5月30日発売!花鳥風月5巻を読む上での考察事項(私のまとめ)
【7月8日から電子配信スタート】
5巻が出ましたね~。そして読みまして・・・わたくし読んでいない話がありました。
ここがすごく重要で、ここを読み飛ばしているから勘違いをしてしまっているところもありました!
ということで5巻の火弦編のちょこっと考察のまとめをしてみようかなと思います。
透子さんの家の壁の落書き犯
ハイ・・・今まで31話を読んでいなくて落書き犯見つかってないと思い込んでいたスノウです。
見つかっておりましたね!
透子さんの家の落書き犯は、吉利谷が雇った素人くんでした。
なぜ吉利谷が落書き犯を雇ったかは、曜明の足止めのためだったようですね。
なぜかというと、吉利谷の目的は克也襲撃犯を殺し、克也の敵を取ること。
曜明にとっても克也襲撃犯はにっくき相手ですよね。曜明もまた犯人が分かれば殺しに行くでしょう。
曜明より先に吉利谷はその犯人から克也の敵を討ちたかったのかなと思います。。。
ですがここで吉利谷が犯人をヤルために向かわせたのが火弦。疑問ですよね。
すごく敵を討ちたい相手なのに火弦を向かわせたんですよ。曜明の「忠犬」にです。
曜明と火弦、義兄弟の縁を切ったのか?
ここでは31話で火弦から申し出があったのですがどうなのでしょうね?
義兄弟の縁を切るというのはこの2人がくっつくためには必要なことだとは思うのですが。
克也から「血のつながったものと関係を持つことは許さない」というようなことを言われていますよね。
だから「犬」から「人間」になってしまった火弦に「ほんと犬ならよかったのに」というようなセリフを言っています。
義兄弟である限り、きっと曜明は火弦とはどうこうなろうとか考えないだろうなぁと思います。(いまのとこ)
吉利谷はどうして曜明との取引を受けたか
最初は勝又をやるのに火弦を向かわせる予定だった吉利谷でしたが、なぜか33話では火弦が足止めされてしまいます。
33話では曜明が勝又のところへ行ったというのがわかりますよね。
吉利谷は曜明より早く克也の敵を討ちたいはずなのになぜ曜明に行かせたのでしょうか?
ここも少し疑問ですね。
丹羽も火弦を捕まえ「予定が変わった」と言っています。吉利谷の予定もここで変更になったというのがわかりますよね。
どう予定が変わったのか・・・?
曜明と吉利谷の会話の箇所。
「[吉利谷 火弦が義兄弟の杯を返して堅気になると言ってきた
組とは関係なくなるから」
「変わりにお前が勝又をやりに行くって言うのか?曜明」
「火弦は元々俺が兄貴からもらった犬で組とは親子の杯を受けてない」
「火弦に命令出来るのも使えるのも俺だから」
「あれは俺の犬だ―」
この言葉を思い出して「-俺の犬」・・・・―か・・・・という吉利谷が印象的です。
私は吉利谷は克也に特別な感情があって、曜明に嫉妬していると思っていたのですが同時に大切にされている火弦も可愛いけれど嫉妬の対象なのではないかなと5巻を通して思いました。
「愛されてるなぁ・・・火弦」
この時のこの言葉と顔がね・・・。
克也はいくら杯を交わした義兄弟といえど一線を引いていたとあります。どれだけ忠犬になったとしても彼の「特別」にはなれなかったんですよね吉利谷は。
恐らくなのですが、火弦には「お前の味方」だと言ってたりするので好意があるというよりは自分自身と重ねる部分があって応援したい気持ちがあったのかなと思うんです。
そして克也が曜明にあげた「犬」なので吉利谷にとっても特別視してしまうモノだったのでしょうね火弦は。
それはきっと、曜明が火弦のことを「ただの犬」と思ってれば吉利谷の気持ちは変わらなかったのだと私は思います。
ですがここへきて「俺の犬」「火弦は元々俺が兄貴からもらった犬」という特別な意味を含む言葉と曜明が言ったので「愛されてるなぁ・・・」の嫉妬を含むセリフが出てきたのだと思います。
克也と克也の家族以外しか関心も執着も見せなかった曜明が火弦を特別可愛がる理由は、克也から面倒を見ろと言われたからだと思ってたけれどそれだけではなさそうだ、というようなセリフを吉利谷は火弦に言っています。
結局は吉利谷は曜明にも火弦にも嫉妬しているのかなぁ?と今のところの私の考えです。
火弦は曜明のためのみ、自分の命も顧みず動ける人物ですからね。。。
財前という男
新しく出てきた登場人物です!超男前の弁護士(n*´ω`*n)
一見、吉利谷とも深い親交があるようです(笑)
これからこの事件が解決するにあたり重要な人物になると思われます。
最後まで吉利谷の味方になるということ、吉利谷から何かを頼まれたということ、そして糸くんから火弦に何かあったら助けてあげてほしいと言われていることを考慮するとまだまだ活躍してくれそうです。
それに・・・おそらくは吉利谷の相手はこの財前先生ですよね???♥
吉利谷と財前の絡みがすごく好きでですねぇ・・・なんか財前の前だとすごく素直になる吉利谷とか、吉利谷をうまく扱う財前とか(笑)
あの表情を崩さないのもツボだし。。。5巻にきてこんなイケメンが登場するとは!!!
やばい・・・これまた【是】に続く超長編になったりしてΣ(゚Д゚)と思ってしまうワタクシです。
吉利谷が欲しかった特別なもの
吉利谷が欲しかった特別なモノ・・・克也からはもらえませんでしたね。
克也に特別な感情があったのでは?と前に書いたワタクシですが・・・おそらく愛だの恋だのそんな感情ではなかったのだろうなぁ~と思います。とにかく、誰かの「特別」になりたいんですよね。
だからお互いが「特別」な火弦・曜明に嫉妬しているのかなぁと思います。もちろんここの関係にも克也はかかわっていますけどね。
それがわかるのは財前との会話から。
お前がどんなにダメなヤツでも 俺だけはお前の味方でいてやる
このセリフで
克也さんからも誰からももらえなかった「特別」をお前がくれるのか
になるのだと思います。とにかく誰かの「特別」になりたかった・・・そんな吉利谷の気持ちが読み取れますよね。
まだまだ勝又の事に関しては、吉利谷は何がしたかったのだろうと?思うのですが・・・
どうして本当に火弦を行かせたのだろう?と。
まずは本当の犯人は入江でしたよね。そのことをずっと隠してきた勝又。
どちらも恐らくですが吉利谷にとっては憎い相手です。
勝又が入江を始末するとして、その勝又を次は火弦に始末させる。
これが当初したかったことなのだと思います。
でも作中にもありますが、本当に始末したいのなら「丹羽」にさせていると。
そう思うと、吉利谷は火弦が始末されても良かったと思っていたのかしら?とさえ思えてきます。
今後、この件が片付くときに吉利谷の口から何か聞けるかなぁ~と思いながら6巻を待ちたいと思います。
今5巻の最後では・・・火弦は大変な事になってますが・・・
あとがきにはね・・・「次巻ではきっと甘い展開が~」という言葉がありました!!!
これに期待して今後も連載を追っていきたいと思います!
次は、7月号ですね。もちろん予約済みですよ♡