財前と吉利谷の怪しげな雰囲気で終わった37話。気になるその続きは?
今回のディアプラスは花鳥風月が得に面白いなと感じました。
なんとなく謎だった吉利谷のこと。。。今回は吉利谷視点のストーリーです。
では早速感想を♪
俺が一番欲しいものは、もう絶対に手に入らないものなんだ
かわいそうだろ?甘やかしてよ。
扉絵: 曜明&吉利谷が背中合わせで立っているところ
やっぱり吉利谷と財前が寝るというのはエロい意味ではなかった模様。
人の肌に密着していないと眠れないようですね吉利谷。。。なんかかわいい。
でも吉利谷はいつも財前と寝たがるようです。
あれ???久々に会ったわけじゃなかったのか。
財前は吉利谷にお前相手ならもっと抱きここちのいい女が
いくらでも進んで添い寝してくれるだろうにと言いますが、
女と寝るとめんどくさい(添い寝だけでは済まないので)と吉利谷。
枯れてるな なら大型犬でも飼って一緒に寝ればいいんじゃないか?
意味深な顔を見せ、そして微笑みながら
・・・あいにく 俺は犬とは縁がないんだ
回想には曜明の兄が出てきます。その先代組長・克也の飼っていた犬はすごく忠犬だったようですね。
克也を守って死んだ犬を見て、曜明も吉利谷もそんな犬なら欲しいと思ったようです。
そして、克也がかつて飼ってたような犬がほしいとねだった曜明。
そんな曜明に、犬は人より早く死ぬ。それでもいいならいつかお前にふさわしい犬をやろうと言った克也。
それを見ていた吉利谷。
克也は、いつも気前よく望みのものはくれたようです。ですがそれはすべて現金を出すだけ。
吉利谷がほしいものはお金で買えないものだったのでしょうね。
盃を交わした兄弟でもしょせんは他人。他人だという線引きを吉利谷は克也から感じてたみたい。
その線引きは克也と曜明にも見られてたのですが・・・。
あるひ克也は曜明に火弦の面倒を見るように言います。
犬以上にお前に尽くすだろうと・・・。
火弦はその言葉通りに曜明に尽くし、曜明はかつて欲しがってた「忠犬」を手に入れたわけです。
そんな曜明を見て、嫉妬を覚える吉利谷。
お金で買えないものを曜明にはあげたのですからね。自分にはいつもキャッシュのみ。
それは曜明が弟だから?血がつながってないとだめなのか?と考えます。
じゃぁ克也さん 俺は一生あんたの特別にはなれないってことですか―?
そして吉利谷は克也に言います。
裏カジノの件、無事うまくいったら褒美として 俺を組の跡目にしてもらえませんか?
あんたの跡を継ぎたい
あんたから俺しか貰えない特別なものがほしい
結果をだしたら考えてやるという克也でしたが。。。襲撃に遭い、帰らぬ人となりました。
あっさりと跡目を継ぐことになった吉利谷ですが、
違う!こんな風に手に入れたかったんじゃない
こんなことを望んだんじゃない
俺が本当に欲しかったのは・・・っ
思い出している吉利谷でしたが。。。ポンポンと背中をたたかれはっとします。
ガキと一緒にするなよという吉利谷ですが
中身は子供だという財前。
そのことばに、克也から特別なものをもらった曜明に嫉妬していたことを認める吉利谷。
自分の器の小ささなんて今更自覚したくなんてなかったわ
そうか でも気にするな お前がどんなにダメな奴でも
俺だけはお前の味方でいてやる
そんな財前の言葉に、克也からも誰からももらえなかった特別を
お前が俺にくれるのか―
ならもう俺はそれで十分だ
そう思う吉利谷の顔が柔らかくていい顔でした。
誰からももらえなかった特別ってどんなことがあっても自分とともに生きてくれる人ってことなのかな?
お金で買えないものという意味なんだろうけどね・・・。
久々に曜明が登場です!!!相変わらずかっこいいです。
廃墟にいたのは、勝又でした。
でも勝又は傷を負っている感じです。次号勝又から何か聞けるかもしれませんね。
<感想>
今回のストーリーは吉利谷視点でしたね。吉利谷は克也の特別になりたかったんだと思われます。
私は、吉利谷は克也が好きだったんじゃないかと記事にしたことがありましたが・・・
好きかどうかは置いといて、とにかく特別にはなりたかったようです。
だからこそ、自分がほしいと思ってももらえない「犬」を曜明が克也からもらったことで
曜明に対し嫉妬心が芽生えたのかと。
それまでは克也から同じような線引きをされてた曜明に対してそこまで嫉妬するような感じではなかったですからね。
だからこそなんですが・・・曜明と火弦を引き離したいと思っていたという説もできあがる。
克己からもらった特別・・・曜明と火弦。これは吉利谷にとっては嫉妬の対象。
そして克也からもらう予定だった特別・・・跡目。
裏カジノの件、何かありそうですね。そういえば克也が亡くなったのは襲撃を受けたからなんですが、
なんで襲撃をうけたんだったっけ?
もしこの裏カジノの件と絡んでたら厄介だなぁ~なんて思ったり。
克也から特別な褒美がほしかったのに、それがかなわなかった吉利谷はでもなんだか不憫だなぁって思ってしまいました。
たぶん、恋愛の対象云々ではないと思うのですが、吉利谷にとって克也は本当に特別だったんですね。
でもでも・・・吉利谷には丹羽がいるのに~。丹羽は違うのか・・・。
そして吉利谷が財前から味方になってやると言われたあとの笑顔と「ならもう俺はそれで十分だ」というモノローグが
とても気になります。。。
ならもう・・・???なんか引っかかる~。これってやっぱり曜明に対してずっと嫉妬してきたってことでしょ?
前回に引き続き、やっぱり吉利谷の思惑が何かあったんだろうとそう思ったのですが。
でも財前が吉利谷の心をちょっと救ってくれたんですね。吉利谷×財前ですか!!!
いいねぇ~財前かっこいいし。きっと何かあっても全力で弁護してくれるよね。
次号は曜明のターンになりそう。楽しみです!!!
花鳥風月5巻が配信スタートしました!