兄を殺した勝又の居場所を突き止めた曜明と曜明を追ってきた火弦。そして明かされる兄の死の真相
花鳥風月の39話の感想です。毎月読めて本当にうれしいですね(^^)
来月にもお名前が!前号は勝又の居場所を突き止めた曜明のところへ向かう火弦でしたが・・・
煽り
もしも今度犬を飼えたなら。 いつも側に置いて
決して先に逝かせないと誓った。
そして出会った犬は、人間の姿をしていたんだ。
今回は曜明視点の煽りでしたね。新鮮で良かったです。
そしてこのあおりから、曜明も火弦の事を大事に思っているのだなというのがわかります。
決して先に逝かせないと誓った・・・だから火弦が危険な目に合わないように火弦のかわりに
勝又のところへ来たのか、それとも兄の敵を討つために来たのか・・・。
では感想にいきます~。
39話ですので5巻掲載、もしくは6巻掲載分になる微妙なところですが・・・。
コミックス派の人はネタバレ含む雑誌の感想になりますので
ここから先はご注意を!
今回はカラーページがありました!大事な箇所なのかもしれませんね。
お兄さんとの回想です。
「曜明」 「犬は人より早く死ぬぞ」
これは曜明が兄に犬がほしいといった時のセリフかな?
勝又と対面している曜明の前に出てくる火弦。手にはナイフ。
間に合った! 死んでも曜明さんは守る!
この時の火弦の形相が・・・。なんか火弦の気持ちを考えると切なくなるようなカットです。
なんとしてでも曜明を守る!という気持ちがものすごく出てて。。。
ですが曜明の口からは待てという言葉が。
冷静になってみてみると、勝又はおなかに傷を負っているようでした。
勝又に傷を負わせた男は・・・すぐ近くで倒れている(生死は不明)中田川組の入江。
中田川組というのは皆川会系の三次団体なんだそうです。(一応自分の考察のために黒く大文字にしておきます)
そして火弦は勝又に聞きます。
嘘ですよね? 勝又さんが・・・先代の組長を殺ったなんて
勝又は間違いじゃないと答えます。それを聞いて銃を勝又の方へ向ける曜明ですがそれを火弦が止めます。
手を汚すのは俺の仕事です
銃を向けられている勝又ですが、撃ってください、どのみちこの腹だ長くないと言います。
このセリフから勝又は重症のようですね。
なぜ兄貴を殺した?
すると勝又は下を向きながら話し始めるのでした。
勝又には娘がいたこと、その子は克也(先代組長)と結婚話があったこと。
ですがある日、この倒れている入江と駆け落ちしてしまったこと。
当然、組長である克也父は激怒するのですが、克也がなだめるのですね。
このことがきっかけなのかわかりませんが
勝又は克也に恩義を感じ忠誠を誓って右腕として働いてきたのかもしれません。
その後克也は透子と結婚。幸せそうにしている反面、駆け落ちしてしまった自分の娘は
駆け落ちした相手に捨てられ、赤ん坊を抱えたまま弱って亡くなったのだそう。
その赤ちゃんを勝又は引き取りたかったみたいですが、なんせ克也に恥をかかせ駆け落ちしてしまった
娘の子なので引き取れなかったようです。
施設に引き取られた子がどうしても気になる勝又はボランティアとして成長を見守ってたんですね(´;ω;`)ウゥゥ
なつく子供。名前は理華ちゃん。。。
施設にいられるのは年齢が決まっているそうで、その後は思い切って勝又が育てる決心をした矢先、
なんと先に理華ちゃんを父親が迎えに来てしまったようです。
その父親こそが入江で、こいつがまた悪者なんですね。
クズです。
勝又は気になって、所在を調べその場へ行くと・・・
身体を売られている理華ちゃんが。
この入江という男は中田川組の組員のようですが、組のお金をちょろまかし
ご法度のクスリにまで手を染めてたようです。
そしてそのクスリ欲しさに娘に稼がせているというとんだクズ親でした。
怒った勝又は入江を半殺しにするのですが・・・これが裏目に出てしまいます。
救出された理華ちゃんはトラウマからか幼児退行してしまい今は違う施設にるようです。
勝又は克也家族が幸せにしている姿を見るたびに理華ちゃんを思い出すのですね。
入江と駆け落ちしてしまったから不幸になった娘・・・
克也と結婚していれば幸せに過ごしてたはずだと。そして克也の隣で幸せそうに笑っているのは
羽美ちゃんではなく理華ちゃんだったかもしれないと・・・。
そう思えば思うほど、止めなかった自分を、克也のことを気にして理華ちゃんを引き取れなかった自分を
責める勝又・・・。
そんなことを考えながら暮らす日々。
するとそんな勝又に克也は声をかけます。登場する克也はなんだか優しいですよね。器が大きいというか(;´・ω・)
克也に心配はさせられないという気持ちからか、
今禁煙しているから少しイラついてたようだという勝又。
それならタバコを買って来いと言われたので、タバコを買いに行くと・・・
ドンッ ズッ
後ろから刺される勝又。振り返りざまにまた右腹を刺されます。
刺したのは入江。
勝又のせいで組を破門されたあげく追われる身になったと逆恨みでした。
そして再度お腹を刺された勝又。。。そこへ・・・
おい 何をしている!?
克也がやってきたのでした。
複数刺された勝又は意識がもうろうとします。そしてそんな勝又が握っていた銃を一緒に持ち上げ引き金を引く入江。
克也が撃たれた真相はこうだったんですね。
勝又が憎くて克也を撃ったのではないということが今号でわかりました(´;ω;`)
今回のストーリーは今後どのような位置づけになるのでしょうか・・・。
色々と今考えられるだけ考えてみようかなと思います。
あっ、勝又さん・・・さんざんモブだのなんだの言ってごめんなさい(;´∀`)
克也を撃ったのは勝又でしたね。ここは私の予想が大きく外れました。。。
モブじゃなかった・・・。
そういえば克也はどうして入江に撃たれたんだろう?克也なら銃も持ってるだろうし
ある意味不審者である入江にうかつに何している!?なんてなぜ声かけたんだろう?
それに入江なんて、中田川組にも追われているわけだしすぐにつかまりそうなのに、
2巻では「組員総出で探ったが結局犯人もわからず」とありました。
なぜ勝又は入江のことを言わなかったのだろう?
ここにまだ秘密があると思うんです。
勝又にはかばわなければいけない道理もないわけで・・・むしろ勝又自身、入江が始末されてしまった方が
自分の身が守れるのではないのかな?と思ったのですが。
これで解決ではなくて、なんだかまだまだ克也襲撃事件には何かありそうだなと思いました。
吉利谷が絡んでるのでは?という私の予想は・・・今のところ劣勢です。
関わってなさそうかなぁ。(むしろ関わっててほしくないなぁ・・・と)
勝又が急にいなくなったのは、おそらく今回の状況からして入江から連絡があったのかな?
そして入江ですが、今のところ生死不明ですのでこれまたどうなんでしょうか・・・
入江が起き上がって曜明or火弦or 勝又を撃とうとする展開もあるかもしれないしまだまだこの展開は
続きそうかな?と思いました。
勝又が急にいなくなった時期、先代組長をやった奴がわかったと言ってきた時期、
羽美ちゃんの父親がヤクザだと噂になった時期・・・重なっているのですよね。
今後これらが結びつくような展開がくるような気がします。
もしかしたら入江が羽美ちゃんの父親がヤクザだとばらしたのかもしれませんけどね。
それを問い詰めに勝又は動いたのかも。
今回のストーリーを読んで、勝又は克也には恩義もあるし克也亡き後も透子さん、羽美ちゃんを
しっかり見守ってきた人物なので悪い奴とは思えないんですよぇ。
意外な展開で、さらに面白くなってきました(^^)
次号、また勝又の口から何か聞けるのでしょうか。。。楽しみです。
到着が遅かったのであと2週間くらいでまた4月号が発売!!!早く読みたいです。。。
5巻の電子配信がスタートしました!