ずんだ餅粉さんの【暴愛フレンドシップ~オトモダチってなにするの?】の1巻~5巻の感想です。おそらくこの5巻が最終巻だと思います。
作品は、お化け先輩と呼ばれる目立たない男子が、ひょんなコトがきっかけで学校でも目立っている男の子(年下)と関係を結んでしまいます。そして今日から俺のセフレと言われて・・・
最初は特に愛のある絡みとかではないと思うのですが、巻を追うごとに後輩くんもどんどん惹かれていきます。
わりとキュン多めの作品でした!
暴愛フレンドシップ~オトモダチってなにするの?~【単話売】 現在5巻
関連作品
「おばけ先輩、メスの才能あるよ」
気弱で存在感の薄い弓鶴は学校でもいつも一人ぼっちで、周囲におばけ扱いされている。しかし、とあるきっかけからスクールカースト頂点に属するイケメン後輩・恭也が友達になろうと持ちかけてきた!?
ついに初めての友達が……! と喜んだのもつかの間、「ってことで今日から先輩はオレのセフレね♪」なんて強引にキスされて、さらには「今から抱く」とか言われてるんですけど!?
捻くれ性悪俺様男子×ネガティブ残念系男子の濃蜜エロきゅんスクールラブ☆
作品のポイント
年下俺サマ攻×影薄な先輩受
展開はわりとエロありき。
遊びからどんどん本気になっていくパターン
絵が丁寧でキレイ
感想は以下より。ネタバレ含みますのでご注意ください。
暴愛フレンドシップ~オトモダチってなにするの? ネタバレあり感想
こちらもお初な作家さんでした。バラ売り作品のいいところは、コミックスだったらおそらくこういった類いのタイトルだったり表紙は手にしないのですが・・・
気軽に読んでみようと思えるところがいいですよね。
設定に関しては、まぁ・・・・細かなこと気にせず読んで下さい・・・ですね★
登場人物の特徴
学園もので、先輩後輩BLになっています。
主人公はおばけ先輩と呼ばれいつもひとりぼっちな高校三年生、宮崎弓鶴(みやざきゆづる)。
そして相手は学校中で噂の高校1年生、橘恭也(たちばなきょうや)。
俺サマ年下攻に従順な受の組み合わせになっています。最初は遊び相手として扱っていた恭也も次第に先輩に好意を持っていきます。
話が進むにつれて二人の矢印が向かい合ったりそっぽ向いたり忙しくなるので目が離せなくなります。
トモダチはトモダチでも大人なお友達
この2人が知り合うきっかけになったのは、ぶつかった時に恭也が宮崎の筆箱を踏んでしまい、そのまま持ち去っていってしまったコト。
探しにきた宮崎に、「俺とトモダチにならねぇ」と恭也のほうから声をかけてきたのがきっかけでした。
友達が誰一人いなかった宮崎にとっては嬉しい言葉で彼は嬉しそうに返事をします。
が・・・・恭也の言うオトモダチとは大人なオトモダチのコト・・・・いわゆるセフレって意味です。
そのまま教室で・・・な展開には少し焦りましたが。。。エロを楽しむ作品だと思って読むと全然いけました。
いやいや宮崎・・・ちょっとは抵抗しようよ。。。初めてが教室って嫌じゃないの!?と思ったのですけどね(≧∇≦*)
今回の作品はおそらくエロメインな感じなのでその辺は納得して読み進めていかないと苦しいかもしれません★
でも、トモダチの意味はセフレでも学校ではちゃんと挨拶をしてきてくれたり、いつも一人だった宮崎にとってはすごく嬉しい存在になっているのは確かです!
ただのエロ売りマンガかと思ったらストーリー性もあった!?!?
エロは1話に1エロあるのですが、エロが売り!は変わらないにしてもきちんとストーリー性もあったので2巻からはぐいぐいと引込まれていきます。
恭也には何か心に深い闇があるというか・・・・。上辺だけの付き合いはうまくても、心からつきあえる友達というのはいないのだろうなぁと。
そんな彼が宮崎だけにはなんとなく素の自分を見せているのだなぁと感じるような場面がちらほらと3巻から出てきます。
わりとこういう場面はキュンときますね!
それは宮崎が恭也に対して特に自分の理想というか願望を押しつけるのではなく自然に隣にいるからだと思うのですよね。
あとは、過去の自分と友達が一人もいない宮崎とが重なった所もあったのかも。
子供の頃のツライ記憶で上辺だけの友達ならいらない、好意や信用もなにも役にたたないと考えるようになった恭也。
でも、宮崎と関わっていくうちにこういう気持ちが少しずつ変化してきたように思います。
変化していくのは恭也だけではなく、宮崎も。
彼は恭也と過ごすようになり、勇気を出してクラスメイトに話しかけたり変わろうと努力していきます。
結果、話すコトができるようになるのですが・・・・恭也は「友達になれれば自分でなくても誰でも良かったんだろ」と宮崎を突き放してしまいます。
難しい男ですね・・・(^_^;)
終盤は恭也に独占欲が生まれてきたと考えればしっくりいくかと。
宮崎にとっては、どれだけ友達ができようと恭也は特別なのにうまくそれが伝わらないのがもどかしいなと思う展開が続きます。
5巻はあっという間の卒業式
1巻が高校性最後の春がやってきたとあったので、5巻ではもう1年近く経っていることになるんでしょうか?
急に卒業式になってしまってえぇぇ?って驚きました。
4巻までの流れがなんか一度切れたような気がしたのがちょっと残念でした。
もう1巻増やして恭也が葛藤している場面だったりを入れたほうがすんなり入り込めたかな・・・と。
5巻はがらりと雰囲気が変わった気がします。(実際恭也の態度が違います)
5巻は5巻ですごくいいお話ですヨ。
エロもしっかりあって、2人ともが幸せそうで。
もったいないなぁと思ったのは、もう少しだけ恭也視点のストーリーが盛り込んであった方が読者的には恭也の気持ちの変化がわかってよかったのかな・・・・というところ。
あれだけ避けてた恭也が卒業式に自分のコトを話そうと決心するまでの過程とか・・・読んでみたかったです。
すごくいい終わり方だったのでちょっともったいなさは残りました。
感想まとめ
エロ多めな作品が好みな人はおすすめ。絵柄もキレイです。
そして年下攻・俺サマ攻が好きな人も★
尖ってる攻にはこういう受くんピッタリだよね!と思う組み合わせでした♪
やっと5巻でくっついた2人ですが・・・恭也って付き合ったらむちゃくちゃ相手を大事にしそうだなぁと思いました(*^_^*)
気になった方は是非!
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