宗純が向けてくる好意に・・・。戸惑いと嫉妬が混ざり合う新。
本当に楽しみにしていました!毎月毎月読めて幸せです~。そして今回もすっごく面白かったです(//∇//)
32Pという今回。。。これ本当に1チケでいいのだろうか?と思うほどの作品です。
コミックス版も絶対買いますよ!ウノハナさんの作品はほんとハズレないってくらい面白いですね。
気まぐれなジャガー 5巻のコミックス情報
ウノハナ/ジュリアンパブリッシング
内容紹介
「俺新が好きなんだけど分かってる?」高校生になり色気を増した椎名の自分への好意に戸惑う新。しかも嫉妬や羨望も混じり始め…【全36ページ】
気まぐれなジャガー5巻の感想は以下より。ネタバレ注意。
過去編第2話 ワンコな宗純がかなり可愛い。
さて今回の5巻も過去編です。まだこの2人がどうしてあんな関係になったのか・・・までは描かれていませんね。あの関係になるまで・・・なんとなくですが新たにもいろいろな葛藤があったのだろうなぁ・・・・と想像できる今回の5巻でした。
新が好きなものはなんでも知りたい
中学生の椎名(宗純)が相変わらずの可愛らしさ。ウノハナさんの大人っぽい絵柄も好きですが、今回の過去編のように学生の2人がとっても可愛らしくてキュンとなります。ウノハナさんに是非高校生BLも描いてほしいなぁとこの気まぐれなジャガー読んで思いました。
さてストーリーは相変わらず好意を隠さずにぶつけてくる宗純。
新が好きなものはなんでも知りたいと言います。
でも宗純も受験なのですよね。新はそんな宗純の勉強を見てあげているようです。
受験勉強を見ながら、新は思うのですよね。
何事も自分のものにするまで何度も何度も同じことを繰り返して自分の身体や脳に刻み込むのだと。。。ギターもそうだったし、それが普通だと思ってたと。
これはどうしてそんなことを思うかと言ったら、目の前に「天才」がいるからなのですよ・・・・。
「なぁアラタ これ終わったらギター弾いていい?」
宗純は先日、新にちょこっとだけ教えてもらった曲を聴いてもらいたいと言います。
「きっとびっくりするぜ」
自分には真似できない才能
勉強が終わり、約束通り新に曲を聴いてもらう宗純。
「それもう覚えたのか・・・?」
あまりの習得の早さにびっくりしてしまいます。というのもね・・・この曲を弾けるようになるまで新はすっごく苦労したようです。それをいとも簡単に、しかも耳コピでやってのけるのですから驚かずにはいられなかったようです。
「すげぇなお前 すげえ!!どうやって覚えたんだ!?」
最初はそんな風に言っていた新ですが自分が苦労した事と重ね、だんだんと気持ちも顔も暗くなっていきます。
(おれはこの曲をひけるようになるのにどんなにかかったか)
そして宗純な完全に耳コピでしたが、新は耳では難しい音があるので拾えなくて結局譜面を見て覚えたようです。
「なんで? 真似するだけじゃん」
天才の宗純はそう簡単に言うけれど、これはやっぱり天才くんの発言ですよね・・・。新のちょっと黒くなってしまう気持ちがわかります。
俺 新が好きなんだけど
この2人は大学受験と高校受験控えているのですよね。大学でもバンドするの?と聞く宗純に「うんやりたいな」と答える新。
そんな新にぎゅぅぅぅ~っと抱きつき「おれはそこに行けない」と。
付いていきたいけれどここら辺は年の差もあるし切ないですよね。ほんとこの時の宗純が可愛らしくてあの気まぐれさんは何処へやら・・・・です。この宗純があんなふうにフラフラとどっか行っては帰ってきて・・・というのが信じられないですね(//∇//)
新は宗純が自分に向けてくる好意にちょっと気づいているようです。態度を見ればわかるのはわかるけれど・・・新はそれはギターという新しい世界が刺激的で、ギターを早くに始めていた自分への興味をあこがれと勘違いしているだけだと思っていました。
「俺・・・アラタが好きなんだけど わかってる?」
「そりゃ ウザイくらい感じてる」
でも宗純はやっぱりわかってないとつぶやきます。あぁ・・・・・もう可愛すぎです。しがみつき方が本当に可愛くてやっぱり過去編面白い・・・・。
そして宗純は新に「一緒にセッションがやりたい」と言い出します。
新は高校に受かったらやってやると。ここら辺・・・扱いが上手でクスっとなりました(//∇//)
単純で可愛らしいですね。新もそんな風に感じているようです。
嫉妬
宗純が高校に合格し、その報告へ行く途中・・・新が女の子と一緒にいるとこにバッタリ。。。
ちょっともやっとしているのだろうなぁというのが無言なのに絵柄からも伝わってきます。でもそんな宗純も新に頭をグシャっとされたら顔真っ赤にして嬉しそう・・・・こういうところも可愛らしい。
でもやっぱり女の子と一緒にいたのが気に入らなかったのか拗ねて帰っちゃいます。でもねぇ新も女の子に指摘されていましたけど・・・そんな宗純のことが可愛くて仕方ないオーラ出まくりなんだそうです。
宗純の家に行く新。
「セッションしに来たぜ」
喜ぶかと思いきや・・・まだブスっとしている宗純(//∇//)
「・・・彼女? この間一緒にいた」
新はそれで怒ってたのか笑えんなと。はぐらかそうとしているのですが、宗純のなんか言いたそうな顔を見て「違うよ」と。
「ただのクラスメイト」と聞いた宗純は急に顔が変化します。もうこの顔がカワイイのなんのって。今回は椎名・・・宗純かわいい!って思う場面がいっぱいありました。
選ばれた男が目の前にいる
セッションをする2人。曲は新の作った曲のようです。
何度か聴かせてもらったから覚えたという宗純。弾いてみると・・・・わずかに宗純なりの「遊び」を加えた曲に。
(嘘だろ なんだこれ・・・自分の曲じゃないみたいだ)
ここらへんからは宗純の天才ぶりにちょっと嫉妬しているような新の心情が入ってきます。
そして・・・自分の曲なのに宗純についていくのがやっとだと。
(知ってる こんな物語の始まり)
ロックに興味のなかった子が近所のロック好きの平凡な男からギターを教わる「天才」の覚醒・・・・
「伝説」と呼ばれるミュージシャンのあるある話ではあるが、それは自分とはいつも遠い世界で自分ではない誰かだと。でも・・・そんな天才の男が、選ばれた男が目の前にいるのだと。宗純を見つめる新の目がちょっと怖いような、どんな気持ちで見つめているだろう?と思わされた終わり方でした。
気まぐれなジャガー5巻の感想・まとめ
先に始めた方が後から始めた人に越されていくのってやっぱりいろいろと思うところありますよね。これは知り合いから・・・・の設定ですけど新の感情ってなんかね・・・あとから始めたのにお兄ちゃんより上手くなっちゃう弟とか・・・有名になっちゃう妹とかわりといますよね。新の気持ちって、その兄や姉の気持ちに似ているのだろうなぁ?ってすごく思いました。
「天才」っているんですよねぇ・・・。なんて言うんでしょ、もうセンスと感覚で覚えちゃう子とか。
あとは努力でどこまでその才能を伸ばせるかなのですが、宗純は新に近づきたいがために努力したのでしょうね。
こんなに新、新の宗純ですが・・・ほんとにPegから遠ざかっている理由もギターをあまり弾かなくなった理由も知りたいですねぇ。何があったんでしょう・・・。突発性難聴が原因というのは半分なので・・・あとの半分。
気になるけどもう少しストーリーが進まないとわからない事かもしれませんね。次巻も過去編でしょうか。。。早く2人がどんな風に恋人になったか知りたいです。。。楽しみに待ちたいと思います♥