今、新たな闘いが始まる―。ビーボーイゴールド12月号掲載分の感想。
巻頭カラーで登場です!とにかく扉絵が素晴らしいですね。惚れ惚れしてしまうほどのカラー。特に加賦さん・・・池玲文さんの絵の上手さには圧倒されます。あの眉間のしわとかたまりませんね・・・・。
さて・・・ストーリーはというと、前回すっごく悲惨な場面で次号だったのでかなり気になっていました。その続きからというよりは・・・・『その後』からですね。病院での場面は前回で終わっているという事です。
新章SMOKEのストーリーを知らないという方は第1話の感想を読んでみてくださいね。
媚の凶刃~X side~18禁コミックス情報
今回18禁ということもあり、配信サイトも限定されているようです。あとは、18歳未満の人は絶対購入しないでくださいね!
感想はこちら18禁 媚の凶刃X sideの感想
媚の凶刃‐SMOKE-第2話の掲載誌情報
BE・BOY GOLD (ビーボーイゴールド) 2016年 12月号
リブレ; 隔月刊版 (2016/10/28)
今回はヨネダコウさんが表紙!そしてポスターが付いてきてましたヨ
媚の凶刃-SMOKE-第2話の感想は以下より。ネタバレ含みますのでご注意ください。
媚の凶刃シリーズの最新話の感想です。まだコミックス化されていないストーリーですのでコミックス派の方はご注意ください。これより下はネタバレ盛大です。ネタバレ不要な方もご注意を!
先代の死
結局先代はあのまま死亡してしまったようですね。今回は葬式の場面から始まりました。
今回の件で、思い詰めている様子の加賦。韮沢が近づけないと感じるほどすごく殺気立っているようです。
先代の葬儀は、シャオチェンが襲撃してから5日後。
組員たちもみんなシャオチェンに対してのいら立ちが読み取れます。
そんな時、一人の女性が登場。
『すっかり極道の顔になっちまったね」
「お袋・・・!」
加賦のお母さんが登場してきました。このお母さんがどうもシャオチェンとの対峙にはキーパーソンになってくるような気がします。
加賦のお母さんは家は捨てたと言っているので今はカタギのようです。先代の事はもちろん・・・加賦の事が気になって登場してきたのかな?と思いました。
加賦に大丈夫なのかい?と尋ねる彼女。すると加賦は韮沢を指し、俺の身辺はこいつが目を光らせていると伝えます。
「あら・・・顔で選んだんじゃないだろね」
(笑)このことからの韮沢が綺麗な顔をしているというのがわかりますね!女性から見てもそう思える顔なのね!とこの場面は一人ふふってなりながら読みました。
加賦ママは韮沢の肩に手を置き、「私の息子しっかり守っておくれね」と言います。加賦は加賦でお母さんの警護に何人かつけるように韮沢に命じています。
―加賦と加賦ママ―
タバコを吸いながら話す2人。
「本当に死んじまったんだね」
先代は、加賦が到着した時にはすでに死んでしまっていたようです。
「あの女一人殺ったんだって?」
そのセリフに少し凍りつく加賦。まぁ・・・後妻ですからね。。。結局彼女も・・・先代を守って死んでしまったようです。
「一緒の墓に入れてやろうと思ってる」
加賦ママはいいんじゃないかい寂しがり屋だったからねと。彼女に対して昔はいい思いはしていなかったようですが、なんとなく雰囲気から見て加賦ママはできた人なのかな?と思いました。
そして、「昔の話なら私にも手伝えることがあるよ成晃」と。この昔の話というのは、シャオチェン関係なのでしょうか。
ただ・・・加賦はせっかく堅気に戻ったお母さんを巻き込みたくないという気持ちもあって葛藤している様子。加賦ママはそんな彼の様子を察してか「組の頭がそんな甘ったるい考えじゃ下の者は命がいくつあっても足りないよ」と喝を入れます。
「わかった・・・明日資料を持って行かせる」
そう口にはしたけれど、加賦は(お袋をあいつに関わらせるわけにはいかない)と思っています。こういうのも、お母さんの「・・・・」の様子から察している(加賦のセリフは本心じゃない)のかなと思いました。
荒れる加賦
家にて。
書類やらグラスやらを投げ荒れる加賦。シャオチェンの目的はもちろん、人物そのものが謎で真相がつかめずにいます。
「加賦さんもう休んでください」
加賦を気に掛ける韮沢にも「寝てられるか!!」と当たってしまう始末。
「親父がぶっ殺されて風呂に沈められて やった男がどこにいるかも掴めてねぇんだぞ!?」
このセリフから、先代はあのあとお風呂に沈められていたのだというのがわかりましたね・・・酷い・・・・。
加賦の鬼気迫る様相に「・・・・すいません・・・っ」と謝る韮沢。
「俺を・・・殴ってもいいんですよ・・・?それで少しでも気が晴れるなら俺は・・・」
この言葉に驚く加賦。
「馬鹿野郎・・・・!」
ひとつ大きくため息をつき、加賦は自分の思っていることを韮沢に話し始めます。
別に親父が好きだったわけではないという加賦。だけれど、自分の親が組長だったというのはそんな簡単な関係でいられないんだと・・・。「だけどな 組長としては・・・」(これは敵はしっかり取らないといけないという意味なのかな?)
その後加賦は韮沢と一緒に休みます。休むのですが、先代の最後の場面が蘇りハッと目が覚めてしまいます。
その様子に一緒に起きる韮沢。そして加賦は韮沢にキスとします。(そうでもしないと気が晴れないのでしょうね・・・・)
相変わらず・・・・・・2人のエロはエロいですね(n*´ω`*n)
韮沢を抱きながら、自分の中で心地よさを感じる加賦がなんだか切ない。今の彼は唯一韮沢が癒しなのかなと思いました。
シャオチェンはあと誰を殺すつもりなのか
さて場面は変わり、シャオチェンサイド。
シャオチェンもう長くななさそうですね。医者に見せないと・・・と仲間は言うけれど、シャオチェンも医者になど行く余裕もないようです。(捕まる恐れがあるので)
「まだあと少し 殺す体力は残ってる―・・・」
シャオチェンがまだ殺したい人がいるというのがここでわかりますね。誰がターゲットなのでしょうか?
加賦・・・・???
ここで場面はかわりまた加賦サイド。
加賦はシャオチェンの背景を探っていたようです。謎に包まれた人物なのでね・・・。先代には話していたけれど、加賦自身はシャオチェンの事は知りませんからね。
そして加賦はシャオチェンが日本生まれだという事をここで初めて知ることになります。彼が自分たちの縄張りである新宿で生まれた残留孤児二世、名前は『後藤 允(まこと)』であることがわかりました。
今回はここで終わりです。
第2話の感想・まとめ
シャオチェンって肺に穴があいているって前回言ってたけど・・・・そんなに歩き回れるものなの?ちょっとここら辺も不気味ですよね。そのような体でまだ人を殺そうとするその気迫・・・・一体何が彼をそんなに突き動かしているのでしょうか。
梅崎組に恨みを持っている様子は第1話でわかってますが、まだまだその背後がしっかりとわかっていません。ここはきっと加賦ママがキーになってくるのかなと思います。
あと・・・・シャオチェンの雰囲気が今回と前章とではずいぶん違いますよね。前章(媚の凶刃2巻)は黒髪でやや長めの髪の毛だったのでなかなか一致しません。。。きっとシャオチェンにも悲しい背景があるのだろうと思うのですが、やはり怖い人物ですね。
最後,斧みたいなのを持って出てきてるけど・・・・誰を狙っているんでしょう(;´・ω・)
加賦ママ?
次回もハラハラしながら読み進めないとダメそうですね。。。う~ぅぅぅ・・・怖いよぉ・・・・・・・・。