シェリプラス11月号掲載。櫓木と三代目とのお話第2話
う~ん・・・・櫓木さんのストーリーを追おうかと思っていたのですがなんでしょうね、もう櫓木さんと三代目はうまくいっていないというのが四代目で分かっているのでなんだかなぁ・・・って思いながら読んでます。この2人は惹かれあっているのでしょうが、どうこれから展開していくのかしら。櫓木さんの笑った顔・・・意外にかわいかったです。
櫓木さんの出てくるコミックス
スカーレット・ベリ子/新書館 (2015/7/30)
ジェラシー第1話配信中
ジェラシー第2話の掲載誌情報
シェリプラス11月号 雑誌情報
ジェラシー第2話の感想は以下より。ネタバレ含みますのでご注意ください。
まだコミックスになっていないストーリーです。コミックス派の方、ネタバレ不要な方は十分にご注意なさってください。
出会った瞬間、響きあった
人はそれを「運命」と呼ぶ―。
扉絵・・・相変わらず生気が感じられませんね櫓木さん(笑)
明虎はやっぱりかっこいいですね。辰之とはまた違ったカッコよさがある。。。
「俺は笑うが お前は笑うな」
って痺れます。。。というか怖い。本当に怖い人ってこんな感じの人なのだろうと思う。ギャーギャー怒鳴る人ほど本当は怖くないのよね。何を考えているのか分からないというのが実際は本当に怖いのかもしれないなぁと思った場面からスタートです!
さて、この「俺は笑うが おまえは笑うな」とだれに言ったかというと・・・・薬を使って乱交し、その薬でまた稼ごうとしていたらしい不動産屋の息子(大学生)に向かってです。
その部屋でやっていた男女は外へ連れ出されていくのですが、朝生田がある部屋を開けると・・・・
緊縛された櫓木さんがいらっしゃいました(;゚Д゚)
「またお前か!!」
朝生田がおっきな声と叫ぶのに対して「どうしたの 偶然だね」って櫓木さん(笑)
櫓木さんはこの部屋でドラッグパーティーをするからと大和会に情報を流した本人のようです。
「でね でねっ 明虎さんに褒めてほしくて 待ってた」
ん???なんですと???ロープで巻かれた状態で待っていたの?櫓木さん!?
「あぁ お手柄だ」
ははっと笑いながらそういう明虎に「へへっ」と笑う櫓木さんがすごくかわいい・・・・。櫓木さんの笑った顔見れましたね(o^―^o)そんな彼をみて何を思うのか無言の朝生田・・・・。
そして明虎は情報提供してくれたお礼にご飯でも行こうかと櫓木さんに言います。その話を聞きながら口を挟む朝生田。
「若!ですが会長との面会は―」
「朝生田 あのジジイはもう俺かお前かの区別すらついてないんだ」
「代わりにいって老い先短い囚人によろしく伝えてくれ頼んだぞ」
これはやっぱり2人は身なりが似ている設定ということになっているのでしょうかね?ボケて区別がつかないというの事にはなっているけれど明らかに朝生田と明虎は似ていますよね。
そういわれてちょっと思うところがある様子の朝生田ですが、「ふぅ」と息を吐きだし「先に戻ります」と言って部屋を後にします。
明虎と櫓木さん
ごはんを食べている二人。櫓木さんはピザ屋さんっていい手だよねと明虎に言います。
キャップ被ってメガネで顔は見えないし、モノは箱の中に隠せるし・・・・と。それに対して何の話をしているんだ?という明虎。
「ピザ屋装ってドラッグのデリバリーするんだよ」
面白いと思わない?というと「うちはクスリはやっていない」と明虎は答えます。ですが、櫓木さん・・・・傘下の組員さん達がて出しているのを見逃しているでしょう?と突っ込みます。
そういう人たちを遣って、自分がやり口を広めれば上納金も安定するだろうしどう?とペラペラと話す櫓木さんが何だかアタラシイ・・・(笑)今回の櫓木さんはなんか顔が優しい感じがしますね。若いからというのもあるでしょうが、明虎と一緒にいるとちょっと気が緩んだ感じがします(n*´ω`*n)
「卯一くんは そんな提案を俺にしてまで 俺とどうなりたいんだ?」
この明虎のストレートな物言いは嫌いではないですね。むしろ好きです(n*´ω`*n)
「ホントは僕にもわからない 明虎さんとどうなりたいのか」
だけれど「僕より自分より僕のことをよく知っている人だと思って」どうしてももう一度会いたかったと言います。
明虎は会うのは二度目なのにどうして俺がお前の事をよく知っているんだというようなことを言いますが、卯一は「同じだからでしょ」と答えます。
「僕と明虎さんは本質的に同じなんだ」
「だから会った瞬間僕の事が理解できた」
櫓木さんは明虎以外ではイケなくなったからズリネタ提供してほしいとウィンナーを差し出し、これを咥えてくれる?とお願いします(笑)こういうところが真剣に言っているのか冗談で言っているのかわからない不思議ちゃんなんですよね。
ズリネタということで・・・・「セックスしたいわけじゃないのか?」という明虎。させてくれるの?と櫓木さんはいうのですが・・・・ウィンナーをガブっと食べてしまいました。⇦咥えてと言ったのに食いちぎったことでNOという意味らしいです。
そして明虎は急に「映画に行こう」と言い電車に乗って映画館へ。
理解し合える2人
電車に乗りながら見たい映画があるの?と明虎に聞く櫓木さん。明虎は内容は別になんでもよくてただ映画を観に行きたいだけのようですね。そんな2人ですが・・・電車で痴漢を目撃。
堂々と痴漢をする男・それに耐えている女性・そしての現場を見ないようにしているカップル・・・・色々な人が目につきます。
痴漢にあっている女性は櫓木さんに目配りをするのですが、櫓木さんは知らんふり(;´・ω・)
そんな時に明虎が立ち上がります。
「助けるんだ?」「結構任侠ヤクザ」
「いや そうじゃない」
そういって明虎は女性にこの男は彼氏か?と聞きます。女性が首を横に振った瞬間痴漢男に蹴りを一発。
女性に車両移りなと言いまた椅子に座る明虎。すると明虎に先ほど見て見ぬふりしてたカップルが痴漢男を突き出さないのか?と話しかけます。
「めんどくさいからやっといて」というと・・・・イキイキしたように「もう少しで俺も殴り掛かるとこだったんですよ」とか「女の敵よ」と話し出すカップル。そんな2人を眠そうな三白眼で見つめている櫓木さん・・・・。
バンッ
櫓木さんは思わずカップルの男の方に壁ドン。
「なーにが覚悟しろだよ」「見て見ぬふりしてたくせに」
そして彼らに向かって言います。明虎が痴漢を片付けたのはお前たちにイライラしていたからだと。痴漢がどうこうというよりも彼らの方にイライラしていたようですね。それなのに、痴漢を撃退したとたんに人の権力を傘に弱った相手に正義を振りかざして追い打ちをかける・・・・このことが今度は櫓木さんを動かしたようです。
君たちがいま惚れたお兄さんはヤクザだよ?という櫓木さん。さっきの大学生は今頃彼女と船の上かな?この意味わかるよね?と・・・・。このカップルにとってはさっきの大学生と言われてもピンとこないでしょうが・・・・要は明虎の機嫌損ねたら男も女も一緒にそうなるよ?という意味なのかしら・・・と思いながらここは読みました。
「彼が強いのは 正義のひとだからじゃない」
「悪だからだよ」
自分を悪だと自覚した人間はとても素直で、君たちみたいに正義を気取ったりはしないという櫓木さん。普通の人間は大抵がそのような胡散臭に気がつかず、気づいたとしても目をそらし続けて考えようともしない。そうやって生きているという・・・・。
「だからせめてさ こっち来んじゃねぇよ」
ここの描写かなりイタイんです(;´Д`)カップルの男の子の方の耳を恐らく食いちぎ・・・・ゴニョゴニョ…(ノ゚д゚(; ̄Д ̄)ッタ???
そして櫓木さんの意見としては、痴漢にあっていた女性も鬱陶しいという・・・・。誰かに目配せして誰かが助けてくれるのをおとなしく待っていた彼女・・・・。最低だからそのままやられちゃばよかったのにと。そして自分のことも「最低でしょ?」と言っています。自分も悪というのを自覚しているだけにタチ悪いでしょ~♫と。。。
そして明虎のもとへ行くのですが。。。じ~っと櫓木さんの方を見る明虎。
「あれ? もしかして・・・・僕間違えた!?」
そんな櫓木さんに・・・・ブハッははははと言って大笑い。「やりすぎだバカ」という顔がなんかすっごくきゅんとなるくらいいい顔でしたヨ(//∇//)
「やりすぎか~よく言われる」
「途中までは良かったのにな」
「それ 僕の人生そのものだよ」
2人で笑い合うのですがこの時の2人の表情がとてもいいですね。櫓木さんがすっごく笑ってて・・・明虎とであってなんだか楽しいんだろうなぁ~って思った箇所でした。
(ああ・・・・本当にこの人は なんて悪人だ)
きっと、櫓木さんも惹かれるものが明虎にあったのでしょうね。
僕決めた 明虎さんと一緒にいたい
とある美容室?理髪店?にて。お酒を飲んでいる2人。
「ヤクザ屋さんになるのってどうしたらいい?」
お金を集めたらなれるのかと聞くのですが、明虎はあまり乗り気出ない様子。「やっぱりお前はやめとけ」と言っています。するとそこへオーナーが帰ってきました。
オーナーは飲んでいる明虎を見て飲めないくせにと。明虎はお酒がザルなのだけれどビールはダメなんだそうです。そんな明虎の一面を知って(かわいい♥♥♥)な櫓木さん(笑)
何かいいことがあると飲みたがるよねと言って明虎に何かあったのか聞きます。
櫓木さんをちらっと見て日頃の我慢を代わりに晴らしてもらったという明虎。
オーナーもそれはスッとしただろうと言って一緒になって飲み始めます。
「言ってやってくれ ヤクザになってもロクなことはないって」
オーナーはヤクザには未来はないし、じきに新しい取締の法律ができてシノギもどんどん厳しくなってくると言います。
「ヤクザの未来には興味ない」
「明虎さんと一緒にいたいだけだってば」
するとオーナーはそれならば尚更だと言います。「明虎くんは昔の自分を見てるんだ」と。こう見えて彼も家業のために自分を曲げて無理しているのだと・・・・だからこそ櫓木さんにはそういう思いをして欲しくないと思っているんだよと。
「でも明虎さんは 僕のこと好きでしょ?」
そう言って手を明虎のうでに置く櫓木さん。ですが明虎は結婚もしているし子供もいると言います。
その返事に、明虎さんの子供なんて何万人もいる。だからそこにいれて欲しいと言っていると・・・。嘘でいいからそれをとことん信じるから愛してという櫓木さん。
すると明虎は、あの大学生(最初に出てきた子です)に大和会のシマで商売するように焚きつけたのはお前なんじゃないのか?と聞いてきます。最初から全部お前が仕組んだことなのではないのか?と。「そうだよ、だってそうでもしないと会える機会ないから」というようなことを言うのですが、それを聞いて大きくハァとため息をついた後に明虎は言います。
「卯一 物事には順序ってもんがあるんだ」
「それを今日 知って欲しかった」
そう言って帰っていこうとします。どういうことか意味がわからない櫓木さんは「どういうこと?」と聞くのですが。。。
「映画・・・結構楽しかったよな」
「さぁ・・・・もう覚えてない」
この言葉に下を向き「「そうか」となんだか寂しそうに去っていく明虎で今回は終わりです。
ジェラシー2話の感想・まとめ
う~~~~ん・・・・面白いんだけれど言い回しがなんだか難しいのよね。ただ、この2話を見る限りでは明虎も何か抱えているのでしょうね。親のこと、自分自身のこと・・・・。櫓木に昔の自分を重ねていると言われているので明虎にも櫓木同様、一緒にいたいと思った人がいたけれど「自分を曲げて家業をついだ」ってことなのでしょうか?ゲイだけれどそれを曲げて結婚した・・・!?
それとも、自由きままに過ごしている櫓木を見て、ヤクザになったら自分を曲げてでもしないといけないことがあるというようなことを言っているのか。。。
きっとこのオーナーさんは昔からの知り合いで何もかも知っているのでしょうね。明虎のことはこのオーナーさんもこれからも絡んできそうかな?と思いました。
そして・・・・「物事には順序がある それを今日知って欲しかった」と言っています。もともと、櫓木さんが大学生をそそのかしてやった件は気がついていたということですね。。。でなければ傘下の組員がクスリに手を出しているのを見逃している明虎が大学生がやっているからとわざわざ来ませんしね。
なりふりかまわない櫓木に何か伝えたかったのかもしれませんね。
最後の「映画たのしかったな・・・」に「覚えてない」と言われた時の明虎がなんだか寂しそうで、明虎は何を思ったのかなと気になりました。今回も40Pと大ボリューム・・・・!!!
もしかして辰之をさらった櫓木さんの思惑も気がついていたのだけれど、「順序すっとばした」ことでこなかったのかな・・・。明虎は櫓木さんをヤクザの世界には入れたくなかったっぽいけれど、結局なっちゃったし。これから未来と過去が繋がっていくと思うとちょこっとワクワクしてきます。
麗華ちゃんのこともまだ謎ですしね。明虎絡みかなとは思うのですがこれからどんな秘密が暴かれていくのでしょうか。楽しみです。ハチと櫓木さんのストーリーもちょっと気になるのでどこまで三代目のストーリーになるのかしら。「ジェラシー」というタイトルの意味もいまいちまだ汲み取れなくて、ストーリーが進むとわかってくるのかな・・・・。
誰が誰に対してジェラシーって言っているのか・・・・。案外朝生田と明虎が昔そういう関係だったりしてね。四代目の時なにげに「カーチャン」って朝生田のこと言ってましたしね(笑)まさかの朝生田のジェラシー・・・。。。
ということで、どう展開していくのか次回も楽しみです。