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コミックスの感想

【媚の凶刃】BLコミックス感想/池玲文-極道ものの一途愛は好きです・・・

2015年11月10日

ビーボーイゴールド12月号で最終回だった媚の凶刃が気になって読んでみました。ネタバレ注意

絵柄もいいし、最後の終わり方がすごく好きで気になって気になって・・・。
1月に2巻が出るというので1巻を読もうと電子ポチりました。1巻読もうと思ったらレビューに、
媚の椅子を読んでからのほうがわかりやすとあったのでそちらを先に。。。

確かに最終回とその前だけ読んだ私にしたら韮沢というのがどういう立ち位置なのかイマイチよくわからなかったんですよね~。よくわかりました★

しかし・・・媚の椅子は08年の作品とは!!!そう思うとすんごく長いシリーズですねぇ。
媚の凶刃は2012年12月号のビーボーイゴールドからの連載なので完結までにまるまる3年。
このストーリーはほんとエロもあり、極道だからこその葛藤や結びつき、裏切り、読んでてハラハラドキドキ。
早く2巻読みたい~と思いました。
絵柄もすごく艶っぽく、エロシーンもすごいし・・・ぜひ修正なしで読みたい!!!(笑)
これって電子各社でも取り扱い違ったりするんでしょうかねぇ?

これこそ18禁コミックで読めたらいいんですけど~。

では作品の紹介です。

 

 

媚の椅子
<内容紹介〉
長く抗争を続けてきた梅崎組と相賀組の手打ち直前。相賀組の男が刺された。梅崎組若頭・加賦は、犯人を匿っているであろう韮沢を拘束し、苦痛と快楽をその体に施すが一向に口を割る気配がない。「惚れてた男に犯されて嬉しいか。それとも俺に振られた腹いせか? 韮沢」決して痛みに媚びない韮沢の真意とは?

媚の凶刃(1巻)
<内容紹介>
梅崎組を継ぐよう、実父である組長から告げられた加賦だったが、どうも気が進まない。
一方、周囲から跡目だと目されている佐川は、加賦の忠誠を測るため、
彼の稼ぎ頭であるフロント企業、もしくは韮沢を、自分に寄越せと言ってきた。
加賦にとり韮沢は、使える手駒であると同時に、可愛くて溜まらない情人だった。
果たして加賦は彼を手放してしまうのか……!?
加賦&韮沢の激甘番外編と出会い編も収録。

絵柄 ★★★★~★★★★★
ストーリー ★★★☆☆~★★★★☆
エロ ★★★★☆(ハードなものも・・・)

とにかく絵がうまい!そんな印象の作家さんですね。
これしか読んだことないのですが他作品がどうなのか気になるところ・・・。

俺は加賦さんのためならいくらでも死ねます

このストーリーってもうこれに尽きると思います。
韮沢のあまりにも一途な、あまりにも重い愛です。

はじめはその愛に戸惑いながら、離れそれでもまた求めてしまった加賦の葛藤がまた物語を
一段とおもしろくさせています。

怖くて仕方がない 人は裏切る
誰も信用してはいけない

そう思ってきた加賦の気持ちの変化も読んでて面白い。
とにかくまっすぐな韮沢に戸惑いながらそれでも受け入れ、気づけば愛していたんですよね加賦。

梅崎組

媚の椅子では短編っぽい扱いだったのですが、媚の凶刃では一気に跡目抗争に突入していきます。
加賦の父親が組長なんですよね。そしてその組長から継ぐように打診があるのですが
叔父がその座を狙っているというわけです。

そしてその中に韮沢も巻き込まれていきます。
この時の2人の「すれ違い」が切なくて、切なくて。

それでも初めから抱いていた「加賦さんのために生きる」ということを胸に韮沢は受け入れるんですよね。
まだあのひとのためにできる事がある、あのひとのために生きているんだ、そう思う韮沢の愛が痛いくらい切ない。

その跡目争いでもいったんは叔父貴に譲ろうと思っていた加賦ですが、やり方があまりにも
汚く、そしてブラックであり、なんといっても渋々韮沢を手元から放したのにその韮沢を捨て駒に使うありさま。
怒った加賦は闘うことにします。

佐川をつぶすぞ・・・!
この時の加賦はかっこいいです。

韮沢を取り戻す!

はぁ~かっこいいです。韮沢は韮沢でもう加賦のところへ帰りたいと思いっているのですが
それでも「与えられた仕事」を全うしようとしています。
佐川(叔父貴)を殺るのはもしかしたら簡単かもしれないですよね、だけれどそれでは加賦にも迷惑がかかる。
だからこそおとなしく下っ端の仕事をしている韮沢がね・・・健気ですね。

そして韮沢と接触する加賦。

俺は組を継ぐことにした

まだ俺に尽くす気はあるか?

佐川を破門にするために証拠をつかみたいという加賦。そしてそのために韮沢にスパイになってくれと
お願いしているのですが、見返りなしに使うのかという韮沢。

何が望みだという加賦にほしいものなんて何もないという韮沢は加賦に抱きつきます。
ほしいものって言ったら加賦以外ないですからね・・・。

―やるよ全部終わったら
なんかこういうセリフって死亡フラグかと思いますよね(T T)
すでに結末しっている私ですからいいんですけど・・・

このときの韮沢ってやせ細っちゃっているんですけどその描写があまりに生々しいの。
アバラの出具合とかすごく出てて・・・こ・・・怖い~。

久々の加賦のモノをなめながら…気づかずにイッちゃってる韮沢がね~。
もうね興奮状態なのがよくわかるんです。

そしてヤクを売るための変装のためにピアスを何個もあけている韮沢の耳を触りながら心配だという加賦に萌えです♥

韮沢のことが大事、だけれど組も大事。どちらも天秤にはかけられないほど大事なものだけれど、
韮沢を守るためにも組を継がないといけないのですよね。
だけれど韮沢のことは明らかに私情なんです。組は組織ですから、その組織の上に立つものは私情は持ち込んだからダメですよね・・・。たくさんの組員を守るのも上に立つ者の役割ですからね。

結局は組を守るため、韮沢に酷な役割をお願いすることになった加賦。

・・・しがらみ全部捨ててお前が一番だって言ってやれればな

お前の幸せそうに笑ってる顔が好きなんだ―
そう言いながらぎゅって抱きしめている加賦の描写がたまりません・・・。この言葉に韮沢ももちろん感動しているわけで・・・

そして韮沢もこのとき初めて気が付きます。
自分はこんなにも加賦に思われていたのだと・・・

生きていてよかったという韮沢の気持ちが痛いほどせつなかったです。
1巻の途中に韮沢と加賦の出会いのストーリーが収録されてました。そういえば・・・韮沢と加賦って何歳離れているんでしょうね。
出会いのところではずいぶんと韮沢のほうが若いです。。。

そしてこのことで韮沢は自分はちゃんと愛されていると決意を新たにするのでした。。。

これで1巻の本編は終了です。

番外編

あまあまです。本編は切ないストーリー進行中でしたが・・・番外編ありがとうございます~。

これは跡目を譲ると決めてから・・・と書いてあったので1巻のはじめのほうでしょうかね時系列的には・・・。
中盤から跡目を継ぐ方に傾いていってますからね。

で温泉~。入ってくるのが遅い韮沢に
何やってたんだ って言う加賦。

・・・きれいにしてました

って(笑)やる気満々です~。。。韮沢最高です(n*´ω`*n)

好きって言っていいかと聞く韮沢に好きにしろといったのが最後
好きです愛してますのオンパレード(笑)

いい旅行でしたが・・・最後に今からお前より組を優先すると言い出す加賦。
自分のことが第一で組のことなんてどうでもいいと思っている韮沢に、佐川のところへ行けと言って
納得してくれるだろうかという加賦の葛藤も書いてあります。

まったく・・・ヤクザなんか辞めちまいてぇよー

加賦も本当は韮沢が好きで好きでたまらないんですね(n*´ω`*n)

でも加賦は若頭だから組員もいろいろと守るものがある。だからこそ私情では動けないところもあるんですよね。
この後にやっぱりすれ違っちゃって、切ないストーリーになっちゃってますが(本編)
加賦のこの時の気持ちがわかってすごくよかった。

そう思うと・・・最終回のあの最後の襲名の場面が!!!めっちゃ感動する!←ネタバレすいません・・・。

ビーボーイゴールド2話分あるから今から読み返します。
面白いですね。
基本的には、韮沢・加賦・佐川(叔父貴)・シャオチェン(中国人)・組長(加賦の父親)を把握してたら
いいのかなと思います。

韮沢の加賦一筋の重~い重~い愛がね。。。これがまた加賦を救ったりするわけですよ~。
2巻出るの楽しみ!!!早く読みたい!!!

もうもう本当に絵柄がすごくきれいで、本編の最後2話とか迫力あって圧倒されました。←だから目に留まったのですが・・・。
この方もものすごく丁寧に描かれている作家さんですよね。一気に好きになりました。

先生のHP見たらイラストかっちょいい~!!!めちゃくちゃ上手くて鳥肌です。
うわぁ~ほんとファンになっちゃいました。
やっぱり絵柄が素敵!とかって思う人ってデッサン力が違いますね・・・

ちなみ・・・やくざモノは囀る鳥は羽ばたかないが大好きですが媚の凶刃も仲間入りです(^^)

あとは医者×ヤクザの兎オトコ虎オトコもめちゃ面白いです!
幼馴染BLのタイトロープはキュンが多くてGOOD!
あとは歪み愛ではバラ色の時代ですねお勧めは・・・。

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スノウ

スノウ

漫画全般好きですが、BL漫画にハマり今ではほぼこのジャンルしか読んでいません。一途もの、年の差、スパダリ攻、ワンコ受、ツンデレ受大好きです。最近はオメガバースもお気に入り。

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