【スノ特/病みBL編】蒸し暑い日のお供に。病み系BL漫画を集めてみました。

●残った傷跡ごと、俺はお前を抱きしめたいよ―― 事故で両親と姉を亡くし、小学生の甥・歩（あゆむ）を引き取った勇一（ゆういち）。海の見える街に引っ越して、二人きりで始める新生活――そこで出会ったのは、総菜屋を営む陵（りょう）。同い年なのに自分の店を持ち、ご近所から慕われる人気者だ。すっかり常連となったある日、歩が喧嘩で家出してしまった！！　「逃げずにちゃんと向き合え」陵は動揺する勇一を叱咤し、絆を取り戻させてくれる。ところがその瞳は、どこか寂し気で…！？

攻の環境がなかなか辛くて、人の物しか興味がないという病みを抱えていたと思う。それは受と会った時にもその気持ちがふくらんでいくけれど、歩くんとの関わりで葛藤も生まれていく姿にギュっとなりました。ラストは包み込むよういな勇一のあったかさに救われたのではないのかな？と思います。病みBLで選んでますが、こちらは途中は重くてもラストはすごくほっこりする作品になっているので是非！歩と陵が勇一を取りあう姿にキュンとなります♪

今日も殴られた。恋人のかんちゃんに。でもそれは別にかまわない。俺の恋なんか、ふたり分の体液で錆び付いてるんだ。そんな錆びた俺の前に、中学の同級生、真山が現れて、そしたら急に俺は気になった。自分についた青あざとか、傷跡が。だってお前はあの頃と同じなんだ。俺をキスだけで動けなくした、あの雨の日と――。甘いだけの恋なんかじゃ物足りない。おげれつたなかが描く、イタイの覚悟の本気の恋の物語。

ちょっとイタいお話。攻も受もピュアなのですが、受が付き合ってる彼氏が病んでます。それに釣られて結局受も病んでたのだろうなと。付き合ってる彼氏というのはカンちゃん（はだける怪物）の事なので、この作品を読んでから【はだける怪物】読むコトをオススメします。そして・・・そんなかんちゃんがどうしてあんな感じになったかは【はだける怪物（上）特装版についてる【薊】を読んでください。個人的には・・・このシリーズでは【薊】が一番病みを感じました(￣｡￣;)

【幼なじみがストーカー！？　ひとりエッチもできないじゃん！】 彼女なし＆童貞の葉介は、幼なじみの棗の部屋から精液のつけられた葉介の体操服と盗撮写真を発見してしまう。顔も頭も良くて女の子に人気の棗は、葉介にぞっこんな変態ストーカーだった！　ストーカーをやめることを条件に、葉介は期間限定で棗と付き合うが……！？

ヤンデレ系のお話。読みやすいと思います！ちょっとラブコメ感あって病んでるけど明るいお話。棗くんはかわいい（笑）ためこうさんなので、絵も綺麗で病み系初級にはいいと思います！

高学歴・高収入・イケメンでヒエラルキーのトップに立つ佐久間愁には高校時代、問題児グループのリーダー・早見司に執拗にいじめられていたという忌々しい過去がある。ある日、愁は偶然司と再会し司が男好きのビッチとして底辺を生きていることを知る。見た目も社会的地位も変わったことで、司が自分を認識していないと悟った愁は復讐を決意し、司に恋愛ごっこをしかけるのだが――。

絵も綺麗で好きな作品です。執着BLの方が合ってるかもしれませんが・・・攻・受二人ともがそれぞれに影響を受けて歪んでたという感じかな。。。と。収まるところに収まった感があるのですごく好き。できれば・・・もう少し続きが読みたかったです。

借金を抱えた父親の勝手な行動に耐えられず、妹とともに家を出たあさぎ。 途方に暮れていたところに手を差し伸べてくれたのは…たまたまカフェで話しただけの財閥の息子・要で――。 拒否権がない怪しい共同生活がはじまる!! 『爽やか腹黒御曹司』×『妹思いの貧乏青年』の歪な執着愛。

攻が受の事を好き過ぎて、けっこう執着しています。でも最初は純粋系で進んでいくので攻の歪みを見た瞬間にゾクっとしました。お話的にはそこまで病み系というわけではないですが、お気に入り作品なのでチョイスしました。二人の仲を引き裂いた子に逆襲する場面はちょっとスッキリ（笑）

生意気でへらず口ばかり。さらにボッチで陰キャの須田くんはみんなの嫌われ者。センセイにも生意気な口を聞くが、クラスメイトへのある嫌がらせが原因で弱みを見せてしまう…。須田くんのスキマを見逃すはずのないセンセイは……。衝動的でエロティック、プリミティヴな感情。そして、愛。7篇からなる我島ヒロのデビューコミックス。

ひぇってなるお話もあるのですが短編集なので、そこまでゾゾゾっとはしないです。ゾクっくらいで終わってしまうので、もう少し長く読みたいな・・・という作品もけっこうありました。病み系が苦手な人はこういった短編集から読むといいかもしれません(*^_^*)個人的に気に入った作品は【彼は知らない】と【狂依存】。

兄・タカヒロの匂いがないと眠れない弟・コウキ。コウキの就職を機に二人は別々に暮らし始めるが、不眠症のコウキは兄のいる部屋へと戻ってきてしまう。 タカヒロもまた、弟なしでは生きられない或る理由に気づいてしまい…!? 表題シリーズと読み切り作品3編を収録した待望のデビューコミックス!

弟の方が執着してるかと思って読んでいたら・・・お兄ちゃんも執着がすごくてひぇってなりました。絵柄もキレイで好きです。ちょっとぞぞぞっとします。

「私をSEXが出来る身体にしてください」　大学生の多田氷室は企業で長期研修生として勤める一方、ゲイ向けのデリヘルでバイトをしている。ある夜ホテルで待っていたのは、目隠しをした上司の九鬼だった。社内では優しく紳士と評判の九鬼が告げたのは、淫らで切実な願い。自慰すらしたことがないという九鬼が震えながら自分の言いなりに乱れる姿は、氷室の嗜虐心を煽った。決して目隠しを取らない九鬼は酷く快楽を植え付ける男が氷室と知らないまま、不埒な逢瀬は続き――。

受が痛々しいなと思った作品。重いけど、攻によって呪縛から解放されたのかな？と。同時発売されたのが【きっと、幸せな結末】でなかったらもっと良かったかもなぁ・・・と。きっと、幸せな結末がわりとドラマティックで切なさも甘さも持っていってしまった感じがします。ただ、こちらの作品は2作品収録してあって2作品目が好み。病み系視点では【夜の落下】はそれなりに攻も受も病んでたなと思います。

路地裏で出会った、獣のように獰猛で、美しい男――。やがて宥がトレーナーを務めるジムに現れ、ボクサーとしての圧倒的な才能を垣間見せた勁は「プロになりたい」とうそぶく。しかしそれは、未成年の彼はジムの寮に転がり込むための口実に過ぎなかった。「余計な口出しするなら、あんたの秘密をバラす」と脅し、宥の身体を要求する勁。しかしその瞳は欲望に曇ることなく、どこまでも澄んでいて……。ふたつの魂の、邂逅と宿命の物語

頸が少し感情的にも壊れているところがあるのですが、宥と出会って少しずつ愛を知って再生していく姿にキュンとなります。痛い！って思う場面もあるひぇってなるところもあるけれど、二人のラブはピュアそのもの。3巻あるのですごく読み応えあります。

事故で記憶をなくした高久透は、友達だと名乗る年上の男・藤島に引き取られる。藤島は極端に無口なうえ、透の「過去」を何ひとつ教えてくれず、透はどこにも居場所がないような寂しさを募らせる。しかし藤島とともに暮らすうち、彼の中に不器用な優しさを見いだして――。

透の記憶がなく、藤島と恋人になっていくのですが・・・透の過去などを知るとけっこう辛いものがあります。そして記憶が戻るシリーズ3巻目。本当に透が病んでる。藤島に対し酷い事のオンパレードでした。でもそれでも寄り添おうとする藤島が好きでラストまで読めたという感じです。この作品に関しては小説の【GOLD THE FINAL】を読むコトをオススメします★

同じ孤児院で育った都とトマ。出会った瞬間から都は、美しい手を持つトマを穢す衝動を、抑えきれない。サディスティックにトマを抱くのは、深く甘美な愛の証。傷つけ合い、傷を舐めあう2人を待つものは!?小さな頃から変わらない。お前が側にいるだけで俺の獣が目を覚ます!狂気と純愛のハードエロス!禁断SM最前線!!

ちょっとひぇってなる凶暴さもあります。SMといえばSM。二人の関係はなんとも言いがたい繋がりがあります。歪んでいるのもそうですが、それを受け入れるほうもまた歪んでるのだろうなと。ちょっと激しめプレイもあるのでこの作品は好み分かれるかなと思ってます。 トマが都以外にも抱かれたりしますし。。。その辺りは個人的にはあまり好きではないです。が・・・二人はニコイチってくらいお互いを欲してるのもわかるのでなんとか読めたかな～と。【深海のヴィーナス】もあわせて読んでみてくださいね。えぇぇ！？という衝撃的な事実が。。。そっちだったんかい！と突っ込んでしまいました。

蘇我組の若頭を務める椿木。
その正体が潜入捜査官であると知りながら隣に置く組長の加白を、
椿木は自分の「よき理解者」だと思っていた。
椿木の狂暴で異常な本性を受け止め、暴力的な衝動や欲求はセックスで発散させてくれるから。
しかし、加白自身は何を考えているのかわからず、何も教えてくれない。
そのことが気になりはじめた椿木は、彼のことを探りだして……

ヤクザ関連のお話で、攻・受両方が病んでます。お互い理解者ではあるのですが・・・痛い！って感じの表現がけっこうあって好みは分かれるかも。。

友達がいなくても、家族に見捨てられても、理人くんさえいれば大丈夫…

どうしようもないクズの大我は、学園のキングで幼馴染の理人に懐いているし甘やかされていた。
しかし、手ひどく扱った女が理人の彼女だと分かり、理人達からお仕置きと称して犯されてしまう。
泣きながら何度も理人の名前を呼んで許しを請う大我。
その姿を見て、怪しく笑う理人。
「ああ、可愛い…俺の大我」
学園キングの執着攻め×ド屑ヤンキーの歪んだ共依存BL。

一読したときは、テイストが苦手でうわぁ・・・ってなったのですが・・・いわゆる共依存なのですよね。まぁ病んでます。病んでてお互いにむちゃくちゃ執着してる。その後の【薔薇とヘドロ extra edition】はもっとすごいベッタリ具合でびっくりしました。これは本当に一読したときは超苦手、なにこれって思ったくらいなので。。評価は分かれる作品だと思うけれど、間違いなく！病み系BLです！！！

笑吉（しょうきち）の働く美容室に福介（ふくすけ）が入社してからというもの何かとぶつかりあうふたりだったが、笑吉の周りで不気味な出来事が起き……!?　鬼才・はらだが描くドグマティック・ラブ、描き下し「カラーレシピ・アクセント」も収録した新装版で登場!!

超病んでる！！！福介怖い～ゾクゾクゾクってなりました。痛い系じゃなくてとにかく良かった。カラーレシピ、ひぇってなるけれど、けっこうなお気に入り作品です。苦手って思ってるのにハマってしまうのはさすがだなぁ・・・って思いました。福介が笑吉を手に入れるまで・・続きが読みたい。

幼い頃、近所のにいちゃんに手を出され、現場を母親に見られてしまったゆい。それを境に、いつも遊び相手になってくれていたにいちゃんは姿を消し、親からは過保護なまでの監視を受けるようになってしまった。あれから時が経ち、にいちゃんを忘れられないゆいは、ある日もあてもなく街を徘徊し、そして、ついに再会の日がくる――。しかし、久しぶりに会ったにいちゃんは、昔のような優しいにいちゃんではなくなっていて……。　ふつうってなに　まともってなに　これはいけないこと…？BL界の鬼才・はらだが描く衝撃の禁断愛、ついに解禁――。

どっひゃ～ですよホントに！！！関係性がスゴイ。逆転する場面とかなんてもうゾクゾク通り超してぎゃ～でした。これぞTHE病み系！という感じで鳥肌もの。ラストも・・・救いがなさそうでなんだかなぁ～とモヤモヤが。同じ病み系でもカラーレシピとまったく違った毛並み。病み系描かせたらはらださんの右に出る人・・・いないんじゃないかなって思ったくらいの衝撃作でした。ただ・・・好みかどうかと言われたらこの【にいちゃん】は苦手です（笑）