ビーボーイゴールドで連載中、ためこうさんの人気BLマンガ【ララの結婚4巻】が発売されました。今回は紙電子同時発売ということで、電子で読まれた方も多いかもしれませんね。
やっとララとラムダンの気持ちが向き合い始めたのですが、なんと!ララを気に入った男がいて!?
異国の嫁入り奇譚、四巻コミックス描き下ろしは湯殿で過ごす朝のお話。
作品の内容紹介/テイスト・満足度
内容紹介
一緒に帰ってくれるだろう?
ブルクティーン家を飛び出し、大都市ミンシンの娼館で働くことになったラムダン。
だが後を追ってきたウルジの謝罪と本音を聞き、ラムダンはついに目を背け続けた己の恋心と向き合う。
初めて心通う一夜を過ごす二人だが、バドマが取り仕切る娼館には珍妙な客が出入りしており?
ストーリー | |
胸キュン | |
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【ララの結婚4】感想/あらすじ・ネタバレ注意
ウルジとラムダンはラブラブ
3巻ラストでは、ウルジの気持ちを受け入れ、そしてさらに自分の気持ちも自覚するラムダンが描かれていましたよね。
4巻冒頭ではなんと!二人のエロから始まります(≧∇≦*)
ページ開いてすぐにあらら(≧∇≦*)って場面なのでびっくりするかも!
ララはここで初めてアリアナとの婚儀をけってウルジは来たことを知ります。
ウルジ。。。素敵なんですよ。アリアナに迫られた時も、ララ以外考えられないってきっぱり断ってるんですから☆
「2番目でいいんです 今はそれでも・・・」
という、強烈な言葉にもなびかない。こんな言葉をかわいい子から言われたら、ちょっとだけ・・・なんて考える人もわりといるかもしれないのにね。
ウルジはラムダンしか見ていないっていうのがたまらない。
4巻のラムダンは本当に可愛くて、恋してるんだなぁ~って読んでて思いましたヨ。
ただ、今回のアリアナとの婚儀をダメにしたせいで、ブルクティーン家はかなりの窮地に陥ってるようです。
これはバドマのセリフからわかります。
いくら親戚でも両家断絶の危機なのだとか。
ウルジ父も黙っていないでしょうね。でも、それでもラムダンの所へやってきた弟をバドマは歓迎してる様子。そして、ちゃんとウルジ&ラムダンの力になってくれるイイお兄ちゃんなんですよね☆
今と昔では全然印象が違う!弟思いで実はしっかり者なのだと思ったヨ
バドマは、このまま二人で帰ることはできないから手土産の一つでも用意しておかないと、とアドバイス。
この「手土産」については次に登場するある男性との関係でGETします。
ラムダンに目をつけた貴族・ミジド
娼館でラムダンをみかけ、気に入ったミジド。
そしてラムダンの弱みにつけこみ、ラムダンを屋敷へ連れていきます。
このミジドは少し変わった趣味があって、綺麗なものや人を集めています。それには理由があります。
ミジドとラムダンの関係はまぁ・・・カップルにもしなるとすればケンカップルのような感じでしょうか。どちらも素直になれない、なりにくいタイプ。
でもきっと友人としてなら仲良くできるのではないかなぁ・・・なんて思ってしまいました。
個人的にはミジドと彼に仕えているタリフがくっつけばいいのになぁ・・・なんて思ったりもしますが。ミジドは婚姻が迫っているようなのでここは成立するかはわかりません。
グリナザ族
作中で「グリナザ族」という言葉が出てきます。
ミジドの母がそのグリナザ族に似ているということと、ミジド父が1度グリナザ族にあったことで取り憑かれたように探し求めていたと。
そのグリナザ族には特徴あり、ラムダンはその特徴に合致するようです。
遠い北の大地を渡る遊牧民で、色素が薄く姿カタチも整っている。
ララとラムダンは産まれがどこかは分かっていないので、確かにこのグリナザ族という可能性は排除できませんよね。
今後はララ・ラムダンの出生地とか、本当の家族とかが出てきたりするかも?しれません。
ウルジどミジドの交渉
ミジドの屋敷にウルジがやってきます。勿論目的はラムダンを取り返す為でもあるのですが、その手段として商談をもちかけます。
ベルツェド家の内情を知ってて有利にことを進めていくウルジ。最初は拒否していたミジドですが、最後はタリフがちゃっちゃと話をまとめていってクスっとなりました。
最終的にはどちらにも悪くない条件だったと思います。
この商談をまとめたことは本当にブルクティーン家にとっては大きなことで、これが「手土産」になるのですね!
ちゃんと上手くいくようにあれこれ影で支えていたのはバドマでしたけども☆
ラムダンも帰れることになったし本当に良かった・・・。
楽しい帰路
いざブルクティーン家へ。
二人での帰り道は穏やかな時間が流れていきます。
長い道のりではあるけれど、二人でいることで険しい山道も楽しい旅に変わります。
ラムダンはいつしかどんな困難なことでも二人でなら乗り越えられるのではないかと思うように。
そしてもう少しでブルクティーン家というところで・・・
倒れている男性をみかけます。
駆け寄るラムダン。
ちょっと褐色肌の男性で、外国人のようです。
なぜかその男性もブルクティーン家までやってきましたね・・・誰なんでしょうか。
ひみつが露見してしまう
屋敷に戻ると、皆に心配される二人。
ウルジは婚儀を中止にしてしまい申し訳ないと皆に頭を下げるのですが、彼らはウルジは奥様(ラムダン)一筋なのわかっていると言って笑い飛ばします。
ただ。。屋敷にはララの姿がありません。
なんと・・・ララは体調を崩してしまい療養しているようです。
妊娠だったらいいのですけど・・・病気だとちょっと心配。
またララと会えなかったラムダンは少し落ち込むのですが、ここでまた助けた外国人が入り込んできます。
ご飯をむしゃくしゃ食べながら「いやぁ助かりました まさかこんなによくしていただけるとは」「ブルクティーン家には1度来てみたかったんですよ どんなものか」と話します。
「にしても ブルクティーン家って聞いてた話と結構違うんですね この国ではだいぶ斬新というか前衛的というか」
大らかだという彼。
言っている意味がわからないと言った二人に・・・
「だってあなた達 男同士でご結婚されてるんでしょう?」とびっくり発言。
それだけならまだいいのですが・・・その話をなんと(^_^;)ウルジ父に聞かれてしまっていたという・・・
ここで4巻は終わりです。
イイ雰囲気になってやっと戻ってこれたと思ったら・・・最大の危機がやってきそうです。
感想・まとめ
いやぁ・・・バレてしまいましたね(T^T)
ウルジ父・・・怖いよぉ~~~
せっかく・・・せっかくラムダンとウルジは仲良く気持ちを確かめ合って戻ってきたのに。
ララの療養も気になりますし、まだまだ二人が幸せになるには時間がかかりそうですね。
気持ち的には通じ合っているので、あとはウルジ父をどう納得させるか、でしょうか。もうバレたらバレたで仕方がないので・・・
ここはウルジ・バドマが協力してなんとか。。。
あとは作中に出てきたグリナザ族も気になります。
終盤に出てきた外国人が案外グリナザ族のことを知ってる可能性はありますね。褐色の肌だったので、グリナザ族とは少し違うかもしれませんが。
お風呂に入って綺麗にしたら白いお肌に・・・なんてことはないでしょうか!?
この外国人は何かしらの重要な役割があって登場したと思うので気になります。
最後に、描き下ろしはこれまたラブラブな二人なので安心して読めますヨ~。娼館のお風呂で一緒に入っている二人♡
一緒にお風呂に入っているので。。。♡ ちょっと激しめでした。
ということで!今回も読んで損なしの巻だったかなと思います。楽しめる1冊になっているので気になる人は是非☆