ユノイチカさんの大人気ファンタジーBLコミックス『夜明けの唄』2巻の感想です。
1巻ではアルトとエルヴァの関係性、黒い海と覡・そしてアルトの力などが描かれていてさらに謎も。
色々と気になる1巻でした。2巻目はさらに黒い海の謎が明かされていくのでしょうか。
エルヴァとアルトの関係にキュン。ワンコのアルトが最高すぎる!!!新しい登場人物も☆
ここから下はネタバレ含む感想になりますのでご注意ください。
まず未読の人は1巻の感想も読んでみてね☆
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【夜明けの唄】ユノイチカ/BLコミックス・ネタバレ注意!感想/目が離せないファンタジー・救済LOVE☆
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【夜明けの唄2】の推しポイント
一番のみどころは、アルトとエルヴァの関係。アルトが成長したからこその感情と欲情。。。そういうのが描かれていました。
戸惑いながらもアルトを受け入れようとするエルヴァ。そしてエルヴァ自身も気持ちの変化が現れます。
やはりアルトが海に落ちた、というのが大きかったのではないかと思います。
そしてそのアルトは、西の覡であるマニエリに助けられていました。ここでマニエリという覡が登場したということは、彼も何かしら重要な人物になるのだろうと予想します。
1巻では・・・人と関わる事を諦めていたようにも思うエルヴァ。でも、アルトと過ごす8年の間にエルヴァの気持ちもかなり変わっていきました。
そして夜の海に出るバケモノたち・・・それらに関しては本当にわからない事だらけのようです。
1巻から引き続き領主の男が出て来ます。
その男性はエルヴァに酷い事を言ってたり。。。かなり怪しい。黒い海の事に関しても、彼は何かを知ってるようですね。
色々とまだまだ謎が散らばっている2巻ではありますが、少しずつ関連図が完成しつつあるのかな?と思いました。
【夜明けの唄2】あらすじ・ネタバレ感想
1話・あらすじチェックポイント
- 海に落ちたアルトは西の覡に助けられていた
- 新月の夜にはバケモノが出ないのでアルトを探しに行くエルヴァたち
- アルトは、黒い海にしても覡に関しても奇妙なほど情報が無いことを不思議に思う
- エルヴァに気持ちを伝えるアルトにエルヴァは。。。
- アルトは修道院を味方だとは思っていない(レティ・コノエも含む)
- バケモノの乗っ取りは「覡」を消す事が必要?
- 領主とエルヴァの関係
2巻のネタバレあり感想
2巻はさらに面白くなりましたね!まだまだ作品としては中間?か入り口なような気がしますが、黒い海のバケモノやそれを取り巻く関係図が徐々にわかってきてるのかなという印象です。
アルトは生きている
海に落ちたアルトは、西の覡に助けられる。(海岸に流れ着いたみたい)
彼はマニエリと言って、すごく髪の毛が長くかわいらしい子。14歳の時に覡になったということで、年齢はアルトと同じ年だけれど容姿は14歳のまま。
最初見た時に女性かと思って、アルトとこの子の話がちょっと入るのかとひやひやしてしまいました。
マニエリ自身も想いを寄せてた子が居たみたいですし、恋愛には絡んでくることはなさそうでホッ。
基本的に黒い海関連が難しいから、恋愛はアルトとエルヴァだけに集中したい~~というのが本音☆
でもマニエリ自身もずっと孤独に耐えてたのですね・・・アルトが手を握った時にすごく嬉しそうな顔をしていたのが印象的。
なんだか可哀想だな・・・と思いながら読みました。
マニエリはエルヴァとはまた違った性格の持ち主のようで・・・表情がクルクルかわって可愛らしいの。
マニエリには随分と墨痣が拡がっているけど・・・彼にも生き抜いて欲しいなと思ってしまいます。
新月と黒い海
これが謎なのですよ。なぜ新月にはバケモノが出てこないのでしょうか????
何かしら出てこれない何か?があるのか・・・気になります。
でもバケモノは乗っ取りもするので・・・人工的なものではなさそう。
修道院は敵か味方か
アルトもですが、かなり修道院が怪しく思えて来ます。
白い髪、おでこに紋が出て来た子を修道院に送るという慣習のようですが、そこで覡に洗脳に近いような事をしているみたいですね。
アルトは修道院は味方ではない、と判断したようです。これには理由があります。
黒い海やバケモノについて奇妙な程情報がない、意図的に隠されているのでは?ち感じたからのようです。
実際、修道院で話を聞こうと思ったアルトですが・・・うまくかわされてしまいましたよね。
レティとコノエは修道院から来ているので・・・必然的にアルトは彼らも信用してはダメ、という枠に入れたようです。
アルトの思い
無事にエルヴァと再会した時はギュギュってなりました。エルヴァの表情がなんとも言えない。
でも・・・アルトには彼が怒ってるように思えたようです。
実際は、怒っているのではなく心配で不安でどうしようもなく。。。見つかった時に緊張の糸が切れかかっただけだったのかも。
アルトと二人で話した時、エルヴァの目からは涙が出てて(T^T)
アルトの事になるとエルヴァも色々と感情が揺れ動くようですね。
でもお風呂場で。。。アルトが好きだと言ったエルヴァは『ただかわいいんだお前が』と言っているので、今回は恋愛という意味での好きではなかったかな!?
アルトの方は・・・エルヴァには俺がいる!ということでついに告白します。
黒い海の呪いで幼いままの自分。。。こんな俺を誰が愛してくれると?というエルヴァに『オレです オレが!愛しています』の流れは良かった~
胸キュンですよこういうセリフ。
アルトがやっと・・・やっと気持ちを口にしたなぁと。そして止まらなくなってしまったのがね。。。仕方ないですよね。
今まで抑えてきただろうし。
急にアルトが豹変してしまって、驚いたエルヴァは1度殴ってしまうのですが・・・きちんと説明してアルトを受け入れると言います。
このシーンハラハラしてしまって。
またすれ違うの!?と思っていたら、ちゃんとエルヴァが歩み寄ってて良かった・・・。アルトが部屋を出なくて良かった。
触れないという選択をしたアルトに・・・
エルヴァの小屋に戻ってきた二人。
そしてアルトは。。。。たまりにたまった気持ちを暴走させ、襲いかかった自分を悔いていました。
受け入れるとエルヴァは言っていたけれど、アルトは自分が許せません。
そこで考えた結果が(今のオレにエルヴァ様に触れる資格はない)ということ。はぁ・・・解るけども・・・
でもこの判断は。。。悪い事ばかりではなかったですね。
アルトが触れてこない事を今度はエルヴァが気にし始めます。
キスしてほしいと感じるまでになってて。。もう顔がにやけます。やはりエルヴァにとってもアルトはかけがえのない相手になってきてますよね。
領主シオン
こいつが本当に怪しい。
エルヴァとも知り合いで、エルヴァにはいい感情は持ってない様子。
まぁ今後もこのシヨンは出て来ます。
敵か味方か・・・
全く味方には思えないので、バケモノよりの方の人間かな?と思っています。
そしてそして・・・このシヨンの奥さんがアレですよ。アルト父の事を知ってる風な女性。
繋がっててびっくり。
アルトに会えるのをすごく楽しみにしている感じなのですが・・・ほんとまだまだわからない事だらけです。
黒い海のバケモノについて
今回は囚人の体をのっとったバケモノが登場してました。
かなり意味深なセリフも言ってたので、その後のために書き留めておきます。
1巻でアルトが助けようとした囚人・・・乗っ取られた人はアルトの名前は知らないはずなのですよ。
小僧とか言ってましたし。
なのに今回は覡についても詳しく、アルトの名前も知ってるの。
『西はそろそろ死にそうだから 東か南か・・・ 東はふたりいるからむずかしそうだ 南ーはアルトがいるから手が出せねぇ』
なぜアルトを知ってるの?
そしてなぜアルトがいたら手が出せないの?
気になる。
体を乗っ取るというのもはやり適合があるようですね。そして彼らが何を企んでいるのかはわかりませんが、それには覡様が邪魔だということがはっきりしました。
覡がいるとなぜ適合できないのかが謎ですけども。
バケモノは体を乗っ取ることで人との意思疎通が可能であるのだろうなと思いました。
この男・・・月を見ていたので、やはり月も関係あるのかも?しれません。
はぁ~まだまだわからない事だらけですね。
感想まとめ
2巻ではアルトが告白し、エルヴァもそれを受け入れたのが一番の進歩だったかもしれません。
アルトがエルヴァを好きな事を嫌がる女の子が出て来てますが・・・まぁアルトの眼中にはないでしょう。
修道院は・・・的か味方か。何となく味方ではなさそうだと思うけれど、バケモノ側からしたら覡が邪魔な存在とのこと。
とういことは・・・やはり修道院はバケモノに加担などはしていないということになるのでしょうか?
この島全体が何かしらの実験場にでもなっているのかもしれません。
アルト父がなんとなく怪しいような気がします。彼の父は何かしらの研究員とかそういうのでは?
でもそう思うと覡の存在は疑問符なので・・・違うか(~_~;)
なぜアルトは黒い海が平気なのか、なぜ彼は覡の墨痣を薄くすることができる癒しの力を持っているのか。
そしてこの墨痣はどのようなものに反応し拡がっていくのか。
呪いとは何なのか。
マニエリとエルヴァとでは広がりの速度が違うとアルトは感じています。何かしら精神的なものが作用しているのでしょうか?
早く3巻が読みたいです。
今のところ、fromREDで最新話が読めるので・・・単話で追っています。
今までちょっとコミックスの感想が遠のいてましたが、これからはコミックスの感想も書いていこうと思ってます(~_~;)
読んでるのですけどね・・・。
この作品にオススメの人
- ファンタジー作品が好き
- 謎があって徐々に解明されていくような、そんなストーリーが好き
- 恋愛要素ではブレがない作品が好き
- 一途なワンコ攻が大好物
電子書籍
単話・バラ
最新話が読みたい人は単話・バラ