玉響で注目のゆき林檎の短編集 混色メランコリックの感想
短編集でした。玉響がとてもよかったので作者買いのような感じです。ゆき林檎さんの作品はあわ~い感じでしょうかね雰囲気が。
玉響はね、ほんと切ないし幸せな気持ちにもなれるし不思議な作品でした・・・。
今回のこの「短編集」の中では特にお気に入りの話というのはなかったのですが。
混色メランコリック 作品紹介
コミックス
内容紹介
劣等感だらけの宮下に自信をくれたのは、陸上部のイケメン・西村。グラウンドの西村を、暗い美術室で恋心を吐き出すようにキャンバスに描く。気持ちはひた隠し。なのに、最悪のタイミングで、露呈してしまい……。他に、潔癖男子に振り回される世話妬き大学生、優等生に逆襲される見栄っぱり(実は童貞)など、馬鹿で青くて、けれど愛くるしい男子達が勢揃い!
中にはギャグっぽいのも入っています。重たいBLはぼなくて初心者でもさらっと読めるかな~と思う作品です。
注意ポイント
【ネタバレ注意】混色メランコリック 感想
混色メランコリック
同級生の宮下と西村のお話。
劣等感だらけの宮下に西村が話しかけたことがきっかけで仲良くなった2人。宮下は美術部、西村は陸上部です。いつしか宮下はきれいな西村を描きたいと思っていました。
手の届かない想い・・・だけどキャンパスは、キャンパスの世界だけは俺のもの。唯一宮下が西村を独占できる空間でした。
宮下はそんな歪んだ気持ちを知られてはいけないと思って過ごしています。
まぁよくありがちな展開かなぁと思って読んでました。
西村はやはり女子にモテるようですね。だけど彼女はいないらしい。どうして付き合わないかを説明する西村。
オレ 表裏のあるやつ嫌いなんだよね
そう言われてハッとします。宮下は裏では西村を独占したいと思ってキャンパスにその思いを書き込んでますが表では友達です。裏表があるやつが嫌いと言われてキャンパスの西村を消そうとしました。そして翌日、罪悪感からか宮下は西村を避けるようになります。
そんな宮下に構う西村。じゃれあっているうちにキャンパスにぶつかって倒れてきました。
そして消そうとしたキャンバスが・・・。それを見て西村は宮下が自分を嫌いなのではと思います。
もう嫌なら近づかないという西村に自分の思いをぶつけます。
引かないのか?ときく宮下に西村は・・・嫌いだったら一緒の大学に行きたいとも思わないし、一緒にいないといいます。
宮下は自分の好きとは違うんだと思いますが、とりあえず仲直り。西村は自分がモデルになって触れたほうがよい絵がかけるんじゃないかと提案。
汚いとか思わないから自分だけにもっと感情を見せて欲しいと西村がいったところで終わりました。
爽やかなBLです。個人的な感想としてはさらっとしすぎてて印象に残りにくいのかな?と思いました。
でもこういうあわ~い青春の1ページのような作品が好きな人はどストライクかもしれません✩
色恋センチメンタル
混色・・・のその後のお話。
一緒にいる2人。けっこうスキンシップが激しい西村です。結局この2人はつきあったのかな?お付き合いなものを初めてはや1年って書いてあるのであれからつきあったのかな!
でも特に進展がなくモヤモヤしている西村の視点で書かれています✩いやぁ1話が宮下視点でしたけど、西村はけっこう先に進みたくて仕方ないようですね。
個展の準備で大学に行った宮下。その個展準備の場所に西村も行ってみます。
そして女性に話しかけられている宮下を見つけます。その女性が宮下に名刺を渡そうとするのですが、とっさに西村が奪ってしまいます。
あ あんまりかわいい子なんでおれももらっていいですかとついた嘘(笑)
モヤモヤしながら宮下は本当に俺のことすきなんかなぁと不安になります。そこへ宮下が急いで帰ってきました。
さっきのこに一目惚れしたのか?と聞いてきます。
西村も一度もちゃんと好きって言ってくれたことはないからさっきみたいにいつも誰とでも仲良くするしけっこーノリでキスとか手をつないだりするからよくわかんないと。
そう言われて西村も考えます。そして自分が好きな宮下のことを話します。伝えてなかったのはおれも同じだとここで感じるわけです。
そして宮下に触れたいしキスより先のことをしたいと思ってたと伝えます。
誤解が解けて二人は晴れて・・・((ノェ`*)っ))タシタシ
宮下から告白されたとき まさかこんなに自分が切羽詰るなんて思わなかった
こんなに 好きになるなんて思わなかった
西村の気持ちですね・・・。最初は友達以上の感情はあったけどそこまですきという恋愛感情はなかったのかもしれませんね。でも一緒にいるにつれて気持ちが育って行ったんだと思います。
海にて
人が多いのでいちゃつけないからほかのところへ行けばよかったという西村に、一緒にいられれば俺は十分に幸せだという、宮下。
2人経験済みなことを思い出して照れます・・・かわいい2人です✩西村は今回のことで些細なことでもやっぱり「愛情表現」て大切なんだなと実感します。
純粋な2人でほっこりするお話でした。
次の無菌室もまぁ面白いですが・・・着地点が見えなくて・・・なので感想はスルーします。
潔癖症の男と友人の話ですが、くっつくとかくっつかないとかそんなお話ではなかったです(笑)
これからは進展するかな~?っていう感じですが・・・。
その嘘は口ほどに真実を
ドーテーなのにピアスあけてないのに・・・強がっちゃう実は純情ボーイ・俊介のお話。
そして俊介を惚れさそうと自分を偽って近づく五十川。どちらも純情なので読んでて可愛くほっこりしました。
こちらはエロがちょっとあります。本当に短編ですがうまくまとまっていて読みやすかったです。
この2人の続きはみたいなぁと思いました。
感想まとめ
あとはサラサラっと「読める」短編で・・・う~ん・・・私にはイマイチでした。
玉響がすごくよかっただけに・・・短編は短いストーリーにいろいろ詰め込まないといけないから難しいんだろうけどもう少し、もうひと押し欲しいなと思う作品でしたね・・・。
うまく感想がかけなくてすみません。。。
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混色メランコリック
オススメ!【玉響】