教師と元教え子の設定の中でも光るものがある!そんなボーイズラブ漫画を電子書籍で読みました。
ゆき林檎さんのグッドバイライラックの感想。
最初ライラックというお花を知らなかったため、このタイトルがなかなか覚えられなくてですね(;'∀')調べたら素敵ですね!花の色で花言葉が違うのだそう。
そして、私の大好きなゆき林檎さんの作品なので電子化されるのを待っておりました~。
【グッドバイライラック】作品紹介
コミックス版
作家 | ゆき林檎 |
出版社/レーベル | 大洋図書/H&C Comics CRAFT SERIES |
発売日 | 2016/5/31 |
満足度・オススメ度 |
内容紹介
内容
ストーリー | |
胸キュン | |
切なさ | |
エロ |
注意ポイント
【ネタバレ注意】【グッドバイライラック】感想
グッドバイライラックの設定・テイスト
教師×元教え子 初恋 一途なビッチ受
切ない 葛藤 甘くないけど幸せ
元教え子の一途愛
今回のグッドバイライラック、すごく面白かったです。高校時代に好きになった先生、、、生徒とはダメだといって受け入れてもらえなかった加藤くん
それでも先生がいたからこそ教師になりたいと教師への道を目指す健気さ。
ここら辺は教師と元教え子のよくあるパターン。先生として会うのだろうなぁというのはこのあたりでは予測できました!
第1話は高校生時代のストーリー。この2人は卒業後、5年も会っていなかったようですが、加藤くんが新任教師として先生と同じ高校へやってきたところから物語が動いていきます。
お互いに忘れられなかった人。先生にとってはかわいい手のかかる子だったのかもしれませんが、加藤くんが教師となり再会。また自分のことを好きだとアタックしてきて葛藤しつつも次第にほだされていく過程がよく表現されていたと思います(n*´ω`*n)
それでもいつまでたっても教え子なんですよね。
先生は加藤君のことを考えようとする一方で、心の中で2つのことに対して葛藤します。
教え子だから 男だから
簡単なようで超えるのは難しい問題ですよね。先生はとってもまじめであって、そして冷めている人だと感じました・・・。
高校生の時もですが、5年後の再会するまで女性でも心動かされる人はいなかったと言っています。
そんな先生に最後愛の言葉を吐かせた加藤くんはものすごく頑張ったと思うし、何といっても粘り勝ちですね!
先生目線で・・・
どちらかというと先生目線で今回は読みました。
先生の加藤君に対する感情の揺れがとても自然で、読んでいても流れがスムーズでしたね。
かわいいと思ってても、自分に気がある生徒には安易に近づけない、だけれど自分にとってもどこか特別な子・・・。
どことなく冷めている先生にとっては、自分への気持ちをぐいぐいと押し付けてくる加藤君に若干押されている感はありましたが、きっと悪い気はしなかったと思います。むしろ新鮮だったのではないかしら★
人を好きになることにちょっと冷めているような先生と、好き好き攻撃の加藤君・・・今思えばいいコンビですね♡こういうのも考えてキャラ設定とかしてあるのでしょうね。正反対だからこそ惹かれるのかもしれません~。
それでも体の関係を持ってしまった時の、今まで自分を守ってきた【何か】がガラガラと崩れ落ちていくという感覚は、理解できるなぁと共感する部分もありました。
これはいつまでたっても自分の教え子というのは教え子なんですね・・・。
その子が教師になろうが、年をとっておじいちゃんになろうが・・・・・。教え子とは絶対無理だと強く感じてきた先生だからこそ、余計にそういう感覚になったのだろうと思います。
読後感がすごくいい!
そんな先生がですね・・・・最後はちょこっとデレて、テレるラスト~描き下ろしが私の中で一番最高です!
そして・・・一番の注目は先生の気持を加藤君に伝える場面。。。
このセリフを選んだゆき林檎さんはすごい!!!本当に包み込むような・・・先生だからこその答えでしたね。
これはぜひ読んでもらいたい箇所です。
二人が向き合うまでの時間は、時間にしたら長かったけれど、本当に加藤君が先生のことが好きで好きで仕方がないというのも伝わるし、先生もなんだかんだ言って加藤君がかわいいんだろうな~というのも伝わってきます。
ラストでの「そろそろ先生っていうのやめない?」もいいですね。
今まで先生は先生で気にしてなかったのに、一緒に歩むと決めてのこのセリフ。
もう先生自身も先生と生徒というのから脱却したんだなぁ~と思った箇所でもありました。
家(マンション)の庭先に咲いているライラックを見つめ・・・メンソールのタバコを吸いながら加藤くんとの今までの出来事を振り返っている先生がとても印象的なラストとなっています。
描き下ろしはすっごくかわいいのでこれまたぜひ読んでもらいたい!!!地味に萌えます💛
ということで、簡単な感想でした!面白かった!アイテム使いがすごくお上手です。
電子書籍
コミックス版