イァハーツで連載していた、みちのくアタミさんの【アダムの肋骨2巻】BLコミックス紹介&感想です。
こちらは解離性同一性障害(多重人格)という難しいテーマだったのですが、みちのくアタミさんらしくコミカルさを交えながら重くなりすぎる軽くなりすぎず・・・とてもバランスの良い作品だったのではないかと思います。
胸キュンも切なさもあり。そして!みどころと言えばエロ!
なかなかのエロさでした。ラストは主人格だけが残ります。さて・・主人格は一体誰だったのか?色々なみどころがあった2巻でした。
【アダムの肋骨 2】作品紹介
コミックス版
作家 | みちのくアタミ |
出版社/レーベル | 大洋図書/(H&C Comics ihr HertZシリーズ |
発売日 | 2020/6/1 |
満足度・オススメ度 |
内容紹介
内容
悠真を自分のものにしたい── そう願うカズハとレイに、どちらかを選ぶことなんてできない悠真。三人の想いの行方は…… 恋と愛と魂の救済の物語、完結!
全体評価
ストーリー | |
胸キュン | |
切なさ | |
エロ |
注意ポイント
【ネタバレ注意】【アダムの肋骨 2】感想
治療を開始したレイ(カズハ)。彼らの生い立ちや、どうして佑真の事を好きになったのかがわかるようなエピでした。
ラストには主人格以外は消えてしまうので、寂しさもあるのですが・・・
ストーリー構成はとてもよくまとまっていて、ラストまですごく面白かったです。
テーマはすごく重いテーマではあるものの、ここはさすがのアタミ先生。コミカルさを交えながら重くなりすぎず軽くなりすぎず。
更にはエロさもプラス。
みどころも沢山でした。
主人格はどっち?
佑真の従兄弟である光太郎の診察を受け、治療を開始したレイ(カズハ)。
その診察時にカズハは自分が主人格であると伝えます。そしてレイ・カズハの生い立ちがわかります。
彼らの母親はかなりのネグレクトだったようですね。
父親とは離婚しているので、母との二人暮らしだったから余計に辛かったでしょうね。
ただ、診察した光太郎はカズハとレイの関係性には何か感じるものがあったようです。
そして佑真がかなりのキーパーソンになっていると見抜きます。
どちらが主人格かどうかとうのは、後にわかることなのですが・・・カズハが自分が主人格と言ったときに佑真は戸惑ってましたね。
佑真自身、カズハとレイの間で揺れ動いているような感じはあったものの・・・レイの事が好きなのだろうと感じることがけっこうあったので、レイが消えたらって考えたのかしら!?
実際、レイに消えて欲しくないのだ口にします。
個人的にはレイの感じが好きなので・・・レイが主人格だったらなぁと思うけど、やはりどちらかが消えてしまうと思うのは寂しいものがあります。
最終回まで多分、レイもカズハもどちらの人格も残って三人でいちゃこらエンドじゃないのかな~なんて考えていたけれど・・・違いました。
関係を持ったのはどっち!?
レイ(カズハ)の父にばったり会ったのですが、この人がねぇ・・・すっごく嫌な男でした。
ただそんな男でも父親。
色々と感じるものがあったようです。
自宅に帰り、もう寝ると言ったレイに佑真は・・・一緒にねてやろうか?と。
レイを一人にしたくないという気持ちからのようですが、一緒に寝る=エロは一応考えていたようです。
やはりそういう流れになっていくのですけどね(*^_^*)
途中で潔癖さんの四季が出てきたりと大変でしたが。。。なんとかラストまで無事・・・。
すごくエロかったです。大洋図書さんむちゃくちゃ頑張ってる!というくらいの修正。
電子はRenta!さんでしか読んでいないですが、Renta!も紙と同等の修正だったのでどちらでもいいのかな!と。
お尻からレイのT子出す描写・・・あれすごくエロくないですか( ̄。 ̄;)それ思ったのワタクシだけだろうか・・・。
ポンって出てきたところはちょっとびっくりしました★
関係を持ったのはどっち?と書きながら・・・レイとって先に書いてましたね(笑)
ただ、カズハとも合体はします。そういう流れになって一度は断ったけれど・・・結局は( ´艸`)
レイとカズハと入れ替わってしまったらさすがに抵抗はできませんね。
あの流れは個人的にはあまり好みの流れではないけれど、カズハは満足したのではないかなと思いました。
統合されていく
レイとカズハに集中しがちなのですが、2巻の時点ではまだ六実ちゃんが消えただけで他の人格は残っています。
が・・・佑真との関わりの中で納得し、五樹・二狼・四季が消えていきます。
四季と佑真のやりとり好きだったのですけどね( 。-_-。)さみしい。
解離性同一性障害(多重人格)には「統合」という言葉が出て来るのですが、それを担うのが「ミカ」という人格。
彼は監視役でもあったりするので、レイの中からは消えないのだそう。結構な重要人物です。
カズハはレイが作り出した人格ではあったのですが、それぞれの人格達が自ら答えを出すまで待っていたというミカ。
そういえば!ここでカズハと佑真の幼少期時代にあったパンの思い出が描かれているのですが、雑誌で読んだ時にひかっかった箇所は修正されてましたね(*^_^*)
あの「こないだも食べたろ?」の文字があるのと無いのとではすごく意味合いが変わってくるので★
コミックスではその文字が消えてて納得!
それにしても・・カズハと佑真の幼少期を読んだら・・感情移入してしまいますね。
これを読んだら三人エンドでも良かったのかな~なんてちょっと情が・・・( ̄。 ̄;)
最初に好きになったのば僕だったのにと涙を流すカズハがとても切なかったです。
佑真のために消えることを決意したカズハ。
ここもすごく切なかったのですが、カズハはレイの中に溶けて一緒になるだけだと。
「いっぱい佑真と笑って 抱きしめて愛するから」
って言葉がすごく好き。
カズハも六実も五樹も二狼も・・・四季もみんなレイが作った人格だから、レイなのですよね。
この作品がすごくいいなと思ったのは、皆がいやいや統合されたわけではなく、納得して消えていったこと。
カズハに関しては切ないけど、、、彼の選んだ選択はすごく愛のある選択だったなと感じました。
二人のその後
人格が統合されて、レイは安定してきたようです。(たまに様々な人格が顔を出すことはあるようですけどね(*^_^*))
そして佑真とも順調。
ラストを読むと、レイは佑真と再会できて本当に良かったね( 。-_-。)って思います。
描き下ろしは・・・レイがすごく可愛く思えました(笑)
ぜひ読んでみてください♡
特典もろもろ
今回は4Pリーフレットがほしくてコミコミさんで購入しました。電子はRenta!さん。
コミコミさんの特典は、2巻の中に同じような場面があるので注目しながら読んでみるといいかも!
好きな場面だったのですぐわかったのですが・・・笑います。
電子特典もコミコミさと少し重なるのでふふってなります。
が、個人的に読んだ感想としては電子特典の方がお得感があったかなと思います。漫画が読みたい人には。
4P漫画(リーフレットは2P 漫画)だし、エロもあったしで楽しめたなと。
電子と紙ではお値段も変わらないのでどちらでも!!
少し変わった設定がお好きな人は是非!チェックしてみてください。
みちのくアタミ先生のエロは・・・すんごくエロイのでイチオシです♡
電子書籍
コミックス版
これもエロい!