ベートのエピソード
ここのカプは下克上的な感じでしょうか。
エクトルが最初にベートに恋します。
二人がぐっと密接な関係になったのは、ベートが闇の病に感染している犬に噛まれたことがきかっけ。
医者一族であるエクトルがベートの治療・世話をすることになります。
ここがね~体格の良いベートの方が受なのですよ( ´艸`)
読み応えあります。
どんな状態のベートでも大好きなエクトルにキュンとなりますヨ!
ベートの病が治るには・・・
闇の病に感染しているベートですが、症状は悪くなっていく一方。
そんな時、治療法を見つけ出すエクトル。
その治療法とは・・・・病をエクトルに移すこと。
これは本当に命がけの告白に近いものを感じました。自分が病気になってから唯一頼れる相手だったエクトル。
ベートが大事に思うのも全く不思議ではなく・・・
ラストはちゃん結ばれて良かったです。エクトルが途中変異?でもしてしまうのかとドキドキしながら見守りました。
ベートとエクトルはシンとウィリアムのエピでも後半絡んでくるので要チェックです♪
感想まとめ
バラ・電子ではベート・エクトルの方が先だったのですが、コミックスの方ではシン・ウィリアムの方が中心になってしまったなぁ・・という感じでした。
個人的にはシンのエピの方がスキです( ´艸`)
もう少しだけウィリアム・シンの方は続くので気になる人はバラ・単話の方へGO!ですヨ(*^_^*)
ますます面白くなってきた恋獄のミレニアムから目が離せません(*^_^*)
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