うわぁ面白かった!!!久々にオメガバース読みましたがこれ好きです!切ない・・・。βの心情がすごくよく表現されていてこういうの読みたかった。α&Ωは当然のことながら、α&βを盛り込んできたのはすごくよかったです。オススメ!絵柄も良しで上下巻のストーリーですがもっと読みたかったと思えるほど面白かったです。
オメガバースでβっている?みたいなことを以前からずっと思ってたのですが・・・βがいるからこそ!と思えるものでしたヨ。
かしこまりました、デスティニー 上下巻/ふゅーじょんぷろだくと
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"2016年、一番ドラマチックな恋"
意地っ張りなお坊ちゃん×健気な使用人
名門一家の御曹司に生まれた東條 葵(とうじょう あおい)。 彼は父親を亡くしたことを発端に義母との確執により家を追われる。 どんな運命にも負けたくない、自分を信じて前に進む——そんな葵を支えるべく、 幼い頃から付き添ってきた執事の宮内(みやうち)は彼の新たな門出へとついていく。
運命に翻弄される2人の身分違いなラブストーリー。
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絵柄 |
ストーリー |
エロ |
独自性 |
★★★★★ |
★★★★★ |
★★☆☆☆ |
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かしこまりました、デスティニーの感想は以下より。ネタバレ含みます。
かしこまりました、デスティニー上巻/Contents
【全133ページ】 7チケ
かしこまりました、デスティニー上巻/Contents
【全133ページ】 7チケ
130P台で7チケなんですよね・・・ここがちょっと短所といいましょうか。う、お高い。160P台でも7チケだと高いなぁって思うけれど2冊とも130Pちょいで7チケ・・・・。
でも読んでみたらとても良かったのでチケットは気になりませんでした。(個人的には)もう少しよみたい!って思ったのはそもそもP数が少なかったのね・・・と後になって気づきましたヨ(笑)
作品のみどころ・おすすめポイント
個人的にはなんといってもこの作品はβである執事宮内がいてこそ!というところがポイント高かったです。
αとΩが惹かれあうのはよくわかっていたのですが、こういうβだからこその切なさがたまりませんでした。
運命に抗おうとするα、そんなαを一途に思うΩ、そしてそのΩに仕え密かに思いを寄せ支えているβ・・・・。
上下巻あるのですが、上巻では主にαとΩの2人が主で2人の幸せを願うβ視点になっていたかと思います。
そして下巻はΩに仕えていた執事のβとα家執事のαとのラブストーリー。個人的にはβの宮内がとても好みなのでβ×α・・・とっても萌えました(n*´ω`*n)
切なさ・甘さ・萌え・・・ページ数は少なくても内容は濃いのですごく満足いく2冊だったと思います。
登場人物の紹介
上下巻あるので今回は登場人物の紹介を♪ちょうど上下巻の表紙に出ているので・・・。
左が上巻、右が下巻です。
西園寺 次郎(上巻左):【α:攻】 西園寺家・長男。
東條 葵 (上巻右):【Ω:受】 東條家の長男でαの両親から生まれたΩ。
宮内 (下巻左):【β:受】 葵付き執事
久藤 (下巻右):【α:攻】次郎付き執事兼 執事長
個人的にはとっても下巻の2人が好きです💛
上巻での宮内の見事な当て馬に涙・・・
ストーリーは・・・αの両親から生まれたΩの葵。
母親が亡くなり、父親は再婚。そしてその義母がαを生み・・・それから父親が亡くなってしまいました。
α家なのでエリート一家ですよね。
家は義母、そしてαの兄弟に任せ自分はどこかへ行こうとするのですが・・・西園寺父に引き取られ西園寺家の執事見習いに。
西園寺家では・・・下巻でメインになってくる久藤が執事長で仕切っていました。Ωのガキだのβ野郎だの・・・見下した言い方していて嫌な奴だなぁ~って思うのですが実はいい奴です(n*´ω`*n)
上巻では次郎・葵・宮内がメインなのですが・・・葵の幸せを願う宮内が本当に切ない(´;ω;`)
αとΩの運命、それがわかっているからこそβではどうしようもできないんですよね。それに葵はずっと次郎を思っているので尚更だったかもしれません。
ちなみにですね・・・1巻の葵の発情期の場面で久藤のイケメン具合がわかるのですが、その後の宮内と工藤は下巻で楽しめます💛そんな事があったのかぁ~ってつながって楽しかったです。
ストーリーを読んでいると、葵がけなげでかわいらしいのですが、そんな葵をどうして次郎が毛嫌いするのかというのもわかります。αが故の苦悩があるんですね。
自分よりできるΩ・・・その存在ですごくみじめな思いをしてきた次郎。嫌いだった存在だったのにあった瞬間にひかれてしまってそれも許せなかったのでしょうね。
「運命」に縛られたくない、そんな抵抗が次郎にはあったと思います。
すべてを決められて生きてきた
共に生きる相手くらい ―自分で
そして次郎はお見合いをします。
そんな中、葵・次郎この2人がどうして進展したかというと・・・それは宮内の存在があってこそ。。。
『運命を捨てるなら俺があなたを幸せにします』
お願いします!とワタクシなら言ってしまうと思います(笑)でもここからは胸がぎゅっとなってしまいました。宮内の気持ちも報われてほしいと思ってしまったから本当に切なくて。
結局は次郎が素直に運命を受け入れ、自分の気持ちに正直になって葵にプロポーズをします。葵を幸せにできるのは自分じゃないとずっと思ってきた宮内を思うと葵と次郎はハピエンでもなんだか切なくなりました。
『あの方の幸せが私の幸せ』
(どうか どうか 運命に導かれるこの世界で)
(貴方が笑っていてくれますように)
この余韻というか、、、この最後のモノローグは胸が苦しい・・・(´;ω;`)
でも描き下ろしの『女王蜂』で浮上しました♪発情期の葵は・・・最強です💛
β宮内が幸せになる下巻!
見事なまでに当て馬になった宮内。本当に上巻では切なかったですが、下巻は切なさもあるけど萌えの巻。執事同士の恋愛になろうとは~💛
下巻では久藤にちょっとずつ心を開いていく宮内。過去も出てきました。どうして葵の幸せを願うのかもわかりましたね。
運命なんてくそくらえだ、と一番思っていたのは宮内だったのかもしれません。αの家に生まれたΩ・・・それでも前向きに生きる葵に救われた部分もあったと思いました。
でもね~最後にびっくり事実が発覚するんですよね。宮内の名前がヒントですヨ!(最後に出てきます)
そして久藤~カッコいいです。宮内が好きだというのがすごく伝わってきました💛2人の絡みがね・・・執事×執事であの服がたまりません。。。
宮内に久藤がいてくれて本当にヨカッタ・・・と思った下巻でした。
すごく面白かった!きっと何度も読み返すと思います。
かしこまりました、デスティニーの感想まとめ
ちょっと値段的には手が出しにくいのですが・・・面白いので興味のある人はぜひ読んでみてほしいと思う作品です。とにかく絵柄もいいしキュンキュンします。
切なくでぐっとくるところもあるしそのバランスがいいですね。そしてなんといってもしっかりとつながっていくストーリー構成が素晴らしいと思いました。
読みやすかったですね。宮内が葵の幼少期のところを思い出す場面とか心が痛むけれど・・・一番になれないと思ってた彼に一番にしてくれる人物が現れて本当によかったと思いました(´;ω;`)
最後、赤面している宮内にはきゅぅぅぅぅ~んとなってしまいましたヨ。この作品大好きです。さちもさん、読んだことなかったけどとってもイイですね。
これから注目していこうと思います。その前に過去作品よんでみます~。
次読んでみようと思うのは、『5seconds』です。あとは描き下ろし作品なのかな?面白いといいな♪