暮田マキネさんの【つむぎくんのさきっぽ】コミックス版の紹介です。バラ・単話配信で読んでいた作品のコミックス版が出ました。
こちらは幼なじみBL&すれ違いLOVE★&執着LOVEでした。終盤に【木陰の欲望】の二人も登場していておぉ~!!!と感動!
表紙からはエロエロな感じが漂っていて、手に取りにくいな・・・と思うかもしれませんが、単なるエロエロ作品ではないのがみどころ!ちゃんと行動にも理由があるのでぜひ注目して読んで欲しい!
ボリュームもたっぷりなので、読んでて楽しかったです♪
【つむぎくんのさきっぽ】作品紹介
コミックス版
内容紹介
内容
傲慢な御曹司×身寄りのない幼馴染の、すれ違い格差ラブ
「つむぎのおっぱいなら好きなだけ吸っていいからね」
紬と煌成には、小さい頃から続くヒミツの習慣がある。
それは…紬のおっぱいを煌成に吸わせてあげること。
最初は煌成を慰めたかっただけなのに、思春期を迎えると関係はどんどん変化していって──
全体評価
ストーリー | |
胸キュン | |
切なさ | |
エロ |
注意ポイント
【ネタバレ注意】【つむぎくんのさきっぽ】感想
表紙がちょっと買いにくいのですが・・・今回は紙と電子と購入しました!バラでも読んでいたのですが、すっごく気に入ったので。
幼馴染BL・・・ホント好き。しかも両片思いの拗れ愛!!!
途中はすごく切なかったのですが、ラストはちゃんとハピエンでした。今回は、【木陰の欲望】の二人登場しているのですよね。
すごく嬉しかったです。ワタクシ・・・暮田マキネ作品は実はこの「木陰の欲望」が初なのです。
だからすごく思い入れがあって、これも幼馴染BLだったのですごく好きで。
その二人のその後が読めてすごく嬉しかったです。しかも!!!鼎がさらにかっこよくなってる(もともとかっこよかったけど)!!!素敵でした(⌒∇⌒)
しかし・・・表紙から見たらエロエロ作品かと思いますよね・・・・
でもなかなか深いストーリーなんです。途中なんかぎゅっときてしまってウルウルしながら読みました。
1冊でまとめて読むとさらにギュギュっていうのがすごかったです。
紬もかわいいですが、やはり煌成の想いの深さ。そして二人の不器用さ・・・。守り方って色々あるのだなぁ・・・と。
騎士二人もすごく素敵でしたね(*^_^*)あたたかい作品だったなぁと感じました。
お母さんになってあげる
おっぱい吸ってる表紙なのですが。。。これがね、ストーリーを読むとすごく深い。
まず関係してくるのが、煌成の家族関係。これは鼎のストーリーを読んでいるとわかると思いますが、父親がすっごい人なの。
立場的にもスゴイのですが、それ以外でも。
何人もの愛人がいて子供もいる人なのですよね・・・そしてその人たちが一緒の屋敷に住んでいたり。当主自身はすごく非情な人だと思う。
家族間のふれあいはほぼなく、だから幼い煌成の事を気にかけてくれる人など無かったわけです。
幼少期の煌成はとても孤独な日々を送ってたの。
そんな時に、使用人の孫である紬がお屋敷にやってきます。そこから煌成と紬の関係がはじまるのですね。
紬は・・・早くから煌成の孤独に気づいていて、彼の支えになりたいと。
そこから出てきたのが・・・
「つむぎがこーちゃんのお母さんになってあげる」
紬がお母さんになってあげるという事で胸を吸わせてあげたのが・・・大きくなってからも続く事に。
煌成にしても、紬がすごく大事な人になってきます。
「僕だけのつむぎ」と執着が。
だから単にエロエロっていう事で表紙が描かれているわけではないのですよね・・・・
このおっぱいを吸うという行為は、二人にとっては始まりであり、すごく深い意味があったというのが読むとわかると思います。
二人の騎士
煌成・紬には・・・頼もしい騎士二人がいるの。莉生と莉麻。とりわけ、莉麻の視点がガッツリ入っていて・・・好きなのですよね。
とても愛情深い二人。
見守る側に徹底しているのもいいなと思いました。
紬のことも煌成のことも大事にしてる。
もしかしたら・・・莉麻ちゃんに関しては紬に庇護欲以上の感情がもしかしたらあったのかな?と思いました。
ただ。。。二人のとっては、煌成・紬の二人の幸せが何よりの喜びだったのかもしれません。
ラスト大人になってからも、二人に寄り添ってる騎士2人ににはほっこり。
拗れたのは気持ちを伝えていなかったから
お互い好きなのに、気持ちを伝えていなかったがために・・拗れる原因に。
自分の気持ちを言えなかった、というのもあるかもしれません。
当主の息子と使用人。
紬もどれだけ仲が良くても勘違いしてはいけない、と言われてきたので・・・煌成が自分の事を特別に思っているとはあまり感じてなかったみたいです。
煌成にとって自分は何なのだろう?と紬もずっと思ってきたのだろうと思います。
だから・・・使用人のままでは進展しなかったかもしれませんね。
煌成の兄である央大につげ口され、屋敷から出て行くことになった紬・・・悲しい場面ではあったのですが、ここで解放されて良かったのだと個人的には思っています。
煌成は紬がいなくなってからスゴイ状態になってしまったけれど、立場的には対等になれたのかなと。
紬が頼った先は・・・鼎のところで、鼎&瑞季と一緒にいてキャ~ってなりました。
相変わらず鼎かっこいい。瑞季はちょこっと・・雰囲気が変わったかな!?
紬と久々に会って、ちゃんと気持ちと伝えた煌成。ここで紬も気持ちが言えたので・・・良かったです。
煌成が紬に愛される人間になりたい、変わりたいと言った時、
「そんなことしなくていいよ」
「・・・だって もう愛してる」
って続いたシーン・・・ほんとギュギュっときてしまいました。言葉に出来なかったから拗れたけど、言葉にしたら伝わることって多いのですよね。
お互い黙って守ろうとしてたのが拗れた原因だったのかもしれませんね。
誰よりも大事に思ってるし、誰よりも愛してるのに。
優しいお兄ちゃん
煌成と紬にとって大きな支えとなったのが他でもない、鼎だと思います。
鼎は昔から身体が弱く、田舎に追いやられてしまった存在。だからこそ屋敷に縛られてきた煌成の事を不憫に思ったのかもしれませんね。
それと、すごく紬の事も気に入ってる。
ラストで紬に「僕のことお兄ちゃんって呼びなさい」って言ってますし(≧∇≦*)
屋敷を出て独り立ちしようとした煌成の手助けをしたのは・・・一番力を貸してくれたのは他でもない鼎だろうなと。
逞しい騎士からもきっとお願いされたでしょうしね!
鼎・瑞季・木島さんも田舎暮らしですけどすごく幸せそうで良かったです(*^_^*)
ちなみに・・・紬と煌成はその後、夫夫になってます♡紬の指輪のシーンの描き方がすごく素敵でした!
二人の初夜で煌成が紡ぎの薬指を噛んで痕になってたのですが・・・そこからの指輪!!!!数年後にとぶシーンが素敵すぎました。
幸せそうな二人なのですが、鼎から貸してもらった土地に家を建てたらしいです★
煌成は社長になっていて、莉生莉麻の二人も社員になってるから・・・きっと煌成の会社は安泰ですね(*^_^*)
どんな会社なのかな?と思ったのですが・・気になりますよね。たまに鼎の仕事を手伝ってるみたいなのでそれ関連でしょうか!?
【つむぎくんのさきっぽ】まとめ
すっごく面白かった!!!
カバー下に1話・1話の先生の解説みたいなのがあります。(電子の方ではラストに掲載があります)
それ読むとまた新たな視点で読めて楽しいです。
ページ数も多くて読み応えばっちりでした。
思いのほかぐっとくる場面が多くて・・・紬・煌成・莉麻・莉生・・・それぞれの視点で描かれてたのも素晴らしいなと。
これは本当にオススメ!気になった人は是非!
電子特典の【こうちゃんのさきっぽ】も面白かった・・・初夜のネタでした(≧∇≦*)
私は紙はアマゾンで購入したので特典なし。それを考えたら、特典付の電子の方が1P分だけですがお得かな!?!?と思いました。
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