切ないといってもハッピーエンドです。やっと6巻で心も繋がって結ばれましたね。
毎回早く出ないかと心待ちにしていた連載型の書き下ろしコミックでした。
三月さんの作品は面白くて好きです。
きみと見たほうき星を探して 作品紹介
関連/バラ
もっと詳しく
近くにいれば、いつでも会えると思ってたんだ――
高校最後の文化祭、天文部の展示を手伝ったことで、絆を深めた河合と大原。ところが、卒業後、だんだんとすれ違いはじめ……。
すべてのはじまりだった高校最後の文化祭を描いた番外編「はじまりの星」もお見逃しなく!!
【本作品は「きみと見た ほうき星を探して」第1~6巻/第1~16話を収録した電子特装版です】【フィカス】
勝手に評価
絵柄 | |
ストーリー | |
エロ | |
オススメ度 | |
ジャンル | 切なさあり 同級生BL |
【ネタバレ注意】きみと見たほうき星を探して 感想
近くにいれば いつでも会えると思っていた
高校時代にそう思っていたのに・・・大学生になってバイトに勉強に忙しい河合。
大原とは同じアパートなのにあまり顔を合わせなくなっていました。そんな時に月食の日。
一緒に見ようと大原のアパートを尋ねると・・・大原は引越しの準備をしていました。そんな2人は月食を見る準備をしますが・・・
お互い立場が違うから仕方のないという大原ですが、河合は近くにいればいつでも会えると思っていました。
だからこそ無理して同じアパートに住み、それを維持するためにバイトに明け暮れ一緒にいられないという本末転倒ぶり。
高校の時、天文部だった河合を手伝い2人で一緒に星のパネルを作成しました。だけれど観に来てくれた人は一人もいなかった・・
一生懸命作ったのにと河合のことを思い涙する大原。そんなことを思い出し
オレ 大原のことずっと好きだったんだという河合。
すると大原もおれも河合のこと好きだった でももう諦めたんだ と言います。
でも河合は俺と付き合おうを言い出します。
戸惑う大原ですが・・・付き合える、キスしたいという河合にキスだけならと答えます。キスが終わったあとにまた付き合おうと河合は言いますが、もう諦めたんだ、友達でいようと言って大原は週末に引っ越してしまいました。
途中でどうして大原が河合を諦めようとしたのか・・・。という回想が入ります。
誘っても誘っても忙しいからと断る河合。
実際バイトが忙しかったんだけれど。。。それでもう期待するのはやめようと思うようになります。
引越し後、連絡は取り合っているようで大原の新居で飲んだりしています。そしてもうおまえなんかに期待はしないと思いながら・・・河合の求めるままにキスをします。
その先に進もうとする河合に大原は一人で見た空を思い出しオマエとなんか絶対付き合ってやんねぇ!!と。
そんなに俺が好きなら出直してこい!と涙ながらに話します。
そんな大原を見てわかった出直すという河合。
そして大原のためにプラネタリウムを作ります。
そして改めて告白を。
このほうき星は高校生の時の回想と交えながら話が進んでいきます。
男同士だとか、気持ちが信じられないとかそんな葛藤を交えながらお互いが欲していて離れられないといったストーリー。曖昧な距離感でうじうじ悩む大原に対し積極的にアピールする河合。
だけれどやっぱり一度はダメになりそうになります。
身体はつなげるんだけれど大原の気持ちの中には諦めた時の傷がまだまだあって、なかなか新しくスタートがきれません。
5話目ではそんな状況を打開しようと大原ががんばります。
6話目ではお互いの気持ちを再確認してずっと一緒にいることを約束する2人。
5話目から6話目はほんとギュギュっとなるくらいの展開。そしてハッピーエンドです(*^_^*)
3・4巻では本当に辛い展開だったのよね・・・身体はつながるけど気持ちがお互い繋がらずで。
その切なさがあったからこそ、また改めて観るプラネタリウムが素敵に思えました。原点回帰でしょうか☆
本当に面白かったです。私はこのお話大好きです。
おすすめのコミックなのでぜひ読んでみてください☆
コミックス版はバラ配信の作品プラス描き下ろしが追加されていています。
大原と河合の高校生の時の話というか・・・主に大原の話。せつないです・・・。