櫻井ナナコさんの【僕のΩよ覚めないで】BLコミックスの紹介です。バラ・単話配信で読んでいた作品のコミックス版が出ました。
こちらはオメガバース作品なのですが、オメガバースに独自の設定が入っていてなかなか興味深かったです。
絵柄もとても可愛くて、さらっと読めました。あまり重くもなく、適度な切なさがある作品だったと思います。
【僕のΩよ覚めないで】作品紹介
コミックス版
作家 | 櫻井ナナコ |
出版社/レーベル | KADOKAWA/ B's-LOVEY COMICS |
発売日 | 2020年09月14日 |
満足度・オススメ度 |
内容紹介
内容
蒼はΩ要素の割合が少ない特殊なΩとして生まれた。 発情期は軽い抑制剤を飲むだけで済んでいたため、周囲にはβだと思われている。 今のままαに束縛も支配もされず過ごしていきたいと思っていたが、ある日、道端で蹲っていたαでヒモの玲司を助け、家に泊まらせることになってしまう。
全体評価
ストーリー | |
胸キュン | |
切なさ | |
エロ |
注意ポイント
【ネタバレ注意】【僕のΩよ覚めないで】感想
みどころ:オメガでも種類がある
これはなかなか面白い設定だなと思いました。ただ、もう少し色々とあればもっと深みが出てきたのではいかな?とは思います。
展開としては予想しやすい展開になっているので、王道路線だと思います。
まず、オメガの中でもΩとΒの比率というのがあって、Ωなのに性質はβというような設定はなかなか面白いなと思いました。
今回は双子で一人はΩ、もう一人はΩとΒが1:9のΩというΩ兄弟が登場。そして主人公のΩ:β1:9の子が、あるαと出会ったことでΩを目覚めさせていくという展開。
αと出会った時点で恐らくはそうなるのかな~と思って読んでいたのですが、なかなかこのαとの生活も謎もありキュンもありで面白かったです。
みどころ:αとの出会いとΩとしての生きにくさ
ヒモだった、というαを拾ってから自分の中のΩが目覚めていく主人公。
そうすると、色々な変化が起こってきはじめます。
Βが9割だったからこそ、仕事も支障なくこなせていたのに、Ωが出てきて休まなければいけなかったり保護者に色々言われたり。
仕事も辞めなければいけなくなってしまいます。
そんな中、αの子とのすれ違い。
お互い好きなはずなのに、それがうまく伝わらずに焦りました・・・。αの子は前々からΩの子を知っていたのですが、それを「全部仕組んでたの?」と誤解してしまったのですよね。
その誤解もちゃんと解けるので、ここは安心して読んでいいと思います♪
最初はΩがどんどん目覚めていくことに抵抗があった主人公ですが、αの相手との関係のなかですんなり受け入れていったのも良かったのかな?と思います。
Ωの子には複雑な感情もあって、それが返ってよかったかなと。
仕事の事もあるけれど、自分自身の中途半端な体についても悩んでいたようです。
Ωは子どもが産める体。でも、自分は中途半端だから子どもも諦めていたと。それで保育士になったのだと話す主人公。でも、色々あったけれど、ラストはΩが目覚めて良かったと感じている姿が読めて良かったです。
みどころ:番になるのはラスト
作中でヒートは数回起こっているのですが、二人が番になるのはラスト。
お互い気持ちが固まってからの展開がすごく良かったなと思いました。勢いだけにならないのが好み。
これはαの子が抑制剤をしっかり服用していて、Ωの子を守ってたというのもあると思います。
お互い想い思われで幸せそうで何より!のラストでした♥
まとめ
展開は王道かな?という印象でした。ただ、αの子が謎な登場したのに実は一途な子!というのが好み。
Ωの子も、どんどんΩ性が目覚めていく中で不安もあり、葛藤もありだったのですが、ラストで「僕をΩにしてくれてありがとう」というセリフが出てきて良かったです。
双子ちゃんの片割れさんは・・・あまり重要なポジションではなかったな・・・というのがちょっとだけ???な部分でした。
もう少し背景とか色々と肉付けがしっかりしてたら、もっともっと入り込める作品になってるのでは!?と感じたのですが、これはこれでさらっと読めて萌えを楽しむことができるのでおっけーですね(*^_^*)
オメガバースだとドロドロになってしまう作品もある中、個人的にはサラっと読める作品が好きなのでこの作品も好みです★
ということで!気になった人は是非チェックしてみてくださいね。
こんな方におすすめ
- ちょっと変わった設定のオメガバースが好き
- ドロドロしない、さらっと読める作品が好き
- α×Ωが決まっていて、どうくっつくかを読むのが好き
電子書籍
コミックス版
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