シリーズものではまったのは久々!ワルイコトシタイシリーズの最新巻まで読破しました
桜賀めい ワルイコトシタイシリーズは今12まで出ています。もうね・・・けっこうハマっちゃって全部一気に購入してしまいました。
1から12までレビューしたいんですが、時間かかりそうなのでその中でも好きなものから行こうかなと。
シリーズの中では4カップルの話が動いています。1冊それぞれのカップリングの話というのが多いのでそれがお気に入り。
ページ数がけっこうあるのにあっという間に読んじゃうんですよねぇ・・・。エッチシーンが多いから?
あれ?もう終わり???みたいな感じです。
あ~よんだぁ~というような感じではないのが不思議。
私はね、その中でも七王(ななお)×久遠(くおん)カップルの話が好き。
七王は帝のお兄ちゃんで久遠は永遠のお兄ちゃん。お兄ちゃん同士のカップルです。
では作品紹介を~
無慈悲なオトコ 作品紹介
内容紹介
嫌いなんです……誰でもいいって感じの人」
『男なら誰でも誘いまくる』と噂される白羽七王は、その色っぽい雰囲気で大学中の注目の的となっていた。
そのために七王は、ずっと片思いを続ける相川久遠にもその噂が原因で避けられ、拒絶されてしまった。
久遠は決して自分のものにはならない――、自暴自棄となった七王は、無理矢理抱かれようと久遠に迫るが……。切なく健気な七王の恋にキュン。「ワルイコトシタイ」シリーズで注目の相川家次男・久遠×白羽家長男・七王編★
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
無慈悲なオトコ⇒無慈悲なアナタです。
シリーズものなので詳しくというよりはちょっと端折りながら感想を述べて行きたいと思います。
無慈悲なオトコは七王と久遠がくっつくまでのお話。無慈悲なアナタは付き合ってからのお話です。
どちらかというと無慈悲なアナタのほうが話的には好きですね!
ではでは感想です。
無慈悲なオトコ ネタバレあり感想
大学が一緒な七王と久遠。七王は久遠を遠くから見つめています。
一番前の席にいつも座る久遠に興味があったようです。見た目にそぐわず真面目な久遠。
久遠は七王が嫌いなようでそれも理解している七王。
でもなんと弟同士が付き合ったので接点ができたというわけです。
案外ね、弟たちと会話している七王と久遠と話す七王が違っててかわいいんですよね~。
メガネでオンオフするんだろうか(笑)
そして久遠に「七王さん」と名前を呼ばれるだけで暴走してしまう七王がね・・・
でも久遠は態度でも言動でもけっこう素直で全面的に苦手オーラを発してますからね~。
七王自体も自分には絶対堕ちてこないと思っています。
なんだかんだ七王の「暴走」でやっちゃった2人ですけど、久遠もあっさりと受け入れすぎですよね。
もっと抵抗するかと思ったらね・・・やられるがままでしたね。
片思いしている時が一番楽しい なんて誰がいったんだろう
あ~わかるわぁこのセリフ。ぜんぜん楽しくないよね。
大学では七王に襲われた一件で避けるようになった久遠。
七王が苦手な理由は「誰でもいい、誰でも誘う」という噂を信じているから。
でも友人たちがその噂について話をしている時に、噂はあるけれど誘っているところを一度も見たことないなぁということを聞きます。
実際どうしてそんな噂が流れているのか久遠もちょっとだけ気になっているのがわかります。
七王と教授
会話の節々から七王と教授が関係を持ったことがあるというのがわかります。
教授は七王を口説いているけれど七王は一度きりという感じですね。でも良き相談相手で七王が甘えられる唯一の存在のようです。
そして教授は七王が久遠が好きだというのも分かっているようです。(七王は知人の一人として話しているようですが)
七王が久遠に惹かれるわけ
七王が久遠に惹かれるのには見た目と行動のギャップもあるんだけれど、素直で直球の性格に惹かれている感じ。
苦手というのも態度にも言動にも現れてますからね。
七王ってね・・・素直じゃないんですよね。自分の本心は隠して隠して自分を卑下しちゃうところがあるんです。
これは無慈悲なアナタで理由が明かされるんだけれど、そういう自分に対し素直な久遠がとても眩しい存在だったのかなと。
なんだかんだで七王が気になる久遠
苦手・嫌いといいながら七王が気になって仕方のない久遠。
ゼミの見学でも七王のいるゼミに見学しに行っちゃいます。
だんだんと七王に近づくにつれ、いろいろとイライラしていることに戸惑っている感じです。
七王が自分に対してどうして欲しいのかもわからない、何か諦めているようなそんな七王にとても腹がたっている久遠。
そしていつもそばにいる教授にも腹が立つんですね~。
自分ではない誰かのそばでは全てをみせるんだろうか?と考えちゃっているあたりもう久遠も七王にハマってますよね。
久遠にガツンと言われてしまった七王は傷ついていてそこにまた教授が登場。
七王に恋人になろうと言います。案外教授も真剣なんですね。七王のことをよくわかっていていつまでも待つからと言っています。
でも七王は一途くんですからね、教授にもちゃんと断りを入れます。
教授はけっこういい人で、七王が幸せになれるようにいろんなとこでアシストするんですよね。憎めない人です。
素直な久遠と素直になれない七王
もうね、中盤からは久遠は七王のことばかり考えてます(笑)
七王のことを考えては本心がわからないからイライラしっぱなし。素直な久遠にとっては七王がつかめない人なんでしょうね。
久遠は思ったことはしっかり口にする人ですからね。
いつも何かを飲み込んでしまう七王にイライラするようです。
そして久遠自身も噂ではなく自分が接してみて七王について知っていることを考え始めます。
すると今まで気付かなかったことに気がつくんですね。
だけどなかなかうまくいかない2人です。教授のところに寄ると言った七王に食ってかかる久遠。
教授はいい人だという七王に腹が立ったのか、その人に抱いてもらえ、もう俺に声かけないでくれと言ってしまいます。
七王は、中途半端な関係なら終わったほうがいいと思ったのか久遠にキスをして去っていってしまいます・・・。
七王と教授の関係のきっかけ
教授と七王が関係をもったきっかけは実は久遠が関係していたんですね。
久遠が永遠に電話している時には笑顔なのに自分を見た途端に嫌な顔になったので若干七王がやけくそになった感じだったのかな。それを教授はわかっていて受け入れてたってことなのかしらね。
素直に認められない七王の代弁している感じです・・・。
七王と久遠
久遠は七王が自分のことを好きなのでは?と思い大学まで戻ってきます。
そして久遠の気持ちにも変化が。七王が今まで自分にどんな気持ちで声をかけてきてたんだろう?
本当はひどく臆病な人なのではないか?と自分の嫌悪感ばかり押し付けてきた久遠が七王のことを考え始めます。
久遠自身も今までのことを振り返り、七王のことを考えると切なくなるんですね。
研究室に入るとなんとメガネに教授のあれをぶっかけられた七王がいました(笑)
そんなところを見られたくなかった七王は久遠に帰れと言いますが、久遠はどうして帰って欲しいのか、
なんで自分にはそんなところを見られたくないと思うのかを言えと言います。
やっと七王は自分の気持ちを伝えることができました.
ちゃんと言葉で好きだと伝えた七王。
久遠はキスでそれを返します。びっくりする七王ですが・・・
俺は一度手にしたら執着します 嫉妬します 束縛して見境がなくなる
それでもいいなら・・・ 今・・・この場で俺に抱かれてください
お~久遠かっこいいよぉ~。俺に抱かれてくださいなんて!!!!
2人はこれで結ばれます★
いやぁ~エロシーンにけっこうページ使ってます。この2人のエロはね、キュンときます。
しかし自分の気持ちに気づいた久遠は凄いですね~。教授にも食ってかかります(笑)
そして噂を流したのは教授ではないかと言います。自分を頼らせるために孤立させるために噂を流したのではないかと。
でも実際は違うんですけどね~。先生が本音を喋ったら女子たちがあることないこと話を作って広めたという感じですかね。
七王にしっかり執着をみせる久遠が拝めて良かったです。
付き合ってからの2人が本当に好きで、久遠のことになると一気に弱気になっちゃう七王が拝めます。
ぜひシリーズで読んでもらいたいなと思う作品です!
とにかく絵がきれい!かっこいい!!!
メガネ男子が好きなのかけっこうメガネくん登場します。
では続編の無慈悲なアナタの感想をまたアップしますね。お楽しみに!!!