私の大好きなコミックです。あ~でもエロガッツリがすき!という人は向かないかもしれません。ライトな感じの作品です♫どちらかというと、夏目先生はストーリーがしっかりしているのでそういうのを読みたい人向け。
それにやっぱり男の子がね。。。かっこいいんです。とにかく絵柄は万人受けするだろう絵柄です!かなりお上手でございます。
なんていうかほんと作画もストーリーも抜群にいい!というのが夏目イサクさんの特徴かしら。
ストーリー・作画でいえば、【夏目イサク・ヨネダコウ・日高ショーコ】は御三家ではないでしょうか。(私基準ですが)あっ志水ゆきさんもいらっしゃいました(〃ω〃)
時々、えっ?いつ好きになったの?えっキミも好きだったの?なんてびっくりしちゃうストーリー展開の先生もいるけど、この御三家・志水ゆきさんに関しては本当に本当に無理感がないんですよね。
ということで、私の大好きな大好きな【どうしようもないけれど】を紹介します。
どうしようもないけれど 作品紹介
内容紹介
容姿・頭脳・家柄――三拍子揃ったお坊っちゃま、島野の唯一思い通りにならない相手、それが上司の黒川だ。ムカつきつつも共に仕事をするうちに、島野は黒川の素顔にふれ、次第に彼に惹かれてゆく。黒川も島野を憎からず想っているようで、やがてふたりは身体を重ねる関係になるが……? 大人気リーマンシリーズ、待望の第一弾!!
関連
どうしようもないけれど/の感想は以下より。ネタバレ注意でお願いします。
どうしようもないけれど/ネタバレしながらの感想
黒川
上司。離婚歴あり。島野のことを可愛いがっている。社長である島野の父とちょっとしたつながりがありそう。
島野
社長の息子。黒川の部下となり働いている。黒川のことはどうも嫌いらしい・・・?
好きなところ・推しポイント!
本当に大好きで何度も読み返している作品です。
なんていうか、黒川のキャラも島野のキャラも光っていて、
私としたら大人気カップルの飴色パラドックスよりもこちらのほうがすきです。
社長の息子である島野は自分の父親の会社に入社していますが、その上司が黒川です。容姿端麗・頭脳明晰な島野ですが、黒川はそんな島野をコキ使うのですね。
そういうのが最初は面白くなく、苦手だと思っている島野。
だって今まで社長の息子というだけで上司も媚びうってきているのが当たり前な状況だったから仕方ないですよね。
黒川は社長の息子だからとよいしょするタイプではないということです。
島野を一社員としか見ていない黒川はどんなひとかというと・・・社内1位の営業成績を誇る敏腕営業マン。作中でゴリラという単語がよく出てくるので。。。いかつい感じなんでしょうか(*^_^*)。
そんな黒川ですが、島野に負けず劣らずモテモテの様子。
そんな2人が近づくきっかけとなったのが、ある日の島野が行っていた接待。島野が接待を終え、帰宅しようとするところばったりと黒川と会います。
終電もない時間でタクシーで帰るという島野でしたが、黒川の自宅が近かったので黒川の家へ行くことになりました。
ここのタクシーで帰るというくだり・・・おボッチャマらしい発言でしたね。
黒川といえば・・・社内きっての営業マンなのに・・・家はボロアパート。おぼっちゃまくんには耐えられないほどの汚さだったようです(;´Д`)
読んでいくと、島野はすっごくきれい好きなのでこういう対比もすごく面白いので注目して読んで欲しいなって思います!
奥さんの存在
実は、黒川・・・バツイチだということが発覚します。
えぇぇぇ・・・バツイチだったのか・・・・とちょっとショックは受けてしまいましたけど、彼女の存在は島野のなかでもひっかかるものになっていきますよ(*^_^*)
でもこのくだり・・・絶対奥さん後々に出て来るんだろうなぁってフラグびんびんですよね。
最初からこの二人は好意をもって接してたわけではなくて(後々わかるのですが黒川はずっと島野へは色々な意味で特別な感情は持っています)、島野が奥さんの話をしてから関係がぐぐっと近づくの。
おふざけ半分でしたけど、それが島野の気持ちを大きく変えていくことになっていったのかな!?と思ったり。
普段と違った黒川を目の当たりにして、寝ている彼に思わずキスしてしまいそうになっている島野とか・・・すごくカワイイです。
黒川が奥さんと別れた理由は・・・後日黒川が話していますヨ。特に嫌いになった、とか浮気とかそういうのではなさそう。
ただ・・・
あの時のおれには余裕がなくて 気づいたときにはもう手遅れだった
花のひとつでも 買ってやりゃよかったのかもな
と。わかるわかる奥さんの気持ちも。仕事に一生懸命でなかなか奥さんを思いやる事もできなかった黒川の気持ちも。
でもそれはきっと・・・失ってから気づいてしまうものですよね(T^T)
そんな黒川をみて島野くん・・・きゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅとなっているのがこれまたかわいい。完全に恋した顔になっていて。
奥さんのこと今でも好きなんだろ?と聞く島野に対し、・・・・黒川は「いい女だったからな」と答えているのですが。。。まだスキだっていう気持ちもあるってことなのかな?と少し混乱してしまいました。
どうなのでしょうね。
生まれて初めて必死に!?
元奥さんの事は気になるのですが・・・黒川に関しては言動が島野一直線なのですけど(^_^;)
どうなのでしょうね。島野は黒川に対しては
どうにもならなくても 諦めなくてもいいのか?
おれはこれから 生まれて初めて必死になる かもしれない
と思っているので、大丈夫そう。早くくっついて欲しい!って思いながら読み進めていきます。(くっついているも等しい感じではあるのですけどね)
ホントのことはわからない(2話)
冒頭から島野くん。昔からうらやまれるのが常だった 学生の頃から告白されることは数知れず・・・と言って女性社員にきゃっきゃ言われる島野くんはこれが俺のペースだったと感じています。
なのに黒川を見ると急に可愛らしくなってしまうのですね(笑)
島野くん自身も なんで よりにもよってこんなのに惚れてしまったのか・・・と。
まだ2話では両思いのところまでいってないんですね。読んでいる方は黒川も島野のこと気に入ってるし両思いなんじゃ・・・って思うけれど、,島野自身は奥さんのこともあるし、完全な片思いだと思っています。
黒川は島野を抱えて寝たいから家にこいと必死に誘っているようですが。。。
会社でもけっこうスキンシップ激しいですよ(笑)。
相変わらず、ちゅっと島野にキスしますが・・・
おまえとするキスって 犬としてるみてぇ
なんじゃそれは(笑)島野が従順だからでしょうか!?
その言葉に島野くん・・・今度あったらすごいのをしてやる 犬じゃできねーようなすごいのを・・・って必死に対抗しようとしているのが本当に可愛らしくて、この場面が本当に好き♥
無意識にこういうの考えちゃう島野くんが本当にかわいいの。
一人ツッコミ大好きなようでよく作中でも一人ツッコミしてますからね、島野くん(´Д`;)
そして休憩してタバコを吸っている島野は、新人と営業先を回っている黒川と新人の山内さん(女性)にばったり。
必死な山内さんをみてかわいいなぁ~と思う島野。
ああいう子と一緒だったら楽しいだろうなぁ。あいつも・・・楽しいんだろうか・・・と黒川を見ます。
その時の黒川がめちゃくちゃ楽しそうで・・・それを見た島野。いろんなことを考えてしまうという・・・。
自分だけがちょっと「特別」だと思ってたけど、実はほかの人にも同じことしてるんじゃないかと(笑)Σ(゚д゚lll)←こんな感じです(笑)
そんなことを考えたら、いろいろ気になるようですね。人との距離感とか!なんだかわかる気がしますこういうの・・・。
飲み会
島野は飲み会に誘われて行くことに。
黒川は島野が行くといったら行くって言ってたようなので黒川も参加。
自分が行ったら行くといった黒川にちょっと喜んでいるのか、頬を染めてちょっと嬉しがっている島野が~たまりません(//∇//)
ですが、飲み会にいくと、飲み会の席では自分の近くに黒川がいないこと、ほかのみんなと仲が良いということが気になるようで・・・一人ガブガブお酒を飲んでしまいます。(実は島野、お酒めちゃ弱いです)←あかんパターン・・・。
飲みながら黒川の周りをみて、自分より仲がいいじゃないかとか・・・とどツボにはまっていきます。
そしてチームの人から黒川は優しいとかいろいろなことを言われているのですが、島野は歩いて黒川の方へ向かっていきます。
知ってるよ 優しいことも面倒見がいいことも 仕事と酒が好きってことも その手がぬくいってことも
けどあんたが家で一人眠れないときがあるってことも こいつらはしってんのかよ
そして・・・・「俺だって・・・」と呟き、倒れてしまいます。もう限界だったのかな・・・
島野の気持ちにちょっとギュってなってしまいました。自分と同じように仲の良い人がたくさん居ると知った時はショックというかモヤモヤが凄かっただろうなぁと(T^T)
気持ちが通じ合う
目を覚ますと黒川の家でした。黒川が看病してたんですね!
ちゅっとキスする黒川に、「ほかのやつともすんのか?こーいうことを」と直接ききます。
しねーよ!と驚く黒川。おとこじゃねーか!と言ってますが・・・でも俺にはするじゃねーかと・・・・そして次は島野からキスします。
(ほかのやつとどう違うんだよ だってどうせ特別ではないのに)
この場面、文字で書くとチュって感じだと思うと思うのですが・・・犬とはできないような激しいキスです。
そして酔った勢いでってのはなしか?と黒川を誘っています。キタヨコレ!!!
そんな島野をみてどうした?寝ぼけてんのか?と黒川。
島野はこの状況で
今まで手に入らなかったものはない 失敗をしたことも 弱気になったこともない
だから どうしていいかわからない
と思いながら涙ぐんでしまいます。それをみた黒川はドキっとして・・・・。帰るといって去ろうとする島野を止め後ろから抱きつくの!!!!!このシーンもギュギュっとなります。キャ~って感じですね(〃'▽'〃)
「おれは枕でもないし、犬でもない こんなことされても困るんだよ・・・」
「わかってるよ」
これで心も身体も通じ合った二人ですね!!!
翌朝目を覚ますと、島野は二日酔い。昨日のことは夢かと思ったようですが、夢ではなかったようです。
エロシーンはなかったですが、昨夜2人は結ばれています。痛いと言って引っ掻いたと腕を黒川が見せてますから。
そんなシマノの目にまた奥さんの写真が目に入ります。
でもこの写真は実は未練があるからあるとかそんなのでもなかったようです。ホッ(〃ω〃)
次彼女に会ったときに返そうと思ってて、しまうと忘れそうだから出してただけだったようです。これを気にしてたのか?といわれ気にしてねーよと必死な島野(笑)←めちゃくちゃ気にしてましたヨ!!!
「安心しろよ 今はお前だけだから」 と。島野くん顔真っ赤~良かったねぇと言いたい♥。
たりないものはひとつだけ
2人のいちゃこらから始まりました。いい関係のようですね!
2人がくっついてから1ヶ月くらい経ってからのおはなしのようです。
ミーティングでもチーム順だというのに黒川に呼ばれて座らせられた島野が(俺にかなり惚れてる(〃ω〃))とか思ってるところがかわいいです(笑)
そしてシステムを一斉にかえることになったということで取引先を回るためのリスト作成に黒川とシマノが関わります。
支社からも2人やってくるようですが。。。その支社からやってきた二人の中にいましたよ~~~~
そう元奥さんです。元嫁は一緒に仕事をしていた女性のようですね。
見覚えある顔に島野も結構動揺してましたね。綺麗な女性でしかも仕事もできる人のようです・・・
完全に負けてる・・・と自信なくしているところに、ペアを組んで仕事をすることになり、黒川と元奥さんがペアになることになりました。
島野とペアになった山森くんですが元奥さん(冴子さん)と黒川のことをペラペラとしゃべる、けっこう人懐っこいひとのようです
ちょっと島野は自信がないところに追い打ちをかけられたようですけど、黒川は黒川で山森が島野に馴れ馴れしく関わっているのが面白くないみたい(〃ω〃)萌えポイントですね!
私情ははさまねーからと言っていた黒川ですが私情はさみまくりです(笑)
冴子さんに冗談で山森は島野を気に入った、あいつは手が早いから気をつけなよと言われた事もあり、気になって仕方ないようです
仕事も終わり、冴子さん(元奥さん)から会えてよかったと言われる島野。
島野は黒川と冴子さんのやりとりをみながらなんか切なそうです。
でも黒川は。。。山森には気をつけろと島野に言うという(笑)お互いがお互いの相手に嫉妬している姿がなんとも言えず。
島野は不安なのですね・・・
好きだとか 言葉で言われたら 何かが変わってくるんだろうか・・・。
と思っているように、二人は「スキ」とかそういう事は言わずに身体だけ重ねている感じですから。。。
そんな不安な時に、黒川にいい女だったと言わせた冴子さん。会ってみたら本当にできた人だったみたいなので気になったのかもしれませんね。
2人のときは名前で呼ぶ 笑う わかりあう 知らない時間がそこにはあふれてる
おれには 何もない 確信をもてるものが何もない
この気持ち・・・わかるんですよね~。
10年も飽きないなんて
そしてまだまだ4人で仕事は継続中。そんなときにトラブルがあったようです。
冴子さんと黒川の2人はトラブル先へ出張に行くことになりました。島野は・・・2人がまたできちゃうんじゃないかと悶々としています。
数日は経っているっぽいある日、空気の読めない山森くんがまたおしゃべり。
「あの2人は同じホテルに泊まってるわけじゃん ちょっとドキドキするよね」なんていって追い打ちをかけます。
空気の読めない子なんですよね・・悪気はないのですけど森山くん(T^T)
そりゃ島野も不安になります。黒川ったら島野に一切連絡してないみたいですし。
やっと仕事の目処が付き、帰れることになった黒川は・・・速攻島野のもとへ!ここも萌えポイント~!
ここ数日、黒川の事などをいろいろ考えてお疲れ中の島野。そんな彼を心配する山森。島野の肩に手を置きます。
その状況でなんと島野はまた黒川を思いだし、泣き出してしまうの。ど~したんだ!とびっくりしてシマノの両肩をもつ山森。このタイミングで!!!黒川がやってきてしまうという。。。
山森に襲われ、泣いているように見えたのか、黒川は山森を怒鳴ります。そして島野を連れて行くの。あ~もうここの黒川の嫉妬!!!たまりませんヨ(〃ω〃)
「もうあいつ・・・支社に返す!」っておもいっきし私情入れてますよね(笑)
やいてんのか?とちょっと嬉しい島野ですが。。。なんと・・・いつもとちょっと違うと思ったら黒川熱が出てました(笑)
しっかり看病する島野。俺は風邪なんかひいたことないといってまさか俺が?状態の黒川
何日も徹夜したって今まで平気だったけど、お前がいるから気が抜けてしまったのかもなと言います。
このほんのちょっとした言葉なのですが、島野にとっては本当にうれしかったようです。ばっかじゃねーのといいながら顔は喜んでます。なんかこういう感じ好きなんですよね。普段はツンデレ全開なんですけどね・・・やっぱり嬉しいと顔に出ちゃうところとかキュンってなります。
欲しかったのは言葉じゃなくて コイツの気持ちだ おれが信じないと どうしようもないものだ
ちょっとまえまでは安心する言葉が欲しいと思っていた島野ですが、黒川の気持ちは自分が信じないといくら言葉で言われても結局はだめなんだということに気がついたんですね。
そしてイチャイチャして翌日・・・
黒川に怒鳴られた山森はシュ~ンとしちゃってます。そして冴子から 黒川は人に興味がないのかもと思っていたけど、島野のことは気に入っている。島野くんみたいな人がいてくれて本当によかったといわれます。
冴子は再婚するようですね!ヨカッタァ・・・。
冴子さん、最後に島野に置き土産♥
あいつが10年も飽きないものなんて 仕事とお酒と あなたくらいだもの
と言われ???となっている島野です。それを黒川に聞くのですが・・・実は島野と黒川は以前に会ったことがあるようですね!島野が覚えてないだけで。
出会いは10年前
大学生の時の黒川の話になります。これは島野と出会った時の話でした!
黒川は島野の言葉で今の会社に就職したようです。
そして黒川はその時の島野の言葉を実現すべく働いてきたようでした。黒川は社長には恩があるとは言っていたけど、島野との約束もまた今までの黒川の働く原動力になっていたようです。
黒川にとったら大事な存在だったんだな~と思うような話でした。
こういうのすごくスキなので、もっと詳しく読みたいですね!
黒川・・・昔から島野には何か感じるものがあったのかしら!?
そして更に短編が2つ。
フラワーフライデー①は飲み会で潰れた島野を抱き抱えて自分のアパートにかえるまでの黒川の話。
フラワーフライデー②はお酒に弱い島野を鍛えようとしてお酒を飲ませる黒川が・・・美味しい思いをするという話。
お酒に酔った島野が本当に素直でかわいいのでこの話は好きです。
これで1巻終わりですが・・・本当に読んでて楽しい。内容の濃い1冊なので満足度高いです。
感想まとめ
2007年の作品なんですね!古い作品ではあるけれど、何度読み返しても新鮮な気持ちになって「面白い!」って思えるのがスゴイ。この作品は何度読み返しても飽きることがないです。
「どうしようもないけれど」は2巻もあるので、また続きの感想かきたいと思います。
【電子】どうしようもないけれど1