1/365の恋人のサンプルを読んで絵が気に入ったので購入しました。
174ページで7チケだとちょっと高いのですが・・・まぁ期待を込めて・・・。
たつもとみおさんはTLやなども描いているようですね。キオクカプセルというコミックもあって妹×兄のラブストーリーというのも面白そう。再婚相手の子供同士なので血はつながってなさそうですが・・・。
今回の1/365の恋人は・・・まぁ面白かったけど~7チケの価値があるかというとよくわかりません・・・。
ウノハナさんとかね、ヨネダコウさんとかは200ページ超えでも6チケとかあって大満足なんだけど。それと比べると割高ですね。
といっても、フルールは連載中は無料で読めたりするので・・・コミックスが少し割高と思っていてもトータル的には安いのかもしれません★
ストーリー性に関してはう~ん。。。1年に1回会うというのはちょっと無理な設定だった気がする。
1ヶ月に1回とかにすればよかったのに、と最初読んだ時に思いました。
10年で10回しか会っていないのにずっと好きとか、主人公の10年無駄にしているような気がしてならなくて。もっと頻繁に会えばいいのにな・・・!みたいな。。。
ではでは、ネタバレありの感想ですので気になる方は続きからどうぞ。【1/365の恋人】作品紹介
内容紹介
【ネタバレ注意】1/365の恋人 感想レビュー
絵がとても綺麗で読みやすいので、初心者さんにもおすすめ!
卒業式の告白
卒業したらもうあえなくなると思ったら好きだと告白した主人公。
とっさに今のなしと訂正するのですが、以前ユニフォームを抱きしめてたのを目撃されてたらしく・・・
やっぱりそういう意味だったのかと言われてしまいます。そして「女が好きだしそういうの無理」と振られてしまいます。
涙を流す隆史(主人公)。それを見て
俺より好きな相手ができるまで 年に1回おまえの誕生日にデートしてやるよ
と颯(攻)がいいます。
それから10年、毎年1回会っては近況報告などをしていたのですが、隆史はこのままでは
前に進めないと思ったのか区切りをつけようとするの。
会うのは最後と決めた日
会うとやっぱりドキドキしてしまう隆史。決心が鈍らないうちにと打ち明けます。
俺好きなヤツができた
お~マジでかよかったなと喜ぶ颯。お祝いしてやると言って最後の誕生日のお祝いをします。
隆史にとってはこの1年に1回だけの会う約束が何よりの心の支えだったのでこれからどうやっていこうかと考えていますが、颯は女の子が好きなので決して自分の思いと交わることはないと思ってます。
話から颯は彼女ができたら隆史に報告しているようですね・・・。隆史辛いだろうな~。
心の中で諦めもあったと思うから変に期待することもなかったのかも・・・ですがやっぱりツライ。
好きなヤツができたってやっぱり男なの?
直球ですね颯(笑)
そしていいやつか?大事にしてくれるやつか?といろいろと聞いてきます。
10年間見守った身としては気になると言いいます・・・。
大丈夫だからという隆史。
今までりがとう 俺 颯のこと一生忘れないよ
隆史のこの言葉からも本当に一大決心した別れだったんだろうなと思います・・・。
タクシーに乗って帰る颯。ですがタクシーを降りやっぱり俺にも紹介してくれと言います。
彼氏の登場で状況が変わる
隆史が彼氏のふりをして欲しいとお願いしたのはよく行くバーの店長さんでした。
颯は対抗するかのようにこいつね高校の時俺を好きだったみたいで・・・といいますが店長は聞いてますと返答します。←よく相談していたようなので本当に知ってるんですよね(笑)
お店ではカップルがキスをしていて颯は男同士でキスしてると言います。
ここでナイスな店長さん!!!「珍しい?俺たちもよくしますよ?」と。
すると颯はやめろ!と怒るんですね。ちょっと嫉妬っぽいですね。
隆史はごめん、気持ち悪いよねとゲイに対しての不快感だととってしまうんですね。。。
・・・おまえは 俺を好きでいればいいんだよ!
俺様発言頂きました~!俺を好きでいればいいんだよ!って独占欲丸出しですね。とかっこよくいったはいいけどそこで倒れてしまう颯。飲みすぎですね(笑)
隆史は・・・受け入れてくれるわけじゃないのに。。。と悲しくなりますが、店長はそうでもないかもよと・・・やっぱり応援してくれているのかな★
その後、実は颯は北海道に転勤になってたようで・・・この日のために飛行機できてくれてたというのがわかりました。
隆史のマンションで目を覚ます颯。隆史は今日北海道から来たのかと颯に聞きます。
どうしてそこまでしてくれたの?問うと約束だからと答える颯。
そして隆史は好きな人ができたというのは嘘だと話します。そして嫌だったら逃げてといって颯にキス。
颯も目を閉じ受け入れた感じに見えました。。。たつもとみおさん・・・絵がきれいですからキスもいい感じ★
キスをしながら高3の時のことを思い出す颯。
家に泊まっていけと隆史を誘う颯。とまどう隆史でしたが結局泊まることに。
そしてちょっとウトウトして寝ていた颯。気が付くと自分のユニフォームを抱きしめ自分の名前を呼んでる隆史が目の前に・・・。
その時の気持ちはというと、驚いたけど嫌悪感はなかったらしく、それからずっとわざと隆史に触れてたようです。
隆史の反応を確かめてたっぽい。
颯に押し退けられるのですが、隆史はそれでも「嫌だ」と言います。明日になったら酔も覚めて颯はきっと我に返ると。。。
だから今しかないんだと言います。
本当に我に返るんだろうか?と考えそして颯はまた回想します・・・。
彼女とのやりとり。
隆史とのデートで気合の入っている颯に彼女が気づき、自分とのデートより気合入ってないか?と言われたこと・・・。
仕事が忙しくても年に1度の約束を守ってたのは破ったら隆史がなくんじゃないかというのと、会った時の隆史の反応でまだ自分のことを好きでいるかを確かめたかったからだということ。
颯からもキスを返していました。
こんなふうにキスされたらもう他の誰ともキスできなくなる
そういう隆史に対し、いいだろ、それでという颯。
何もわかってないくせに!と怒っちゃいますが、トイレに行くといってトイレで整理する隆史がかわいいです。
酔っていてキスなどを受け入れてるにしてもそれに付け込めばいいじゃないか!といけるとこまでいってやる!という決心が可愛いです。がんばれ!と応援したくなっちゃう。
トイレから戻ってみると。。。。お約束~颯は寝てました(笑)
翌朝、目が覚める颯。そしてご飯を作っている隆史。何事もなかったかのように振舞う颯にいっそのこと全部忘れてくれればいいのにと想う隆史。。。
昨日は一大決心したのにね・・・(T T)
そして颯は14時に隆史のマンションを出ると言います。時間になりマンションを後にしようとする颯に、次に・・・会うのは1年後・・・?と聞く隆史。
するとおまえ誰とも1年間キスしないつもりか?といってキスをしてくる颯。
今度はお前が会いにこいよ
今までは1年に1度の約束だったのですが、それ以外に会いに来いよという颯。これは思いが通じたということでよろしいかしら???
2/365の日
空港では颯が待っててくれました。
いつもスーツだった颯のラフな姿が新鮮な隆史。颯はスーツは隆史が好きだろ?といいます。
そして颯はいろいろなところへ隆史を連れて行ってくれます。でも・・・なぜか隆史はちょっと違和感を覚えるのでした。
颯の態度の変化・隆史の気持ちの変化
違和感が何なのか、最初は気付かなかったけれどふとわかります。それは颯の隆史に対する態度が女の子を相手にするときの態度だと・・・。
そう思うと妙に悲しくなってしまいます。
颯とこうなることを望んでたハズの隆史ですが、颯が颯でなくなってしまう気がして戸惑います。そして・・・颯とそういう関係になってしまったら自分が自分でなくなってしまう気も。
10年間想い続けてきた相手が急に自分のモノになるかもしれない状況が訪れて急に不安になったのかな?
颯が自分のカテゴリを友人から恋人に変えたことで、隆史は自分は今までの彼女たちと一緒になったんだと感じたようです・・・。それが嬉しくもあり悲しくもあるんですね。
自分はどうしても男で、今までの彼女たちのちがい女ではないのだから。そんな自分の気持ちに気付いて欲しいと願う隆史。それが態度にも出ます。
これは、隆史の気持ちもわかるのですけどきちんと言わないとね・・・
だって颯はノンケで今まで女性としかつき合ったことがないのですから。元カノたちと同じように接しないでって思っていてもわからないのですよ・・・。
この辺りはきちんと二人で気持ちを話し合ったのでお互い感じていることを知ることができたのですが・・・ちゃんと思ったことは口に出すようにしないと駄目ですね(*^_^*)
長く続けてきた関係を変えて違う形になる
高校の時は、視界に入るだけで幸せだった。
卒業してから1年に1度の会える日を何度も何度も反芻してキオクに焼き付けた。
今は颯が横にいて抱かれている・・・。
不安定で壊れやすいかもしれないけれど、諦めたくないから必死で身を寄せるんだと思う隆史・・・。
北海道生活が終わり、東京に帰ったのですが・・・この危うい関係が長く続くように大切にしようと感じます。
颯はノンケだからどこか不安なところもあるんでしょうね~。
そして颯からの電話。
仕事で東京に行くから会えないかと・・・。そしてその日に高校の部活のメンバーとも集まる予定のようです。
部活のメンバーとの集まりにて
待ち合わせ場所に行くと、女性と話をしていた颯。声をかけると女性から恋人と待ち合わせじゃなかったんですか?と言われます。
颯は隆史を紹介しようとしますが、隆史はとっさに恋人の弟ですと言ってしまいます。
隆史は、信頼してない相手にむやみに言うもんじゃない、もっと慎重になれと。
好奇の目にさらされてこの関係が壊れるのが嫌なんですね。そして一緒に部活のメンバーとの集まりに行く2人。
2人は相変わらず仲いいのか?とメンバーに聞かれ、颯は・・言うんですね!!!
ついに落とされて 俺達 今 付き合ってるんだ
さっき慎重になってといったのにもうこれです(笑)当然隆史はびっくりして怒ります。
でも。。。颯は信頼している相手にならいいんだろ?こいつらなら大丈夫だといいます。メンバーたちも祝福ムード。
隆史にもよく粘ったなぁ~というメンバー。こういうのって嬉しいですよね!
そしてハヤテは隆史にいいます。好きな相手くらい紹介したいだろ?と・・・。
直球のいいやつだねぇ~。
この集まりから帰ったら・・・そりゃ盛り上がりますよね♪
隆史のマンションにて抱き合う2人・・・。ハヤテは部活のメンバーとも1年に1度くらい集まってるんだといいます。
そして来年も一緒に行こうと。
隆史と颯の中で1/365の約束がまた1回増えるんですね。そしてその約束はまだ1度も破られたことがないという隆史のセリフで終わっています。
ということは必ず来年も一緒に行けるということを確信したということなんでしょうね!
ここで終わりですがあとは涙という話しが載っています。
これは颯視点のお話。すごく好きなテイストで良かったです。
感想まとめ
1/365の恋人というのはどういう意味なんかなぁ~って考えてみました。多分ですけどね、
始めは1回の約束だったのが気持ちが通じ深まるごとに1日1日とその1回の約束事が増えていくという意味なのかな?と・・・。
時々顔が崩れてるな~と思うところもあったけど、隆史の表情がいいです。
どちらかというと、颯はいいやつですよね。律儀に1回の約束を守って大事にしてきたからこそ、いざ離れるとなると手放せなくなったのかもしれません。
また次回作あるなら読んでみようかな!基本的にはTLとか少女漫画家のようですからBLコミックは少ないかもしれませんが・・・。