こちらの記事は2016年12月30日に更新した記事をリライトして再更新しています。
おげれつたなかさんの描くホールスタッフとギャル男との恋!切なくもキュンよとなるストーリー展開!
やっと読めました!連載時から大好きだった作品。コミックス化まではちょっと時間かかったけれど、描き下ろし追加で大満足の1冊でした。
改めて思ったのは・・・サヤちゃんかわいすぎ!です(o^―^o)
【ネオンサイン・アンバー】作品紹介
コミックス版
作家 | おげれつたなか |
出版社/レーベル | 新書館/ディアプラスコミックス |
発売日 | 2016/12/29 |
満足度・オススメ度 |
内容紹介
内容
床ごと鼓動しているようなクラブで緒方(おがた)は、客のひとり、サヤと出会った。サヤはいつも違う女を連れた、アンバー色の肌をしたギャル男。正直、苦手なタイプだった。ところが、偶然サヤに金を貸し、お礼に手料理の朝食をおごってもらうことになる。
全体評価
ストーリー | |
胸キュン | |
切なさ | |
エロ |
コンテンツ
- ネオンサイン・アンバー1話~5話
- Honey Honey(描き下ろし)
- あとがき
注意ポイント
【ネタバレ注意】【ネオンサイン・アンバー】感想
雑誌で完結したのはずいぶんと前になるのですが、改めて読み返してみると・・・面白い★
ギャル男のピュアさにやられてしまいました。これぞギャップ萌えというやつなのでしょうか(⌒∇⌒)
サヤちゃんには抱え込んでいる悩み、暗い過去があって、その事が緒方と仲良くなっていくにしたがって抑え込んでいたのに出てきてしまうの。
キュンもあるけど切なさもすごくあって・・・でもラストは溶けるようなあまあま展開。傑作ですわこの作品は!!!
何かを抱え込んでいるのはサヤちゃんだけではなく、緒方もそう。モテる彼ではあるけれど、表情が乏しくて人に理解されにくいという一面を持っています。
そんな彼の表情の変化をサヤちゃんだけは気づいてくれる。
そんなサヤちゃんに興味をもって近づく緒方ではあるのですが、緒方はノンケ。
惹かれていってはいたのですが、サヤちゃんをしっかりと「男」と認識してしまう場面があり我に返るの。
ノンケだからこその酷い仕打ちや、その後の葛藤、自分の気持ちの受け入れまでの展開が実にお見事でした。
連載時はお~が~たぁぁぁ!!!やっちまったなぁ~!!!
って思ったものの・・・彼が元々ノンケだと思えば、越えなければいけない壁でもあり葛藤も理解できる部分。
こういった心理描写はリアルに近いのかもしれません。
思い返すと、すごくハラハラしながら読んだ連載でした。どうなっちゃうのかな?と思ったけど、ラストは緒方から積極的に動いたのがとてもよかったです。
連載時は最後までいかなかった二人なので、描き下ろし追加で絶対くる!!!と思って楽しみにしていましたヨ。
予想以上に・・描き下ろしは幸せいっぱい★幸せな気分になりました(⌒∇⌒)
ネオンサインアンバーは軽くもなく重すぎでもなく、本当にちょうどいい浮き沈みがある作品で楽しめるのではないかなと思います!!!!
みどころ①表情豊かな絵柄にキュン
なんといっても!絵がお上手~♥
ストーリーはもちろんなのですが、表情が素敵。表情を追っているだけで結構楽しめるのは先生の絵柄の特徴ではないかなと個人的には思う。
無表情な緒方ではあるけれど、ここら辺はモノローグがしっかりカバーしているんですよね。
そして、無表情な彼の少しの変化にこちらもキュンとしてしまいした。
サヤちゃんは言わずもがな。
あの上下にうごくちっちゃい眉毛とか大好きです(笑)ギャル男設定であのかわいさは素晴らしい!!!
みどころ②ギャップがイイ
この作品の面白さってやはりキャラ設定。ギャル男とホールスタッフでイメージ的にはギャル男遊び人でホールスタッフがお堅い感じがしません?
実際サヤちゃんは遊び人演じているんだけれどその裏にはある秘密があったりするの。
見た目ギャル男だけれど、特技はお料理!
サヤちゃんが作るお料理はどれもおいしそうでした♪
反対に緒方は無表情で誤解されやすい~なんて言いながら、彼女はわりといたっぽい。
イケメン設定なのでしょうね。そして、そんな二人なのですがどちらかというと近づくためにガツガツいくのは緒方の方だったりします。
サヤちゃんは、過去のこともあり・・やはり受け身なところがあって。ギャル男でチャラそうにしてるけど、内面はとてもとてもナイーブくんでこういうギャップにやられました。
緒方がサヤちゃんの事をかわいいって思うのもすっごくわかる!!!って共感してしまいますヨ。
みどころ③加筆でよりストーリーが面白く
そういえば読んでて思いました。加筆されている部分がありますよね。サヤちゃんの苦い過去についての加筆が追加されたことでとてもストーリーに深みが出たと思う。
過去に関しては連載時ちょろっとだった部分がコミックスでわかってどうして女好きのふりをしていたのかとかよくわかりました。
そして、過去好きになった先輩の事も。
先輩の気持ちもわからないでもないけれど・・・大人になってからの彼はダメダメですね。
ほんと緒方にがツンとやられてザマミロでした。緒方って喧嘩も強くてびっくりしましたよ。
みどころ④緒方の葛藤と後悔の切なさ、そしてその後のぶつかり方が良い
中盤、サヤちゃんを改めて「男」だと意識してしまって関係が途切れてしまった二人。サヤちゃんを傷つけてしまった後悔と、自分の気持ちの行き場を失くしてしまった緒方はすごく葛藤します。
ふわふわとしててキュンとなる場面が多かったのに、一気に切なさが。
サヤちゃんに酷い事をしたと当初は緒方!!!とイライラしちゃったけれど、やっぱりノンケくんだからこれは仕方がない所で。
これはサヤちゃんも理解していました。
お互い気になって惹かれあっているけれど、やっぱりそこには「男」という壁があってこういう葛藤は読みごたえありました。
BL漫画で「男と男だから」という葛藤が好きという人にはぜひ読んでみてもらいたいと思う個所です。
「男」を意識した時に一度今までの関係は崩れた二人。でも感じたのはここでまたスタートラインに立てたのではないかなと。
次はその「男」を理解した上での気持ちの積み重ねに変わっていくと思いました。だから緒方が終盤自分の気持ちをぶつけたときにはそういう迷いは消えていたのだろうなと思います。
悩んで葛藤して後悔して・・・緒方のいきついた答えは「サヤに好きになってもらえる男が羨ましい」って。もう自分じゃないと思っているからね緒方は。この場面はぎゅ~~~~~~~ってなってしまいました。
切ないのですけど、知らないうちにとてもサヤちゃんの事好きになっていたんだなぁ・・・と、ぎゅとなりながら嬉しくもあった場面でした。
そう言われた後のサヤちゃんの緒方の許し方が・・・これまたかわいいんですよね(n*´ω`*n)優しい子だわ本当に。
みどころ⑤緒方の笑顔はサヤちゃんのもの♥
気持が通じ合って、エロはちょこっとありました。ここもサヤちゃんは初!という事で初々しかったです。
でも最後まではいかないんですよね。そう思うと、おげれつたなかさんの作品の中ではエロはずいぶん控えめ。
一番キュンとなったのは・・・やっぱり緒方の最後の笑顔!
サヤちゃん限定なのですねぇ(n*´ω`*n)赤面したり、必死になったり。彼もまたサヤちゃんだからこそ見せる顔があったりするのだなぁと思うとキュンキュンしました。
みどころ⑥描き下ろしが最高!読後感めちゃ良し!
楽しみにしていた描き下ろし!もうもう緒方がべたぼれです(n*´ω`*n)何がいいって・・・・二人のいったん引き裂いた「男のカラダ」。
あの時は緒方が拒否してしまったんですよね。
そんな彼からお誘いするというのがこれまたワタクシの中ではポイント高しで嬉しかったです。
それに表情が乏しいとか、一緒にいても楽しくないだの言われてきた彼が・・・サヤちゃんにはエラく積極的で甘いセリフ吐いてる(〃▽〃)
こういうの大好物です。
二人のお初は、サヤちゃんが本当に「初」ということもあって可愛らしかったです。良かった・・・無事に結ばれて。うれしかった。
サヤちゃんはきっと過去の事もあって自分からグイグイいけないんですよね。それをカバーするかのような緒方のストレートさ。
読後もしばらくシアワセ~と浸っておりました。
感想まとめ
イチオシ!面白い!!!
おそらくギャル男設定からして好き嫌いはわかれると思います。ただ、これだけは伝えたい。
とても素晴らしい作品なんです!!
ちょっとギャル男なのでおげれつたなかさんのきれいなイケメンが読みたい~という人にどうかな?と思うけれど、サヤちゃんはそれをカバーするくらいのかわいさを持っていると思う(`・ω・´)b
だからちょこっとでも興味のある人は読んでみてほしいです。
こんな方におすすめ
- ピュア系作品が好き
- ギャル男に抵抗ない
- 「男同士」ノンケの葛藤が読みたい
電子書籍
コミックス版