千葉リョウコさんの作品の感想です。こちら、大好きな『続きはまた夜に』のスピンオフ作品。そして!帯を見て驚きました。ヨネダコウさん推薦作品なのですね~。今回は電子書籍限定の4P漫画がついているので個人的には電子で読む方はいいかな?と思います。紙書籍も初回限定ペーパーがついていましたが、電子の方のおまけページの内容が好き(〃・ω・〃)
ワタクシは作家買いというのもあるのですが今回は紙・電子両方で購入しました。
コミックス情報&評価
評価項目 | 評価・★ |
---|---|
絵柄 | ★★★★★ |
ストーリー | ★★★★☆ |
エロ | ★★★☆☆ |
独自性 | ★★★★☆ |
内容紹介
警視庁捜査一課の津積は、何よりも事件捜査が好きな変人刑事。不謹慎で毒舌だが、鋭い勘と洞察力で事件解決の糸口を見つける。そんな津積の相棒・佐久間は、半年前に所轄から異動してきた新人。真面目で無愛想、そつのない仕事ぶりは可愛げがない。しかし、ある事件を機になぜか佐久間が変調をきたす。突如として発情した佐久間の、普段とはまったく違う表情に好奇心を刺激された津積は求められるままに佐久間を抱くが――……。
連載前に無料配布した「続きはまた夜に」とのコラボ漫画6pと津積と佐久間の甘~い描き下ろし9pも収録!!...
Knife-ナイフ-の感想は以下より。ネタバレ含みますのでご注意ください。
Knife-ナイフ-/Contents
- Knife 1話~5話
- extra
- 「Knife]×「続きはまた夜に」コラボ漫画
- あとがき
- 電子限定漫画
作品のみどころ・イチオシポイント
千葉リョウコさんは作家買いの作家さんなのでちょっとフィルターもかかっているのですが・・・これは刑事×刑事ということもあって事件を織り交ぜての作品になってて面白かったです。
エロはさすがは麗人さんですね・・・という感じでエロい!わりとたくさんありました。でも・・・これは萌えというよりはトラウマ絡みでのエロだったりもするのですよね。エロで萌えるのは中盤以降でしょうか。
事件関連も、ありきたりな感じのようで・・・犯人もですが、佐久間の気持ちも意外性もありました。あとは佐久間に少しずつ絆されていっている津積にきゅん♥
普段はクールで感情がよくわからないんですけど、気づいたら佐久間に執着して欲しい、自分に激しい感情を向けて欲しいと思ってるのとかとても素敵でしたヨ。
あとは佐久間の髪型が色々と変わるのでそちらも楽しいです。髪型で可愛くなったり男らしくなったり・・・・どの佐久間も好きですが・・・やっぱり髪の毛の長いときの弱った佐久間が一番好きだったりします(〃・ω・〃)
あとは仕事モードの佐久間もですが、エロモードの佐久間がとてもかわいらしいのもイイ~!!!
津積は目元にホクロがあるのですが。。。これがまたとってもセクシーなんですよね。でも一番かっこいいのはやっぱり二神でしょうか(#^.^#)大好きです。
満足度5なのは「続きはまた夜に」のコラボ漫画が読めたこと。文の嫉妬はいつ見てもきゅんきゅんします♥
登場人物
津積 (左後)攻!
ピントがあっているほうですね(笑)
事件だけにしか興味がないというちょっと変わった刑事。最初は面白いと思って佐久間の相手をしていたのですが、だんだんと気持ちが変化していって・・・。
佐久間(手前)受!
ピンぼけくんの方です。ただ、裏面は佐久間の方にピントがあっているという仕様なんですよね。
新人刑事。11年前の犯人を追っているが、、、、。過去を思い出させる事件が起こってから津積と身体を重ねるようになる。
おすすめポイント1:サスペンスドラマを見ているような展開!
ワタクシ、2時間の刑事ドラマとかけっこう好きな方でして(〃・ω・〃)刑事ドラマを見ているような展開でとても面白く感じました。
まず・・・ある殺人事件が起こります。
背中に十時傷のある死体。
これを見て、佐久間の様子が変わってしまうんですね。
佐久間は11年前のある事件に関わっていました。
そのある事件というのは、佐久間の親友が殺されてしまった事件です。
その事件の犯人はまだ見つかっていなくて、佐久間は犯人を見つけるために刑事になったようでした。
でも、佐久間はその事件で精神的にも大ダメージをくらってたんですね。
この殺人事件の犯人は・・・犯人を知ってから読み返したらあぁ、そうか~と思うのですが、一読したときには「えぇ~!!!そうなの!?!?」と。確かによく読めば、伏線っぽいものもあったのでいかに見逃さないで読むことができるか・・・!でしょうね(#^.^#)
そういう謎解きじゃないですが、犯人の手がかりみたいなものが作中にあってすごく面白かったです。(あとで気づいたんですけどね・・・)
きっと、サスペンス系好きな人は面白く読めると思いますヨ。
それプラス・・・エロエロな場面が拝めるので面白さ倍増!
おすすめポイント2:佐久間の豹変ぶり!
佐久間は11年前に親友を失っていました。その親友の事件が今回の事件とも関わってたんですね。
というのも、犯人が同一人物の可能性があるからで・・・・。
佐久間は津積と担当した事件の現場へ行ってから体調を崩してしまいます。昔の事件と重なったようですね。
佐久間にとっては過去の事件はトラウマ。その時抱いた罪悪感で男性に抱かれようとするようになったようです。
仏頂面で、淡々としている佐久間が津積を欲しがる姿はもうね~すごいギャップでした(〃・ω・〃)そしてどうしてあんな風になっちゃうのかの理由が後半にわかるのですが、なんだか切なかったです。
亡くなった親友は佐久間の事が好きだったようですね。
でも返事をすることが出来なかった。(過去の回想はきちんと作中に描かれています)
もし、きちんと返事をしていたら、受け入れてたら・・・状況は変わってたかもしれない、死なずにすんだかもしれないと考えていたようです。
男性に抱かれることで、その親友に抱かれていると思い込む・・・
それで罪悪感が軽くなるのだそう。
親友への罪悪感は佐久間をすごく苦しめていたのですね。でも・・・津積と身体を重ねていくうちに彼の存在が佐久間のなかでも大きくなって、少し救いになっていってたように思います。
そして最初は面白いと思って佐久間の要求に応えていた津積も・・・佐久間の事が気になりだしていく様子はとても面白かったです。
佐久間は普段の感じと、エロエロモードの時の感じがすごく違うのでそこは注目して読んでみて欲しい(〃・ω・〃)
おすすめポイント3:津積と佐久間の惹かれ合う姿にキュン
佐久間も仏頂面くんなのですが、実は津積も何を考えているのかわからない人物なんですよね~。
男も女もお構いなしに寝るような男なのですが、誰も好きになった事がない津積。
人に執着したことがないんですよね。
そしてどんな事よりも事件の捜査がすきだという。
そんな津積・・・最初・・・佐久間が豹変したときに相手をするのですが・・・なんだかんだいっても佐久間の相手ができるのは自分だけと思うようになるんですね。
気がつけば、事件解決に執着している佐久間を見て。。。彼の親友に対してうらやましいという感情が芽生えて来ていることに気がつきます。
事件に向けるような感情を・・・自分に向けて欲しいと思う津積にはもうね~。。。そう思う時点で自分が執着しているのですよね(#^.^#)
身体から入った関係だったけれど、身体を重ねるごとにお互いに気持ちも欲しいと思ってたなんて~と考えながら読むと本当に萌えます!
佐久間も・・・きっと初めて心ごと委ねられる人物に出会ったんじゃないかな?と思ったりも。
仕事している佐久間と、退職願いを出してからの佐久間は雰囲気も変わっててびっくりするのですが、両方いい(〃・ω・〃)って思います。かっこかわいいですね♥
この2人が身体じゃなく、気持ちが徐々に相手へ向かっていくのが読み取れてきっときゅんきゅんする人多いと思います。
でも、2人の気持ちが本当に通い合うのは終盤なんですよね・・・それまでは津積の性格だったり、佐久間のわかりにくさだったりが邪魔してお互い気持ちを見せないと言いますか・・・。
事件が解決し、一旦離れる2人。
それから再会してやっと・・・やっと通じ合った気がします。
でもね~最後のエロ!!!さいっこうですヨ。
誰にも執着したことがない津積が「他の奴とは寝るな」って言うんです!!!きゃ~ですよ本当に(*´ェ`*)こういうセリフ大好きですワ。
2人の変化を楽しむ事ができる作品ですね。
Knife-ナイフ-感想まとめ
今回はちょっとシリアス展開でしたね。千葉さんのこういうテイストの話、けっこう好き・・・(〃・ω・〃)そして!なんと言っても続きはまた夜にの2人が登場してて私のテンションMAXでした(≧∇≦*)
千葉さんの描く攻も受もかっこいいです。このね、いつも言うんですが・・・どちらでも攻/受できる絵柄でしょ?それがイイんです!
ぱっとみてあ~こっちが受か・・・とかすぐわかるのよりは今回はどっちだろうなぁ~って思う方が楽しい!
でも千葉さんも読んでたら身長差でわかっちゃったりするときありますけどね(#^.^#)
そういえばちょっと前に配信された『片恋ダイアリ【電子新装版】』ってどうなんでしょうね。
こちら新装版の前のは持っているのですが・・・番外編と単行本未収録作13P・・・う~どうしようかなぁ~。。。と迷っています。新装版じゃないほうを読み返して面白い!ってまた思ったら購入して読んでみようかしらね。
ということで・・・本日は千葉リョウコさん祭りで寝たいと思います(笑)
昨日は・・・斑目ヒロさんの単話配信されている花丸漫画 恋のはなしを読んでみたら・・・どうしても過去作品が読みあさりたくなりまして。
もうひたすら読みました(笑)
やっぱり一番のお気に入りは理想の恋人 シリーズ。昔だったら絶対絵柄で拒否してると思うけど・・・読めば読むほどなんだかはまってしまうんですよね。
斑目さんは・・・ちょっとクセがあるから好きな人、苦手な人別れると思うけれど・・・。でもいつ読んでも『scarlet』は苦手成分多い(^_^;)最後くっつくんだけれど・・・・モヤモヤが残ります。。。でもクセがあるからこそ面白いですね。
おっと最後はなぜか斑目さんの話になっちゃいましたが、、、Knife面白いので気になる人は是非チェックしてみてくださいね。