【キスは番にひざまずく】は5話後編で完結しました。とてもギュっとなる最終話でした。
この作品はオメガバース作品でα×Ω。【運命の番】っぽい!?!?
【キスは番にひざまずく】作品紹介
注意ポイント
【キスは番にひざまずく】感想レビュー
1話
1話あらすじ
“運命の番”を夢見る伊織は『α喰い』として有名な女王様Ωのレオと出会う。フェロモンに抗えず、激しく彼をを抱いてしまい!?
そしてレオからは拒絶される伊織だけど「絶対に愛し抜くって決めてんだ」と言って・・・
感想
1話は出会い。あっという間に読み終わってしまいました。全48Pとは思えない程あっという間。なかなか引き込まれる絵柄に雰囲気。
この二人がどんな風にくっついていくのか楽しみになります。1話を読んだ時点では、ワンコ攻になるのかな!?という印象。
2話【前後編】
2話あらすじ
【勘違いか運命か】レオのフェロモンに逆らえず抱いてしまった伊織。真剣に告白するけどその後は拒否られてしまう。すると翌日、レオが伊織につっかかり「俺の身体に何しやがった」と言ってきて・・。
その後二人は伊織の家が経営するスーパーでばったり。父親からレオと彼が連れてた子供たちは施設の子だと教えてもらう伊織。
施設のある場所へ行くと子供たちが歓迎してくれる。最初は拒絶してたレオだけれど、子供たちと仲良くなっていく姿を見て少しずつ伊織への印象が変化していく。
そんな時、レオの友人である千歳からもう少し焦って無理にでも抱かないと大変な事になるよ?と忠告される。
感想
伊織とレオは確かに「運命の番」なのかもしれない。でもレオは頑なにそれを拒否しているの。それだけの理由が何かあるのだろうなと2話の前後編を読んで思いました。
ただ、女王様のようなレオだけれど子供たちにはとっても優しい人なのですね(⌒∇⌒)
それに・・・あんなに拒否はしてたけれど伊織と一緒にいるのは嫌ではなさそう。
2話で一番気になったのはラストの千歳の言葉で、無理にでも抱かないと大変なことになるよ?と。どういう意味だろう!!?!?
そして「レオを救えるのは君かもしれない」って・・・。謎謎謎です。
3話以降でこの言葉の意味がわかるのかな・・・。
3話
伊織の真っ直ぐな想いを否定しきれず、レオは少しずつ心惹かれ揺れていく。3話は冒頭から胸キュン。
レオは伊織と関係を持ってから他のαと寝ようと思っても、伊織以外の人が触れると気持ちが悪くてできなくなったらしい。
千歳はそれを聞いて病院へ行こうとレオに言う2う。しかしある日突然レオの体に異変が起き…!?
感想
比較的穏やかでキュンの多かった3話でした。伊織の純粋なところにレオも惹かれていってるのでは?と思うような場面がちらほら。
ただ千歳のセリフとかを読んでみると、、、レオは何か身体に問題を抱えているのかなと感じました。
ラストも急に倒れているし、まさか妊娠!?とか考えたりもしましたが・・・自衛してると言ってましたしね。なんでしょうか(´;ω;`)
あとはレオの記憶に指輪をした男性が出てきてました。これがかなり気になります。
ただ・・・その人が誰なのかはわからなくてもレオは伊織の事好きになってきているとは思うので今後が楽しみ。
それにしても!!!伊織になついてる莉音ちゃんが超かわいい!!!
3話では伊織の言葉がすごく響きました。運命じゃなくても残ったこの気持ちの方が大切。
心も俺の一部だから体だけが本能だというなら俺は本能に抗ってみせる「本能に抗って レオと恋してみせる」って!!!
そんな事言われたらズキュンでしょうよ~!!!
4話【前後編】
レオの幼少期、どうして施設にいるのかがわかります。
レオには零という親がいたようですが、αに騙されて多額の借金を背負ってしまいます。その返済のために体を売る日々。
番もちのΩが体を売る事がどれだけ過酷で残酷なことなのか・・・読んでて悲しくなるくらい。
ある日その父親は・・・レオを施設の前で待つように言って消えてしまいます。言われた通りにずっと待ち続けているレオがすごく健気で切ない。
そしてレオの身体の状態を伊織は知ることに。
レオは常に発情期のような状態で抑制剤なしでは外には出られない。その抑制剤もキツイものだから副作用もそれなりにある。
もともと抑制剤の主成分はαホルモンなので、抑制剤を飲むよりも副作用なしに大量にαホルモンを取り込む方法・・・そうアレです。
だからレオが誰彼かまわず寝てたというのはそういった理由があったという事がわかります。
ただここで、今のレオは伊織以外の身体を受け付けなくなってしまうという突然の体質変化が起こってしまった。
直接αホルモンを摂取できなくなったレオは薬に頼るしかなくて・・・倒れてしまったということのようです。
番を作るのが一番だと言われ、番になろうとレオに言った伊織だけれど・・・・
感想
色々と切ない4話でしたね(´;ω;`)ウゥゥ
レオの親の話もそうですが、千歳の話にもギュっときてしまいました。
千歳は自分がそばにいて支えたくてもΩの自分ではそれができないのだと・・・だから伊織に託すのがね( ノД`)シクシク…
本当は愛情深いレオ・・・幸せになって欲しいなってすごく思いました。
大好きな母親を奪ったα。。。。でもその嫌いなαがいなければ体がもたないという皮肉さ・・・レオが心をすり減らしていくのもわかるような気がしました。
そんな彼をまっすぐ見てくれる伊織が出てきて、彼によって救われてほしいです。
ただ・・・「番になろう」とレオに言った伊織だけれど「番」というのもレオにとっては苦しい思いをしてきた原因でもあるのよね・・・
だって大好きな母親が番ったαに騙されて最後は死んでしまったのだから。
「番になろう」というのはレオにとっては「死ね」と言われていることと同じとレオが言った気持ちもわかりました。
番はつくらないと言ったレオが今後はどうなるのか・・・すごく気になります。ここは伊織の気持ちの深さがレオを動かしていくのかもしれませんね。
結構この4話後編まで待った気がするので・・・早く5話が読めますように。
絵がきれいだな~ビッチ受かな!?と読み始めたこの作品ですが、色々と深いなと4話を読んで思いました。
5話【前後編】
あらすじ
レオに番には絶対にならないと拒否された伊織。どうしたらいいかと頭を抱えるも・・・あれから謝ることもできない状況で!?
お店に翔太・友哉が買い物に来ていて、そこでレオが体調悪いことを知ります。
なんだかんだで心配になり、レオのいる家へ行ったのですが・・・そこで感じたのはレオの発情の匂い。
自分を呼んでいるようなその匂いに・・・怖さを感じながらも足が進みます。
レオはというと、やはり発情期でした。そして他のαと同じようにすればいいと言わんばかりに誘うレオ。
でも伊織は・・・自分の気持ちをきちんと伝えます。
レオは【番】というものを信じられない、αを信じられないという気持ちをすごく抱えてはいるけれど、それでも本心では伊織を受け入れたいとも思っている。
気持ちが揺れ動くから消えて欲しいと伊織にいう。弱くなって何も守れなくなるからと。
でも伊織は・・・【レオが守りたいものは全部俺が守る】と言って・・・。とうとう伊織の気持ちに根負けしたレオ。
ここで伊織の気持ちを受け入れます。そして番に。
ラストはなんだかすごく大きな伊織のレオ愛で終わってます♪
感想
5話後編はモノローグが多めで、ほんとうにまとめ!という回でした。
レオが伊織と出会ったことで、今まで言いきかせてきたことが崩れていったのがよく解りました。
でも・・・それは根底では【番】や【運命】を信じたいと思っていたから打ち消すように反発してたのかな?とも思ったり。
それにしても!レオには伊織がいて本当に良かったなぁ~と思った前後編。
伊織の熱意が勝ったという感じでしょうか!?
5話は前半でもヒリヒリするような展開でしたが、後編で伊織の思いが届いて本当によかった。
番になってからのレオは・・・なんか表情まで柔らかく見えるのが不思議~。
ラストは伊織ならきっと・・・レオは幸せになるんだろうな~と思えますよね。伊織の執着というかしつこさは実証済(笑)なので、レオも心配しなくても大丈夫だと思います( ´艸`)
きっと・・数年経てば満たされたレオのできあがりなのでは!?と。未来は明るい!と思えるようなラストでほっこりしました。
まとめ
終わりましたね。レオの体質だったり、α不信みたいなところだったりハラハラドキドキするような展開が続きましたが・・・
伊織の一途さに救われたな~と思うようなオメガバースでした。
早くコミックスで通して読みたいです。描き下ろしとかラブラブな二人が読みたいですね!
あと・・・りおんちゃんがむちゃくちゃ可愛い♥癒しでした。
翔太友哉はβなのかなぁ!?この二人もけっこう素敵なカプになったりしないかな!?なんてすでにBL目線・・・・。
そのスピンオフで伊織・レオの二人もラブラブで~なんてのが読めたらすごく嬉しいなって思いました。
絵柄も綺麗で、テーマもスッキリしてるしごちゃごちゃしてなかったので読みやすかったです。
こういう【運命の番】というのは素敵だなって思いました。レオはお母さんの分まで幸せになって欲しいですね。
面白かったです。
こんな方におすすめ
- オメガバースで【運命の番】で繋がる作品が好き
- くっつくまで色々な問題や葛藤を乗り越えていく作品が好き
- 一途な執着攻が好み。
- α➨Ωの気持が強い作品が好き
- 切ない展開でラストはハピエンが好み
電子書籍
もっと詳しく
コミックス